What we do
ローツェは、ものづくりエンジニアの理想郷になりたいと願っています。
ローツェの主力製品は、半導体工場でのウエハ搬送装置。円盤状のシリコンウエハを手に乗せて運ぶロボットなどをシステム化。半導体以外では、ディスプレー用の自動化装置、ライフサイエンス領域での細胞培養の自動化装置など。
あなたとローツェ製品の間には、いくつかクッションが入ります。
あなたが使うスマホやパソコンなどのテクノロジー製品、テクノジー製品の心臓部に入る半導体、半導体の工場にてローツェ製装置が稼働、といった具合に。つまりB to B、しかも装置メーカーなので、消費者からは遠い。おそらく、業界の人しか知らないでしょう。しかも、日本の半導体産業は世界シェア1割で、ローツェの顧客も9割近くが海外。CMも広告もなく、知名度はなかなか上がりません。
そこで、ウォンテッドリーを利用して紹介させていただくことにしました。
装置の中のロボットを自社開発し、ロボットを制御するコントローラー・ソフトウェアを内製するため、機械設計(メカ)、電気設計(エレキ)、制御設計(回路)、ソフトウェア、メンテナンスそして生産技術など各種エンジニア領域のスタッフが集います。それぞれのエンジニアの持ち味が大切で、エンジニアの活躍が会社の競争力に直結します。
活躍といえば、私どもの製品は、幾つかの世界的な半導体メーカーの最新鋭ラインを中心に活躍しています。
24年4月テレ東京BIZ「知られざるガリバー」にてローツェについて放映されました。
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/gulliver/vod/post_294071
Why we do
「世の中にないものをつくる」
世間でいうパーパス(=目的?)を書きたいところですが、フレーズは手段が目的のよう。
前例のない製品をつくり出すこと自体が喜び。そして受け取った相手に喜んでほしい。他社と同じようなものを作っていては、エンジニアの志がみたされない、という感じです。
ローツェの顧客は、パソコン、スマートフォンなどの心臓部となるテクノロジーデバイス業界のフロントランナー。EVが普及し、AIが進化し、生命工学が未曾有の領域に入る社会を支えています。私たちは、彼らの製造システムに対して、オリジナルの技術で貢献をしてきたと自負しています。私たちの製品は、ある工程から次の工程までのつなぎ役として、余分な付着物をもたらさず、正確に安定して動いています。そうすることで、工場全体で、想定外の不良品発生や生産工程の停滞を防ぐことができる効果をもたらしています。
なくてはならない価値を、独自の視点と独自の工夫で開発すること、それ自体が、私たちのエンジニアのめざすものです。
社会の発展と革新の中核を技術の面から支える会社でありたいと思っています。
社会を支える技術の中で、自分たちの立ち位置を確かめながら。
大都会とは違い、情報に溺れない地方の町にて。
How we do
仕事を楽しめる環境をつくる
「個」を尊重し、個の活躍・成長が会社の成長につながるような姿を目指しています。そのために会社には文化があります。私なりに把握しているローツェの文化が現れている事柄を以下に記してみます。
(1)実際の製品の開発では、複数の専門領域からスタッフが集まり、自分の専門性をベースに意見を言い合いながらプロジェクトを進める手法をとっています。「専門」という言葉をよく耳にするので、専門家を尊重し、自分も専門家を目指そうという現れでしょうか。
(2)非効率が嫌い。同じ作業が重なったり、自分でなくてもできると感じる作業に巻き込まれるとストレスが増幅する人がそれなりにいます。
(3)一方で、少し時間が余分にかかる時もありそうなのですが、自分の頭で考えることを推奨しています。すぐにブレーンストーミングという進め方ではなく、まず自分の中で煮詰めてみよう、という風潮。
(4)長年、以下の仕組みが運用されています。
・プロジェクト立ち上げの時には、社内で手を挙げる機会を提供し、人を募ること。
・特許になる技術を推奨し、発明者には製品利益に比例した報奨金を提供すること。
(5)自然に囲まれた本社では、新入社員も役員も対等に議論できる雰囲気でありたいと考えています。たとえば、肩が触れるほどの満員電車で隣に気をつかうような窮屈さをあまり良しとしません。
(6)出張のときは、同僚とご飯を楽しむ。ふだんは車通勤で飲酒機会が少ないこともあるのでしょうか。海外出張では、仕事の後にグループの仲間と英語交じりでわいわいとご飯に行くことも。
自分の技術に自信を持ち、個人が積極的に挑戦してほしい、そんな想いが背景にありつつ、本質は楽しみながら、没頭して仕事ができること。一部の解釈を引用すれば、人が「フロー」*状態*で仕事ができるような環境づくりに近いものと理解しています。
*“Finding Flow” Mihaly Csikszentmihalyi(1997)