Sion Inc.は、音響プロダクト「シンギング・リン」を軸に、さまざまな業界とのコラボレーションや海外展開を進めながら、共鳴の輪を広げています。
「人・モノ・場所を調えて、共振共鳴が起きる世界を創る。」このビジョンの実現に向け、どのような取り組みを行っているのかーーその全貌をご紹介します!
Sion Inc.のビジョン
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Sion Inc.は「人・モノ・場所を調えて、共振共鳴が起きる世界を創る。」をビジョンに掲げ、事業を展開しています。
このビジョンの実現に向け、音響プロダクト「シンギング・リン」を世界に広げていくことを進めています。シンギング・リンは、伝統工芸と音響理論を融合した楽器で、耳や皮膚を通じて心身に働きかけ、リラックス促進や睡眠改善などの効果が科学的にも実証されています。
こうした音の特性を通じて、人や空間が自然と調っていく。その連鎖が広がれば、個人の心身の健康はもちろん、職場や学校、家庭といった身近な環境もより良い方向へと変化すると考えています。私たちは、音を通じて得られるこのポジティブな変化を、より多くの人が日常的に実感できる社会の実現を目指しています。
ビジョン実現に向けた4つの方針
私たちは、この壮大なビジョンを実現するため、以下の4つの方針をベースに事業を推進しています。
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①多様な業界とのコラボレーション
②コミュニティ形成と人材育成
③海外への事業展開
④製造基盤の強化
ここからはそれぞれの詳細や具体的なアクションを紹介していきます!
①多様な業界とのコラボレーション(音のチカラを、あらゆる業界の当たり前に)
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よりシンギング・リンを広げていくために、これまで注力していたtoC領域のみならずtoB領域への普及を推進しており、活用領域はいままさに広がり続けています。具体的には、ヨガやフィットネス、観光、宿泊、医療、教育など、あらゆる業界とのコラボレーションが進行中。
今後もこれまでになかった新しい“音の価値”を届けるプログラムや事業を生み出していく予定です。2003年の創業から今日までに培った土台があるからこそ、まだ誰も気づいていない“音×◯◯”の可能性を、メンバーそれぞれのアイデアを活かしながら追求していくことができています。
具体的なアクション
◼︎業界に応じた“音の活用法”を企画する
ヨガ、ホテル、医療、教育など、業界ごとにシンギング・リンの強みを活かしたプログラムを開発・提供。例えば「音×ヨガ」「音×サウナ」「音×睡眠改善」「音×リゾート施設」など、既存のサービスに新しい価値を加える企画を各地で展開しています。
▼コラボレーションを一部ご紹介します!
パソナグループが展開するウェルネスリトリート事業の中のひとつである淡路島のリゾート施設「禅坊 靖寧」にシンギング・リンを導入いただいた事例
◼︎現場での実証・パートナー連携を進める
企業やリゾート施設、教育機関など、導入先の現場と連携しながら、実際の効果を検証し、フィードバックを元に改善を重ねます。こうした企業や団体との共創を通じて、業界に根付く“音の新常識”を生み出しています。
◼︎企画から運用まで“まるっと”仕組みにする
ただ提案して終わるのではなく、研修や導入マニュアル、担当者向けのサポート体制まで含めたパッケージを用意することを大切にしています。多様な業界において、スムーズに“音を活かす仕組み”が浸透するよう、企画・実装・定着までを一気通貫で支援していきます。
②コミュニティ形成と人材育成(音のチカラを学べる土壌をつくる)
音の価値が社会に根づいていくには、その魅力を伝え、日常の中に届けていく“担い手”の存在が欠かせません。Sion Inc.では、公認インストラクターやセラピスト・パフォーマーの育成に取り組みながら、シンギング・リンを手に取った人たちが、無理なく、そして自然に繋がれるコミュニティづくりを大切にしています。
コミュニティを通じて専門的な知識と実践力を育むだけでなく、地域ごとに小さな“拠点”が生まれていくような感覚で、仲間が広がっていく――そんな仕組みが少しずつ育ってきました。
イベントやツアーの開催、SNS等を活用した発信、日々の交流の中から、「音を奏でる」ことが「仕事になる」「誰かの役に立つ」という可能性に変わっていく。このプロセスそのものが、醍醐味でもあります。
具体的なアクション
◼︎音のチカラを届ける人を育てる仕組みづくり
シンギング・リンを使って人に価値を届けられる人を育てるために、公認制度と教育プログラムを独自に設計。基礎から応用まで学べる内容になっており、終了後には講師やセラピスト・パフォーマーとして活動できるようサポートしています。
◼︎仲間とつながる“場”を全国に広げていく
*公認同士が交流し、刺激し合える場づくりにも注力。定期的な勉強会やイベントを通じて、仲間と出会い、共に成長できる環境を整えています。活動の継続にもつながる「つながり」が育ちはじめています。
|*公認:講座を卒業後、試験を受験して認定を受けた方々の総称
◼︎広報とプロデュースで、活躍の場を広げる
公認の活動を広く届けるため、SNSなどを活用した情報発信・マーケティング活動、イベントとの連携なども積極的に行っています。講座やパフォーマンスなど、リアルな場での実践機会も創出し、音響療法に関わる一人ひとりの挑戦を後押ししています。
◼︎体験を“はじめの一歩”に変える企画づくり
世界遺産での演奏やチャリティイベントなど、非日常の体験を通じてシンギング・リンの魅力を届けています。その体験をきっかけに「自分もやってみたい」と思ってもらえる導線を設計し、新たな担い手との出会いを生んでいます。
③海外展開(世界中に音のチカラを広める)
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日本はもちろん、今後は海外でもシンギング・リンの普及を一層進めていく方針です。現在は、拠点があるオーストラリアを起点に英語圏やフランスなど、国境を超えて“音響療法”という概念を広めていくフェーズに突入しています。
大切にしているのは、“ビジネスとして広げる”のではなく、“共感によって広げる”こと。現地に根ざす日系ネットワークとの連携や、現場で実際に体験した人たちの声が、次なる広がりを生み出しています。第二創業期を迎えた今だからこそ、日本国内外で新たなマーケットの開拓に挑戦できる環境があります。
具体的なアクション
◼︎共感から始める“海外展開モデル”を育てる
オーストラリアやフランスなど、海外の現地でシンギング・リンを学んだ人を起点に、広がる仕組みの構築を進めています。特に日系ネットワークとの連携を通じて、“共感ベース”で広がる海外展開を目指します。
◼︎海外イベント・フェスでの発信を強化する
海外の文化イベントや展示会(ジャパンフェスティバル、今後の万博など)への出展を通じて、音の価値をダイレクトに届ける場を増やしていく予定です。
◼︎海外への受発注・発送体制なども整備
国際発送や多言語対応の受発注体制を整備してゆき、単なる拠点づくりにとどまらない、“届けられる・広げられる”体制としての基盤も強化しています。事業スケールのための裏側の仕組みづくりも進行中です。
④製造基盤の強化(音のチカラを持続的に届け続ける)
ビジョン実現のためには、安定してシンギング・リンを製造していくことが必須です。伝統技術を活用した手法で製造される楽器であるため、その技術を絶やすことなく、なおかつ品質を下げずに継承していくことが大切だと考えています。
伝統を“守る”だけでなく、“活かして広げる”挑戦。サプライチェーンの先頭から価値を再設計し、世界に届けるインフラを創っていきます。
具体的なアクション
◼︎伝統技術を次世代へつなぐ仕組みをつくる
鋳物や漆など、日本の伝統工芸を活かした製造技術を、若手職人に継承するための仕組みを構築中。教育機関との連携も視野に入れ、技術と文化の持続可能性を高める動きが進んでいます。
◼︎職人が誇れるものづくりを支える
生産単価や報酬の引き上げ、安定的な受注体制を整えることで、職人のみなさまが誇りと安定を持って取り組める製造環境を目指しています。シンギング・リンが作り手からも選ばれる存在になることを大切にしています。
ビジョン実現に向けて

私たちSion Inc.は、シンギング・リンという唯一無二のプロダクトを軸に、音響療法を広げていくための土台、すなわち、「0→1」の立ち上げフェーズを築いてきました。いま私たちは、その先にある「1→100」、つまり音響療法やシンギング・リンを“さらに世の中に広げていくフェーズ”に本格的に踏み出しています。
ただ、ここから先は、道なき道を進む挑戦の連続です。企業やリゾート施設、教育機関、医療機関など導入先ごとに異なるニーズを捉えたプログラムの企画、海外展開に向けた仕組みづくり、職人文化とつながる製造の再設計、SNS等での情報発信やマーケティング、ブランディング、イベント企画……そのすべてが、現時点では未完成であり、だからこそ可能性に満ち溢れていると考えています。
私たちが掲げるビジョンを達成していくためには、「アイデアを形にし、実行まで推進できる人材」が足りていません。求めているのは、“やることが決まっている”プロジェクトをこなす人ではなく、“やるべきことを自ら見出し、仕組みに変えていく”仲間です。
まだ誰も踏み出していない市場。まだ誰も気づいていない価値。
その余白にこそ、企画や事業づくりの醍醐味があります。
「自分がSion Inc.を動かすんだ」という主体的な意識を持つ方と一緒にこれからの未来を描いていきたいと考えています。ぜひあなたの力を貸してください!