コンサルティングという仕事には、典型的な型があります。現状を分析し、課題を整理し、打ち手をまとめた提案書を納品する。そこで契約は終わり、実行は会社に委ねられる。
私たちは、この型を選んでいません。
中堅・中小企業の経営課題の多くは、「何をすべきか分からない」ことではないと考えています。打ち手は、たいてい既に存在しています。難しいのは、それを日々の業務の中で実行し続けることです。月次の数字を締める。資金繰りを更新する。計画と実績の差を見て、次の一手を打つ。どれも一度やれば終わりではなく、続けてこそ意味を持つ仕事です。
だから私たちは、外部CFOとして月次の会議に入り、計画が現実になるまで手を動かし続けます。
事実と数字で、認識を合わせます
「順調です」「もう少しで終わります」。この種の言葉は、言った側と聞いた側で受け取り方がずれます。
私たちは、社内でも、お客様との間でも、認識合わせを数字で行います。何がどこまで進んでいて、あと何が残っているのか。数字にすると、ずれた瞬間に気づけます。気づけるから、早く直せます。
これは相手を詰めるための作法ではありません。ずれたまま数ヶ月進んでしまうことのほうが、はるかに苦しいからです。
当たり前を、当たり前に
採用でいちばん重視しているのは、派手な実績ではありません。挨拶をする。報告・連絡・相談を欠かさない。期日を守る。この3つです。
地味に見えると思います。ただ、経営の意思決定に関わる仕事では、この基本がそのまま信頼になります。約束した期日に資料が出てくる。悪い情報ほど早く上がってくる。その積み重ねの先にしか、本音の相談は生まれません。
道具は、遠慮なく使い倒してほしい
AIも、有料のツールも、会社が用意したものは遠慮せずに使い切ってほしいと思っています。
手を動かす時間を削って、人にしかできない判断に時間を使う。そのための投資なので、使わないほうがもったいない。使っていいかどうか迷う場面があると思いますが、基本は使う側に倒してください。
スキルより、姿勢を見ています
専門知識は後から積めます。入口の段階で財務の専門家である必要はないと考えています。
それより大切なのは、判断を仰ぐ前に自分で状況を整理し、意見を添えて持ってくること。丸投げは、相手に全部やらせるのと同じです。分からないことを分からないと言えること。やり切ったうえでの結果なら、引きずらずに次へ切り替えられること。
そういう姿勢のほうが、後から効いてきます。
いまは、創業期です
仕組みも、文化も、まだ固まりきっていません。
正直に言えば、これは大変さでもあります。整った環境が用意されているわけではないので、自分で形を作る場面が何度も出てきます。ただ裏を返せば、これから作るものに関われるということでもあります。
私たちが目指しているのは、コンサルの域を超えて、中堅・中小企業の「経営インフラ」になることです。一度きりの関わりではなく、経営に組み込まれて機能し続ける存在。そこへ向かう途中に、いま立っています。
おわりに
提案で終わらせず、現場に居続ける。数字で認識を合わせる。当たり前を外さない。
派手さはないと思います。ただ、経営者の隣で、結果が出るまで一緒に走る仕事です。
興味を持っていただけたら、一度お話ししましょう。