私たちは、ITデバイスおよびSaaSの統合管理を行うクラウドサービス「ジョーシス」を開発・提供するスタートアップです。
2021年9月にサービスをローンチして以来、約2年で売上成長率10倍を達成。現在も海外のユニコーン企業に匹敵するスピードで急成長を続けています。そんなジョーシスでは、事業成長にあわせて組織も拡大しており、新しい仲間を積極採用中です。
今回は、マッキンゼーに勤めた後、インドネシアのオンライン学習サービスをゼロから立ち上げた経験をもつ、Head of BizDevの船瀬悠太(ふなせゆうた)にインタビュー。入社の決め手や困難に対するマインド、ジョーシスだからできる仕事のやりがいなどを紹介していきます。
入社の決め手は「“Day1からグローバル”な環境」と「代表の突出した海外への本気度」
── はじめに、ジョーシスに入社するまでのキャリアを教えてください。
船瀬:マッキンゼーで4年間コンサルタントとして働いた後、グローバルな事業会社に関わりたいという想いから「Quipper(クイッパー)」へ転職しました。Quipperは、株式会社DeNAの共同創業者である渡辺雅之さんが英国で立ち上げた会社であり、学校教育向けのオンライン学習サービスを提供しています。
私はQuipperインドネシアの共同代表として、ゼロから事業の立ち上げに参画しました。2015年にはリクルートの完全子会社となったことで、営業や組織マネジメントなど大手企業のノウハウに触れる機会に恵まれ、通常のベンチャーでは経験できない7年間を過ごしました。
グローバルな環境で事業会社をゼロから立ち上げた経験は、ジョーシスでのHead of BizDevのキャリアにも活きています。
── 大きな事業の立ち上げを経験した後、ジョーシスへ入社を決めたポイントは何でしたか?
船瀬:私がグローバル展開する事業に求める条件にマッチしていたことです。
Quipperを退職した後、国内向け事業を展開するスタートアップに所属していました。しかし、もう一度世界を舞台に事業を展開する企業に関わりたいと思い始めて。当時からよくメディアでも見かけていたジョーシスが、シリーズAで総額約44億円の調達をしたときにウェビナーを開催するとのことで、参加してみたのです。
インドネシアでの事業経験から、次にグローバル事業に関わるなら「創業メンバーがグローバルである」「代表が突出して海外へこだわりがある」ことが絶対条件だったので、ウェビナーでCEO松本の話を聞いたときに「あ、ぴったりだ!」と感じましたね。共同創業者がSanjay Rajasekharであることも、創業の“Day1からグローバル”を前提にしていると確信した要因です。
さらに、ジョーシスのビジネスモデルにも魅力を感じました。今課題に対してのソリューションは世の中にたくさんありますが、難解なものはいまだに解決されずに残っています。
しかし、ジョーシスが提供する「ソフトウェア×オペレーション」には、まさにその難解な課題を解決する可能性を秘めていると感じています。
お客様の課題の本質を見極めたり、チームをつくりあげたりするのは大変ですが、複雑性があるからこそ、達成できれば今までにない価値を創出できる。ジョーシスのビジネスモデルは、競争優位性を構築できると確信したので入社を決意しました。
お客様の業務に入り込むからこそ、社会的価値を実感できる業務
── 現在担当されているHead of Biz Devとしてのミッションや業務内容について教えてください。
船瀬:ミッションは、ジョーシスの第二の事業の柱であるアウトソーシングサービス事業を展開・拡大していくことです。顧客のニーズや規模に合わせて最適な提供方法を設計しています。そして、それを日本で型化して、グローバルに普及できる汎用性が高いサービスをつくるところまで見据えています。
そのもとでの私の業務は、ジョーシスが提供するITアウトソースサービスの事業責任者として、サービスの価値を最大化するための事業開発を担うこと。
かなり業務が幅広く、私自身が直接お客様と向き合う機会も多いですし、サービス提供業務を担うメンバーのマネジメントもHead of Biz Devの大事な業務の一つです。また、お客様との関わりのなかで新しい事業やサービスの種を見つけ、企画から戦略立案、実行までも担当しています。
── 多岐に渡る業務を担当されるなかで、特に印象に残っているエピソードはありますか?
船瀬:サービスメンバーの対応でお客様の反応が変化したことです。もともとは必要最低限のやり取りしかない関係性のお客様だったのですが、メンバーが丁寧に受け答えしてくれた結果、コミュニケーションに親しみが込められるようになり、最後には感謝の言葉までいただきました。
私たちはお客様の業務の中に入り込んで仕事をするため、お客様の困りごとや大変さが痛いほどわかるんですよね。ITアウトソースは手触り感のある仕事で、現場のリアルな空気を感じながら、メンバーが自分ごととして業務に取り組んでくれた結果が、お客様の態度変容にもつながったのだと思います。
── 素敵なエピソードですね!
船瀬:ありがたいことに、他にもお客様からもポジティブなコメントをいただくことが多くて。情報システム部門の業務は複雑で、対応に時間を要するため、担当者にはかなり大きな負担がかかります。私たちはそこに貢献できるサービスを提供していることから、事業性へ共感してくださるお客様が多いです。
みなさんの声を聞いていると、ジョーシスが提供するサービスには、私たちが想像している以上の社会的価値があるのだと実感します。
── 反対に、働いていて辛かったことを教えてください。
船瀬:担当業務が多岐に渡るため、入社直後にパンク寸前になったことがあります……。
0→1をつくる業務をしながら、品質を保つためのサービスも考えて、資金調達も行っていた当時。それぞれに脳の使い方が異なるものを同時進行で進めることが求められるうえに、Biz Devの業務自体も初めてだったので苦労しました。
── どのようなマインドで困難を乗り越えたのでしょうか?
船瀬:「手を動かせば、物事は確実に進んでいく」と考え、行動量を大事にしました。どれだけ小さくても、行動さえすれば状況は昨日より絶対に良くなっているはずですから。
インドネシアの事業立ち上げ経験もかなりハードだったので、困難があってもいつか解決できる日がくると確信が持てました。
また、厳しい状況にいるときこそ、楽しむ気持ちを忘れないようにしていますね。会社の成長を大事にしつつも、今ある機会をどう自分に活かせるかを考える。課題があったほうが燃えるタイプでもあるので、会社の環境を最大限活用しながら、自分自身のスキルアップにつなげていくマインドを常に持っています。
── 現在のポジションで、どういったところにやりがいを感じますか?
オールインワン型のITオペレーションサービスに挑み、次世代の働き方に対する価値提供ができるところです。
働き方の変革期を迎えている今。コロナをきっかけにリモートワークが一気に広がり、越境採用も増加しています。柔軟なワークスタイルが実現された一方で、ITアウトソースやITデバイスの調達・管理が課題として浮上しました。
この課題を解決できるのがジョーシスのプラットフォームであり、誰も挑んでいないこの領域に挑戦して、新たな働き方を創造していけることにやりがいを感じます。
今後日本から海外へと展開していく過程では、質の良いプロダクトの開発、協力してくれるパートナー探し、オペレーションの改善など、いくつもの壁を乗り越える必要があります。そのすべての過程に関わりながら、将来を見据えた事業戦略をしていくことが、Head of Biz Devである私の大切な役割です。
ジョーシスは有言実行できる人が集まるプロフェッショナルチーム
── ジョーシスで活躍するメンバーの共通点を教えてください。
船瀬:「オーナーシップ」を持っていることでしょうか。提案して任されたとしても、実行できるだけの準備ができている人が活躍している印象です。
スタートアップでは、リソース不足で実行までできないパターンがよくあります。ただ、仮にそうであっても、有言実行できるかどうかが鍵になります。環境としては、それぞれの担当領域でできることに向き合った結果、組織体になっているプロフェッショナルファームに近いイメージです。
また、専門性が高い分野はリソースが不足するので、個人でカバーが難しい場合は他社のパートナーにうまく協力をあおいで一緒に実現する力も必要です。そういう意味だと、リレーションを構築するための行動量が多い人も活躍していると思います。
── 入社してわかったジョーシスで働く面白さは何でしょうか。
まだまだ創業期であるため、事例が少ないなかで手探りで進めなければいけない、この複雑な状況に面白さを感じます。
アイデアベースで止まっている事業開発やビジネスの種もありますし、パートナーとの関係性も今後どんどん広げていく予定なので、まさに0→1だらけです。戦略を立てるところから関わり、とにかくPDCAを回しながら事業を育てていけるのは、今のフェーズでしか得られない経験ですね。
とはいえ、目の前のことだけに没頭していては、会社がどこを目指しているのか見失います。常に未来を描き、同時に戦略も考えながら自分の手も動かす必要がある。例えるなら、木と森をずっと往復しているイメージなので、常に脳がフル稼働しています(笑)。
今日が1番若い日。挑みたい気持ちが少しでもあればジョーシスへ
── 今後、ジョーシスで実現したいことを教えてください。
船瀬:ITアウトソーシングを世界中で展開している事業にしていくことです。世界中のどこで働いていても、デバイスや雇用者のアカウント、ツールの管理が簡単にできて、セキュリティ上のリスクも最小化されている。そんなITアウトソースオペレーションの仕組みをつくっていきたいです。
現在地からはまだまだ遠い道のりではありますが、「ソフトウェア×オペレーション」は誰もやっていない挑戦で、かつ社会に価値提供できると思っているので、とてもワクワクしています。
── 最後に、将来のジョーシスメンバーへメッセージをお願いします。
船瀬:では、ジョーシスに入社することの魅力を2つお伝えします。1つ目は、大きな社会課題の解決につながるサービスに携われること。ジョーシスはSaaS×アウトソース事業で世界を変えようとしています。
日本の生産人口が減少していくなか、ITデバイス管理の負担増加は情報システム部門だけでなく、企業全体の問題になりつつあります。だからこそ私たちは、その課題を解決するために「ジョーシス」のサービスをより大きくしようとしています。
2つ目は、日本発のソフトウェアで、かつグローバル展開している日本唯一の企業で働けること。こんな機会は待っていてもめったに訪れません。誰にとっても、今日が一番若い日です。挑戦したい気持ちを少しでも感じたなら、ぜひ飛び込んでみてください。ジョーシスでお待ちしています!