谷 将志
COO / ビジネスコンサルティング部
2017 横浜国立大学 卒業
2017 アクセンチュア株式会社 入社
2020 レモンタルト株式会社 創業
── 入社までの経歴と、創業までの経緯を教えてください。
社長の武村とは、横浜国立大学の同期で同じゼミに所属していました。ゼミのテーマはデータサイエンスで、当時から定量的に物事を捉えるアプローチに関心がありました。私はその後、アクセンチュアに入社し、コンサルタントとして3年半勤務したのちに、レモンタルトの創業に参画しました。もともといつか起業したいという気持ちを持っていたので、武村が会社を作るにあたって、一緒に創業に加わった形になります。
アクセンチュアでは、大手Webサービス企業の業務支援を担当していました。デジタル領域の先進的な企業で、エンジニアも多数在籍していましたが、一方でサービスの数が多く、一つのユニット内でも全体を横串に見ることが難しいという課題がありました。私は、そうした各サービスの開発の優先順位付けや整理、それらの管理業務の改善支援といった役割を担っていました。
ちょうど私が大学生だった2012〜2013年頃は、「ビッグデータ」という言葉が急速に広まり、「データで世の中が変わる」という空気が強くありました。ゼミを選んだのも、アクセンチュアを志望したのもその影響です。ITコンサルタントという職業を通じて、IT領域の経験を積める環境を求めていました。
── 起業・現在の仕事について教えてください。
現在は、ITコンサルタントとして、開発プロジェクトの実行支援の役割を担っています。具体的には、クライアントの課題を整理し、プロジェクトの目的を明確にしたうえで、進め方やスケジュールを設計し、必要なタスクや体制を構築していきます。そこから、エンジニアやデザイナーと連携しながら、実際のアウトプットに落とし込んでいくというのが主な役割です。
直近は、サービスや業務システムの開発において、ビジネスサイドのゴールと技術領域の橋渡しをしながら、ROIを最大化させるプロダクトマネジメントのような役割を担うことも多いです。
技術の発展によりデジタルでできることが飛躍的に増えているので、デジタルを切り口に経営領域から業務改善、新規サービス開発など、プロジェクトの幅が広がっていると感じています。
現状の課題や将来への展望を教えてください。
クライアントの課題解決にデジタル技術が不可欠ですが、まだクライアント側でもそこまでの手段がないのが現状ですし今後も自前で人材をそろえることは難しいと思います。たとえばある自動車メーカーのDX部門もエンジニアがいるわけでなく、デジタルでのソリューションを外部に頼らざるをえないのが実態です。そのうえで様々なSIerなどの会社があり、コストの妥当性や成果の見方などもクライアントにとって見えずらい世界でもあり、手探りなのが現実です。だからこそ我々は具体的なコストの正確性と成果の確認を行うことで信頼を得て成長したいという考えです。大規模なSIerやコンサルタントファームと比較していただき、我々ならではの存在感を示していければと思います。
個人的には売り上げを伸ばすことは結果的に仕事の質と量が認められた結果なのでそこにはこだわっていきたいと考えています。クライアントのDX部門も経営に重要なカギを握る役割が強くなっています。またクライアントはグローバルで商売をしている日本企業でもあり、我々と共にデジタルという取り組みを通じてクライアントが新たな事業領域を拡大し、経営的にも大きく成長するお手伝いをしていくことにやりがいを感じています。
また最近ではいわゆるクライアントの営業部門だけではなく製造や開発といった領域までDX支援の幅が広がっていて、今後お手伝いできる領域が拡大するであろうなかで、継続的な協力関係が広がっていく可能性を強く感じています。
いろいろな日本の大企業がいい方向に成長するお手伝いがしたい。「その会社を良くしたい」を本心から思っています。また我々の成果を聞いた新たなクライアントが増えていくことでレモンタルトをさらに成長させたいと真に思っています。
どんな仲間に来て欲しいですか?
20代はある意味ボーナス期間でもあり、変化が激しい中で一番成長できる大事な時期です。レモンタルトで様々な経験をする20代は楽ではないかもしれませんが、チャレンジする中で大きく成長できる機会を得ることができると思うのでそういう「意欲」のある方に我々の仲間になってほしいと思います。大手のSIerやコンサルとは違い、小さい我々は大きなクライアントのとても近いところにいるので、より成果を分かち合えたり、大きな仕事をしている醍醐味も味わえるのも楽しいと思います。