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業務理解が成功の鍵!ある開発から学んだ事 2

頼れるのは「ヘルプ」のみ!何回も読み込んで使い方を覚える

自分自身が初めて使うツール(連携ツール)を使う事となりました。それはつまり「雰囲気わかるけれど、細かい使い方が分からない」状態です。さらにこのツールに関しては当時頼れるのが「ヘルプ」のみ(※ほぼネット上に情報がでていない)でした。仕方ないので、ひたすら「ヘルプ」を読んで自分で学習する。そんな手探り状態にも関わらず、数か月以内で連携ツールの開発を完了させる事が求められていました。勤怠システムとの兼ね合いもあったので、一切の遅れが許されず…地獄でした。ただ「ヘルプ」の読み込みを必死で行った結果、後半になると「何ページ目のあそこのこの内容があった」と暗記しているぐらいになり、開発・導入作業自体は比較的スムーズに進める事ができました。

運用開始日前日!給与計算が合わず担当者に怒られまくった深夜2時!

「ヘルプ」を読み込んだおかげで何とか期限内に開発を完了する事はできました。しかし事件は運用開始日前日に起こります。テストに不備があり、給与計算が合わないという事態が発生。深夜2時、給与担当の人にかなり怒られました。起こった現象としては四捨五入(切り捨て、切り上げなど)の設定をしなかった為、1円ずつ少なくなっていく現象が起こっていました。ちなみに給与だから1円でもズレると凄く怒られますので(そりゃそうですよね)、全国の会計システムを担当している皆さんはご注意ください。

深夜2時に怒られたり、そこから修正したりを繰り返し、なんとか会計システムの運用は開始となりました。

「勤怠・会計連携ツール」開発を通して学んだ!「業務理解」の重要性

給与計算が合わなくなったのは「業務理解が不足していた」事が反省点としてあげられます。当時の私は会計システムにおける、1円ズレの重要性が全くわかっていませんでした。そしてここで身に染みたのが「業務理解の重要性」です。そして「業務理解」をしっかりと行う為には業務要素を分解する事が大切です。

「業務要素を分解する」とは例えば接客業の場合

〇接客する

これでは足りないです。

ではどのようにしていくのかというと、

〇接客する
・接客後、情報をAシステムで入力する

〇見積もりをとる
・見積もりをとるためにエクセルを使る

〇チケットの手配をする
・手配をする為にシステムを使う…

このようにひとつひとつ細かく分解していくと、全体を把握できるようになります。特に自分の未知の分野を担当する際は、しっかりと全体を把握していないとどこかで必ず漏れが発生し、あとで見つかってリリースが遅れたり、当日システムがきちんと動かなかったりという事が起こります。

おわりに:システム開発で大切なこと

システム開発で必要なところは、システムそのものの理解に加え、業務の理解です。顧客体験をしたり、詳しい人に聞いたりと自分でアプローチをしてまず、業務の理解をしていきましょう。業務を理解したら、今度は上記の「業務要素の分解」を行いどこにどうツールを入れれば最適化できるのか、また導入作業時に留意する事などをしっかりと考える必要があります。ここまでしっかりできると、システムの導入はスムーズにできると思われます。

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