「彩莉ちゃんってすごいね。」
「いやいや、私なんて。それより○○ちゃんは?」
昔の私は、この返事が当たり前でした。
褒められると、すぐ自分を下げる。
話題が自分に向くと落ち着かなくて、気づけば違う人に話を振る。
自分より周りが目立った方が、居心地が良かったんです。
でも最近、褒めてもらった時にまた同じように返そうとした瞬間、ふと思いました。
「あれ、私また自分のこと下げてる。」
今まで当たり前だったことが、その時初めて少し違って見えました。
思い返すと、私は昔から目立つことが苦手でした。
目立つと敵を作りやすい環境だったからです。
だから自然と、「前に出るより、周りを立てた方がうまくいく。」そんな考え方が身についていました。
私はずっと、それが思いやりであり、謙虚さなんだと思っていました。
でも周りからは、よくこう言われました。
「彩莉って、本音が見えないよね。何考えてるかわからない。」
私は相手のことを考えているつもりだったので、その言葉がずっと引っかかっていました。
でも今なら、その意味がわかります。
私は人を立てていたんじゃなく、自分を消していたんです。
周りを大切にしているつもりで、一番認められていなかったのは自分でした。
人を立てることと、自分を消すことは違う。
自分を下げることと、謙虚でいることも違う。
私はずっと、その二つを勘違いしていました。
だから最近は、褒められたら「いやいや。」ではなく、
「ありがとうございます。○○さんのおかげです。」
と言うようにしています。
最初は、「ありがとうございます。」と素直に受け取るだけなのに、少し抵抗がありました。
でも、自分を否定するのをやめてみると、自分を認められるようになりました。
人を大切にすることは、これからも変わりません。
でも、同じように自分のことも大切にしたい。
昔の私は、「いやいや、私なんて。」が謙虚さだと思っていました。
でも今は違います。
謙虚と自己否定は、まったく別のものでした。
今でも気を抜くと、「いやいや、私なんて。」と言いそうになることがあります。
でもこの環境で出会った人達はそんな返しを求めていなくて本気で良いところをみてくれました。
だから私と同じように1歩引いちゃう人も自己否定せずに、自分を認めてくれる環境に出会ってほしいなと思っています(^^)