SOMPO Digital Lab デザインチーム|note
SOMPOホールディングス SOMPO Digital Labデザインチームの公式noteです! 採用👉https://www.wantedly.com/projects/586196 エンジニア公式ブログ👉https://sompo-sprint.hatenablog.com/
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こんにちは、SOMPO Digital Labの須田です。
私たちSOMPO Digital Labは、2016年に発足した組織で、日本国内のみならず海外グループ会社を含め、グループ全体のデジタルトランスフォーメーションの実現に向け、既存事業の変革と新規事業創出に取り組んでおります。
中でも「Sprintチーム」と呼ばれるデザイナーとエンジニアで組織された内製開発部隊では、SOMPOグループの種々の事業に関わる様々なプロダクト開発にチャレンジしています。
今回はそんな「Sprintチーム」の中でも、デザインチームを統括する原田さんに、デザインチームの雰囲気や仕事内容、どんな人に向いているかなどについて、詳しくお話を伺いました。
デザインチームは現在、社員8名と業務委託4名の合計12名で活動しています。
社員デザイナーは私をはじめ、全員2019年以降に入社したキャリア採用人材で構成されています。
メンバーの前職はデザイン会社や事業会社など様々ですが、「ユーザー視点でのデザイン」を志向するという点ではみんな一致しています。
チームの雰囲気としては、最近20代のメンバーが加わるまでは、30代後半〜40代のメンバーが多かったということもあってか、割と「大人な人」が多いです。チームで仕事を進めるため、みんな協調性があり、メンバー間の相談や協力依頼が気軽にしやすい環境です。
我々はグループの各事業部門から、PoCや本番開発を前提とした案件など、様々な企画の打診を受けます。企画段階でのメイン担当は事業部門ですが、デザイナーも企画支援のためにキックオフから参画します。
「Sprintチーム」のデザイナーは2種類おり、それぞれのデザイナーがペアになって仕事を進めています。2種類のデザイナーの大まかな仕事内容は以下の通りです。
◆サービスデザイナー
企画支援・UXリサーチ・UXプランニング・検証などをメインで担当します
ユーザー調査やビジネス背景の深掘りをし、そこで得られた知見から、ペルソナの策定やTo-Beとなる体験を設計します。また、プロダクトに必要になる機能や価値を決定し、サービスコンセプトを明確に固めます。
◆プロダクトデザイナー
企画支援・情報設計・UIデザイン・検証などをメインで担当します
画面フローやワイヤーフレームなどを通して、プロダクトの骨格を作っていきます。その上でビジュアルコンセプトを決定し、プロダクトのビジュアライズを行います。
その後の検証フェーズは、両デザイナーともにオーナーシップを持って取り組み、Figma等のデザインツールでプロトタイプを作成し、プロダクトの受容性を検証します。もしここで何かしらの課題が見つかれば、然るべきフローに戻り修正を重ねます。
担当領域は完全に分断している訳ではなく、業務の移行部分に関してはグラデーションになっているイメージです。
また、我々は基本的にリモート勤務をしているのですが、連絡メインのMTG以外もオンラインで行います。例えば、miroを使ってのUXワークや、Figmaを使ってのUIデザイン共同作業など、オンラインでのデザインワークが主流になっています。
それとは別に、あえて月に1度、オフラインで集まる会議も設定しています。そこでは、各自が担当している案件の近況報告をするのですが、お互いに様々な意見交換をしたりワークもしたりするので、オンラインよりさらに活発に議論しやすいように、顔を合わせての開催を続けています。
ちょうど最近、デザインチームの心得8箇条を作りました。なので、チームの共通認識としては、まさにこれがしっくりくると思います。
ちなみにこれは、私が一方的に決めたものではなく、チームみんなで「こんなことを大事にして働きたいよね」というアイディアを出し合って、それらをまとめたものです。
〜 「Sprintチーム」デザイナー心得 8箇条 〜
大きく分けて以下の3つの要素を持つ人だと思います。
実際にいま一緒に働いているメンバーは、基本的にはみんな以下のような要素を持っており、そのお陰でデザインチームは大きな課題を抱えることなく業務がスムーズにまわっているという、ありがたい現状です。
まず1つ目は「コミュニケーション能力」です。これはチームで仕事を進めるスタイルという側面もありますし、時には他の部門に説明したり説得したりする場面も出てくるので、プロジェクトを円滑に進めるために必須のスキルだと考えています。
デザイナーにも色々なタイプがいますが、我々のチームには「寡黙な職人気質」みたいな人は居なくて、業務に必要なコミュニケーションはちゃんと取れるメンバーばかりです。
特にコロナ以降のリモートワーク下では、Slackでのコミュニケーションがかなりの部分を占めます。業務上の適時適切なやり取りは勿論のこと、相談・雑談から真面目な議論まで日々活発に行われています。
そして2つ目は「論理的思考(ロジカルさ)」です。これは、先ほど挙げた「コミュニケーション能力」に次いで重要視している要素です。SOMPOは、近年までデザインチームがなかった会社ということもあり、ビジネス部門に説明する際など、デザイナー目線で一方的に話しても、相手に納得してもらえないことがあります。
そのため、私たちデザインチームでは日頃からロジカルに物事を考えるよう心がけ、それを踏まえた上で、ビジネス部門との折衝に臨んでいます。
私の場合、これは普段の業務だけでなく採用活動でも意識しており、候補者に自分のポートフォリオを説明してもらう際は、論理的視点で話しているかどうかは必ずチェックしています。
そして最後3つ目が「対応力」です。私たちはSOMPOグループの全ての会社のDX事業に関わりますから、業界の異なる案件へ複数同時にアサインすることもあります。
例えば、午前中は保険のことを考えて、午後は介護とヘルスケアのことを考えるという日もあります。そのため、興味対象が幅広く、マルチタスクを苦手としない人というのが我々のチームでは活躍できるように思います。
また、業務のアサインについても、メンバー本人の興味分野を予め把握した上で、最大限考慮するようにしています。そうすることで、各メンバーがより高いパフォーマンスを発揮することを期待しています。
デザインチームについては、これからも価値観を共有できる仲間を増やして、一緒に成長していきたいと考えています。
そして、これは私がSOMPOに入った1年目からずっと言っているのですが、「デザイン的文化のないSOMPOグループを、デザイン的思考ができるような組織にしていきたい」という想いがあります。
これには、どれだけ優秀なデザイナーを採用してデザインチームだけを強化したところで、結局SOMPOグループ全体が成長しないと意味がないという考えが背景にあります。なので、デザインを通してグループに影響力を与えられるようなチームにしていきたいと思っています。
こうした想いもあり、最近では私もビジネス部門を対象としたデザイン関連研修などの教育に、積極的に関わるようにしています。ビジネス部門がデザイン的な思考ができるようになってくると、私たちもよりパフォーマンスを上げられると思っているので、まずはグループ内の価値観のアップデートに邁進しています。
私たちはデジタルを使って古い体質の会社の開墾をし、まさにいま新しい土壌を育てているいるところなので、こうした挑戦に興味があったり、エンジニアと協業して何か新しいことをやりたいという人と一緒に働けることを楽しみにしています。
最後になりますが、先日より、我々デザインチームによるnoteを始めました。働き方やデザインTips等の記事を書いておりますので、ご興味があれば是非お読みください。
今回はSOMPO Digital Labのデザインチームについて、原田さんにお話を伺いました。チーム内のことだけでなく、「デザインを通してグループ全体の在り方を変えていきたい」という原田さんの高い視座と熱量が伝わったでしょうか?
この記事を読んでSOMPOに興味を持ってくださった方・もっと詳しく話を聞きたいという方は、ぜひ下記「話を聞きに行きたい」より面談にご応募ください。
SOMPOホールディングスでは、デザインチーム以外のメンバーを含め、今後も様々な社員や会社の様子がわかる記事を掲載していきますので、どうぞお楽しみに。