皆さんこんにちは、代表の熊野でございます。
今日は創業物語として、クリエイティブ事業部の成立ちについて書いて行こうと思います。
そもそもReviveってどういう組織なんだっけ?っていうとですね。
こんな感じです。
大きく分けて【人材事業部】と【クリエイティブ事業部】が存在していて、創業当時は人材事業部のみでした。
そこから一年くらい経った時に、「動画制作やらない?」ってことで立ち上がったのがクリエイティブ事業部です。
今回はその、「動画制作やらない?」に至った経緯を解説します!
事務所に一本の電話が鳴り響く
事務所で仕事をしていると電話が鳴りました。
基本的にクライアントとのやり取りは携帯でやって居るし、WebやSNSを見て問い合わせが入る場合は大体Webから連絡が来ます。=事務所の電話が鳴るということは大体が営業の電話です。
電話取るときには、「役所関係じゃなかったら即電話切って仕事に戻ろう」大体そんなこと考えながら電話に出るものです。
が、しかし、私自身も光回線の電話営業出身ということもあり「面白そうな話なら聞くか~」くらいのスタンスでいます。あと声が可愛かったら話聞いちゃう
熊野「はい、リバイブです」
営業「初めまして、私〇〇と申しまして~」
熊野「はい」
営業「実は今、経営者の方にインタビューするっていう企画をやっておりまして、無料で写真撮影もしているんです~」
熊野「ほう!ほんとに無料ですか?」
営業「はい!その代わり私たちの営業もちょっとだけ聞いてください!」
熊野「んー、なんか面白そうだし、いいですよ!」
とまぁこんな感じのやり取りだったと思います。
遠かったら嫌だなとか思いつつ、場所を聞いてみると当時の事務所から徒歩5分程度の場所で撮影が出来るとの事で、無料だし近いし面白そうだな!ということでOKを出しました!
3分で終わる写真撮影
写真撮影というものは、皆さんも駅の写真ボックスで履歴書の写真を撮ったことなどあると思いますが3分で終わるものです(笑)
3分の為に徒歩5分で往復10分と考えると、まぁ時間を無駄にしているような気もしますが、ディズニーランドでは5分程度のビックサンダーマウンテンに1時間半とか2時間とか並ぶわけなので、そう考えると無駄でもない気もします。
とまぁ、写真撮影が終わり帰ろうとすると、声を掛けられ、電話の時にも言っていた営業の話を聞いてほしいとの事でした。
前述したように、私も営業出身であるのと、今でもずっと営業活動は行っているので、新しい話や営業トークには興味があります。
「せっかくだし話聞いて行くか~」ということで(そもそも聞く約束だったのですが)そのままその企業の方とお話することになりました。
地上波TVに出演しませんか?
営業の内容というのは端的に言うと、こんな感じの企画内容でした。
お天気お姉さんとして活躍されている女優さんと起業家がトークセッションを繰り広げる番組があり、そこに熊野社長も番組に出演しませんか!?
というものです。
話しているうちに私も乗り気になって来てですね、お天気お姉さんとTVで共演するってなると、まぁまぁ楽しそうな話なわけです。
世の中の起業家というものは大体自己顕示欲が高いものですから、こういう話は大体好きです。
芸能人と街ですれ違っただけで飲み会で盛り上がったり、とことんミーハーな日本人です。
私は芸能人を発見しても何とも思いませんが(そもそもTVを見ないのであんまり知らない)共演となると少し話は変わってきます。
ブランディングにはもってこいですし、いろいろな所で使える話題だぞと。
起業して1年でこんな話も来るもんだ!
話も後半になり、番組の趣旨や現在どういうメンバーが集まっているのかなどを聞いているうちに、現実的に「自分のスケジュールなどと合うだろうか?」などと考えていました。
収録が毎月あるという事で、自分の時間帯効果(今でいうタイパ)と見合う効果があるだろうか?などと考えており、結構前向きに企画への参画を考えていました。
創業して1年、個人事業主の時も入れるとそこそこの期間この業界にいるし、若手の企業家ってこんなに色々な話がくるんだなぁ!
「頑張ってるといいこともあるな!TVの仕事ってギャラはどれくらいもらえるんだろう?起業家って本業以外にこんな稼ぎ方があるんだ!」
なんて事考えていました(笑)
と、ここで気になる一言が営業さんから生まれます。
営業「社長は自社のブランディングにどれくらいの予算ならかけても良いと考えてますか?」
ん?。。。
俺が金払うの?
熊野「あ、これってもしかして僕がお金払って番組に出るって感じですか?」
営業「はい!そうです!」
熊野「え?」
営業「え?」
熊野「僕がギャラもらうんじゃなく?」
営業「え?」
そりゃそう
そりゃそうですよ!
たかだか起業して1年の若造が、なんで今を時めくお天気お姉さんと共演して、なおかつギャラもらえるんだって話ですよ。
よく考えれば(よく考えなくても)そんな事はわかるはずなのに、すっかり私がギャラをもらってTVに出演して、この番組を盛り上げるんだと思ってました(笑)
しかし、気持ち的には割と乗り気になっているものですが、やや食い気味にいくらの広告費がかかるのかを聞きました。
すると、帰ってきた回答は「300万」
何とも言えない金額です!
地上波放送でお天気お姉さん(割と知名度は有るしかわいい)と共演してかつブランディングが出来る!
となると300万は安い気もするし、創業2期目に入ったばかりの法人がショットでそこに予算を割くかというと、もうちょっと堅実な経営をしたいなと考えていましたので手が出ない気もするぞと。
しぶしぶお断り
「ちょっとやりたいなぁ~その企画」と思っていたのですが、流石にここは引きました。
真面目な話をすると、費用対効果が不透明なものに対して企業2期目で300万つっこむのは怖かったのです。
ここで、行ったれ!って予算を投下出来たらまた違ったのかもしれませんが、そういうタイプでもないんです。
が、ここの時に営業の方と話している時間はとても楽しかったです。
営業「熊野さんの会社が地上波で紹介されて!」
熊野「ほう!」
営業「なおかつ美人お姉さんと対談して」
熊野「なるほど!?」
営業「TVは幅広い年齢に受け入れられて!」
熊野「確かに!!」
誇張してますが、こんな雰囲気です。
何が良かったかというと、この営業の方数字での効果を一切売ってこなかったんですね。
この営業の方が売っていたのは【夢】だったのです。
クリエイティブは夢を売る仕事
営業マンとして営業マンから話を聞いていると、面白い営業か面白くない営業かすぐにわかります。
話も内容や人となりもそうなのですが、一番私が面白みを感じるのは「発想」の部分
提案の切り口や、今までなかった考え方などをもらえた時に、良い時間だったなって思います。
そこでこの提案を聞いているときに私は、「この仕事がしてみたい!」と思っていました。
何故そう思ったかというと、それは「クリエイティブ」には「人を変える力」があるから。
人を変える力、可能性、夢、これらを叶える力がクリエイティブにはある!
そう思いました。
であれば、自分もそれを仕事にしよう!
クリエイティブの力を通じて、人々を変えよう!世界を変えよう!
そう思ったのが、クリエイティブ事業部の始まりです。
と、まぁ、私がクリエイティブ事業を立ち上げたのはこのような経緯です。
ここからどうやったら事業として成り立つのかや、メンバーを集めたのか?や売上を確立させるまでに何をしたのか?などは他の記事などで触れて行こうと思います。
今回のテーマは「クリエイティブ事業部創業秘話」でしたが、意外にも始まりは他社からの営業でした(しかも断ってる)
こんな感じで始まったクリエイティブ事業部も今では企業の成長を支える重要な事業部に成長し、メンバーも続々集まって来て楽しくやって居ます。
どこに出会いがあるのかもわからないのが、この世界の面白い所だと思っているので、私はピピっと来る出会いには大切にしたいと考えています。