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【研修内容紹介】「現場で独り立ちしたときに困らないスキルを!」がモットー。“超実践系”研修カリキュラムでエンジニア初心者に未来を変えるきっかけを!
事業のDX化が声高に叫ばれる中、IT人材の価値はかつてないほど高まっています。
そうした流れから、SES業界では未経験からのエンジニア育成に注力する企業が少なくありません。しかし、未経験者が研修を経ていざ現場に出ると早々に挫折するケースが後を絶たないといいます。「未経験者の戦力化」に各社が苦心している中、株式会社Vuetechでは、「研修と現場のギャップ解消」を信条とする超実践系の研修カリキュラムを実施。未経験者の順調なエンジニアデビューを後押ししています。今回、同社のエンジニア研修について、講師を務めている神谷さんにお話をうかがいました。
神谷藍香 / エンジニア講師
入社5年目。外大卒業後、フリーランスとして派遣社員を経験。派遣先での簡易なプログラミング経験が本格的にエンジニアを目指したきっかけに。その後、異業種未経験でエントリーした株式会社Vuetechへ入社。同社研修を受けエンジニアデビュー。その後現職。
Vuetechの研修の特徴は「現場を再現」
ーー未経験者のエンジニア育成に向けた御社の研修カリキュラムについて、特徴やプログラミングスクールとの違いをお聞かせください。
端的に言うと、現場で独り立ちしても困ることのない実践的な研修が受けられる点が弊社の最大の特徴です。一般的に、多くのプログラミングスクールでは「最低限」のスキルを身につけて修了になるのですが、この「最低限」というワードが非常にあいまいで厄介だと考えています。外語大出身で「文系ど真ん中」からエンジニアにシフトした自分の経験上、スクール出身者の「最低限」は即アサインできるようなレベルとは程遠い印象を受けています。なので、はじめての現場でつまずき挫折するケースが多くなるのだと思います。弊社の研修カリキュラムは、そうしたことが起きないよう研修で学んだことがそのまま現場で使える内容になっています。SESは現場での稼働がメインです。現場に入るまでわからないことが多いと研修の内容が使えない。そうした齟齬を研修を通じて防ぎたいと考えています。
ーーはじめての現場でエンジニアが直面する「レベル感」ギャップが、つまずきの要因ということですか?
そう思います。ただ誤解されがちですが、そうしたギャップの正体は実はプログラミング知識ではありません。技術そのものよりも、案件の理解度や、顧客の要望に対する嗅覚や成果物の妥当性を正しく判断することだったりと様々な要素が詰まっています。このように、目に見えない要素が現場ではとても重要になるのですが、スクールではそのあたりをフォローすることがなかなか難しいのだと思います。自分の見てきた範囲でいうと、未経験者同士のグループワークにカリキュラムを寄せすぎているため、業界や顧客の要望や状況を想定しにくく、それゆえクオリティの基準やアウトプットの評価が緩くなってしまうのではないかと思っています。このような形で卒業した方が、現場に出てお客様の要望するツール開発は到底おぼつかず、結果として早々にモチベーションが下がってしまうことも想像できますよね。
ーーお話を伺っていますと、御社が研修のゴール設定にされている「エンジニアが現場に出ても困らない」というのは簡単ではなさそうですね。
そこまで難しく考えることはありません。ただ、研修受講前に「はじめての現場で苦しまないように粘る姿勢」は必要かと思います。
ーーただ、「IT業界は甘くない」ということですよね。
それは言えると思います。なので弊社は研修のゴールをあえて高めに設定しています。「オリジナルアプリ開発」だけではなく、バグの発見から修正、機能の追加など現場で十分起こりうるタスクも、オリジナルアプリ開発同様に研修生にはしっかりトライしていただきます。ゼロイチ、改修いずれもパスできなければ卒業できない。そんな仕組みにしています。なぜなら、実際に現場に入れば、案件の8割が難易度を自分で調整できない既存のコードがある状態だからです。そのため、研修の時点で他の人が書いたコードを改修する作業は、非常に実践的な訓練になります。
独自カリキュラムの狙いは、「自学自習」の習慣定着とキャッチアップ力の醸成
ーー御社の研修の受講前と後を比較したとき、研修生にどのような変化が現れるのでしょうか。
研修を通じて「自学自習」の習慣が定着するようになると考えています。弊社には経験上、アウトプットがもっとも学習に適しているという前提があります。授業形式ですとどうしても聞き流してしまいがちですので、研修では受講生が受け身にならないことを大事にしています。研修を終えてプロジェクトにアサインされると求められるものを作ることになりますが、その際、【自分で考える姿勢】や【必要な情報を自分で探す姿勢】、【的確なことを尋ねる能力】は必ず必要になります。なので、現場に出て困らないためにも、キャッチアップ力や質問力といったスキルが養われるような工夫がカリキュラムには施されています。
ーーキャッチアップ力や質問力を身につけるためにカリキュラム内でどのような工夫をされているのですか。
キャッチアップ力の醸成には、例えば、カリキュラム上で意図的に受講生が知らない用語や単語(ITの専門用語、プログラミングの専門用語など)を並べ、調べないと先に進めない、課題が作れないような仕掛けをしています。一方、質問力に関しては、これは案外軽視されているのですが、聞き方のパターン化とその習得を日々、徹底しています。Slackや画面共有可能なバーチャルオフィスを用意して、忙しくしている相手を想定し、1度で自分の聞きたい内容を相手に理解させられるようテンプレートを用意しています。テンプレートから外れた聞き方であればやわらかく「ダメ出し」をして質問のやり直しを求める、そのようなトレーニングをしています。
バーチャルオフィスの様子
ーーまさに「現場」を想定しての内容ですね。自分で考えるプロセスに重きをおいていることが伝わってきます。ただ「エンジニアはコードを書ければ良い」と考える人も少なくないのではありませんか。
ただ誤解していただきたくないのですが、プラグラミングはあくまでコンピューターに伝わる言葉へ変換する作業にすぎません。人間の言葉で明確な指示が出せないとプログラミング言語に落とし込みはできません。英語で話したくとも、日本語で伝えたいことが定まっていなければ何も会話ができないことと同じです。まず、自分が何をつくりたいのか。それをコンピューターの理解できる粒度で分解して文章にする。そしてそれをプログラミング言語に落とし込む。プログラミングにはこうした訓練が日々必要です。自学自習の習慣化を研修の目的とすることでコードに関する問題も解決されると考えています。
実際の研修の流れをご紹介!
【1~3ケ月目】~研修の概要と基礎知識の習得~
ーー研修の内容に関して詳しくお聞きします。平均1年3ヶ月の研修期間で4部構成になっているそうですね。基礎知識の習得からスタートして習熟度に応じたクラス分け。その後は、開発言語を学びエンジニア業務を体験してからエンジニアデビューという流れでよろしいですか。
はい。はじめの基礎知識の習得に関しては主にWeb制作に必要となる知識を学んでいただくのですが、このフェーズでは、先にお話した自学自習の習慣化への意識付けを目的にしています。カリキュラムは使わず、テーマだけ出して方法やゴール設定は自分で考えてもらう、というように。はじめはレビューを繰り返す機会が多くなりますので、初学者は「ここまでやらなければならないの?」と戸惑うかもしれません。
ーーPCに触れる機会が少ない主にスマホ世代の方向けに対応はされていますか?PCリテラシーという点でスタートから遅れをとってしまうような気がしますが。
パソコン操作が不慣れな方々には、パソコン操作の基礎を用語から学べるようにしています。通常、研修のスタートから研修生の間で「レベル」に差が生じますが、開発言語のレクチャー前にクラス分けを行いますので、仮にはじめに遅れをとったとしても「研修についていけなくなる」ことはありません。研修スタートから3ヶ月以内の進捗を見て、認定レベルを1ヶ月でクリアした方は選抜コース、2〜3ヶ月要した方には一般コースとそれぞれ設定しています。
【4~12か月目】~フロントエンドとバックエンドの実習~
ーー開発言語の習得の前に予めクラス分けを行うのですね。言語習得はどのように進められるのですか。
フロントエンド基礎からスタートして、バックエンドコースを経て最後に実践演習という流れです。フロントエンドでは主にHTML CSS、JavaScript、派生でjQueryなどの開発言語を学びます。あとツール知識に伴い基本的なLinuxコマンドも身につけていただきます。一方、バックエンドは、PHP、MySQL、Laravelの3つがメインです。
ーー期間はそれぞれどの程度要するのでしょうか。
フロントエンドは知識の更新が速いこともあって、基礎を中心に行うので2〜3ヶ月程度です。2ヶ月以内で終了していれば通常の早さになります。1ヶ月以内でパスできる方は選抜クラスに分類され、3ヶ月以上要す方は、各自の自学自習の速度、理解度に応じて都度クラスを移動することになります。一方、バックエンドに関しては10〜12ヶ月の長期の期間を設けています。バックエンドはフロントエンドと違って知識更新サイクルが遅く、流用しやすいんです。プロジェクト数や大規模開発が多いこともあり研修期間をじっくり割いています。
【12~15か月目】~アプリ制作、エンジニア業務体験~
ーー最後のステージがいよいよアプリ制作、エンジニア業務の体験になるのですね。
はい。オリジナルアプリの開発はバックエンドのカリキュラム内で行います。カテゴリーは基本的にECサイトや旅行予約サイトのようなログイン機能があり、大量の予約、購入情報を登録できるものになります。そして課題の最後には、ユーザー画面、管理画面どちらも作っていただきます。
ーーエンジニア業務の体験はどのような内容になっているのですか。
研修卒業生が開発した「イルナック」という社内情報の一括管理システムを活用した実践演習を2〜3ヶ月で行います。主な課題は、意図的に仕込まれたバグの発見と修正です。交通費管理画面を例にレベル感をイメージしていただくと「領収書登録をした後に領収書画像を消したものの、ページを更新すると消したはずの画像が消えていない。では、どうする」という感じでしょうか。このあたりは研修中に自分が作ったものとは異なる構造になっているので、大半の研修生は戸惑います。仕様の理解度が評価基準となるのですが、他の人が書いたコードの書き方がルールとして存在しているのにも関わらずそれに則れずに自己流でコードを書いてしまうと「アウト」評価になります。イルナックのコードは難しいので、課題のハードルはなかなか高いと思います(笑)。
実は、エンジニアは「なる」より「続ける」方が大変。
ーーリモートの研修期間で研修生のモチベーションが継続するためのサポートなどは用意されているのですか。
ポイント制度や書籍購入補助を行っています。ポイント制度は、カリキュラムのフェーズごとにポイント発生地点を設けていて、それを期間内にクリアすると所定のポイントが付与される仕組みになっています。1ポイント100円換算ですので、学習や業務に有益なアイテムであることが前提ですが、頑張ればポイントに見合った物が会社から送付されます。また、研修生同士の交流会、勉強会も定期的に行っていますし、部活を好きに作って良いなどいろいろな制度があります。
ーー最後になりますが、御社とマッチする人物像をお聞かせください。
将来を見越して、現状を変えたいと強く思っている方でしょうか。単純作業の仕事で終わりたくない、収入を上げたい、起業したいなど何でも構いません。「努力を続けよう」とする意思を持っている方であれば、未経験の方でも弊社で活躍できると思います!現場を知っている立場からお話すると、実は、エンジニアは「なる」より「続ける」方が断然大変です。まずは、エンジニアデビューを成功させられるよう私たち講師がサポートしますので、「エンジニアになりたい!」という気持ちを持っている方は、ぜひ一度カジュアルにお話しましょう!