「オプトで身についた“夢は変わる”という考え」自らキャリアをデザインしていく働き方とは?【オプトOB対談】
2020年7月、株式会社オプトホールディングは、株式会社デジタルホールディングスになりました。
ダイナミックに変化するデジタルホールディングスの中で、どんな成長ができるのか?
新卒でオプトに入社し、社内で新規事業の立ち上げ・運用を経験。その後独立した元社員の2人に、在籍時に身についた経験やスキル、外から見た現在のデジタルホールディングスについて聞いてみました。
プロフィール
畠山 純(はたけやま じゅん)
株式会社ひゃくはち代表取締役。2010年株式会社オプトに入社。2014年には新設子会社「グルーバー」の立ち上げに関わる。2017年からスポーツ×ITスタートアップのSkyBall社に参画し同社のM&Aに貢献。2019年から独立。B.LEAGUEクラブのデジタルマーケティング支援を行う戦略子会社を設立し代表に就任。2020年からはTikTokにおけるクリエイター支援を開始。1,000本以上の制作実績を誇る。同じく2020年に株式会社オプトから、日本のモノづくり文化の発信を行う動画メディア「JAPAN MADE」を事業譲受し運営を行う。
河野 涼(かわの りょう)
2014年に株式会社オプトに入社、海外向けに日本のモノづくりを発信する動画メディア「JAPAN MADE」を立ち上げ、2018年に独立。カメラマンやアートディレクターとして活動し、creative production "hyogen" を創設。写真、映像の制作からコンセプト設計やコピー、ライティング、デザインなどを全般的に手掛ける。
オプトは魅力的な人が多く、セカンドチャンスを与えてくれる会社
――畠山さんと河野さんが新卒でオプトに入社した理由を聞かせてもらえますか?
畠山:1年目から多くの打席に立つチャンスがある会社で働きたかったからです。将来、結婚して家族ができたり、病気になったりと、集中して仕事に向き合うことが難しくなるかもしれないなかで、20代が一番仕事に没頭できると思い、圧倒的に1年目から打席に立つチャンスがいただけそうな会社として、オプトを選びました。
もうひとつの理由は、友人に不幸があって、採用面接に参加できなかったんですね。2009年の就活当時は今と違ってスマートフォンが普及していませんから、パソコンがないとメールがチェックできない。お通夜、葬儀に参加してる間に採用面接の日程を知らせるメールがきていて、気づいたときには面接の日が過ぎていました。普通はメールに返信がなく、採用面接に参加しなかったらそこで話がなくなると思うんですけど、オプトは理由も聞かずに「もう一度来てください」と言ってくれて。
オプトはセカンドチャンスを与えてくれる。その会社のカルチャーに魅力を感じて入社を決めました。入社後、実際に働いてみてもセカンドチャンスを与えてくれる場面が何度かありましたね。一度失敗しても這い上がる機会と環境を与えてくれる文化が、挑戦を後押ししてくれるんだと思います。
▲オプト在籍時の畠山さん
河野:僕は新しいことに挑戦したかったからですね。学生時代は器用貧乏で、ある程度のことはなんでもできるけど、誰にも負けない強みはない。それがコンプレックスで。インターネットという毎日のように新しいサービスや仕組みが生まれる業界に身を置いて、なにかを極めてコンプレックスを克服したい。そう考えたときに、若いうちから打席に立つチャレンジを与えてくれるオプトがひとつの選択肢になりました。
オプトを選んだ理由は、就活中に会った役員や人事の方にポジティブな「余裕」を感じられたことも大きかったです。「どうしてもうちにきてほしい」じゃなくて、「就活を続けて最終的にうちを選んでくれたら嬉しい」と言ってくれて、OB訪問をしたときもその印象は変わらなかったし、今考えると生意気なんですけど、人事の方に「一番優秀な人に会わせてください」と言ったら実際に会わせてくれて。
僕みたいな選考中のいち学生にもちゃんと向き合ってくれたし、いろんな方と話をして波長が合った。オプトにいる方たちの人間的な魅力が最終的な決め手になりました。
▲オプト在籍時の河野さん
オプトで学んだのは、未来の可能性を広げる「夢は変わる」という考え方
――おふたりはオプト時代に、一緒に仕事をされていたそうですね。
畠山 2014年に社内で新しく立ち上げられた、株式会社グルーバー在籍時代ですね。グルーバーはネイティブアドやコンテンツマーケティングにおける戦略的事業会社として設立され、デジタル広告を中心に展開していました。
――当時の河野さんの印象は?
畠山 新卒でオプトを選んだ理由からわかるように、最初は「一番面倒くさそうなやつがきたな」と思いました(笑)。でも、河野くんの魅力は良くも悪くもまっすぐで、表裏がないから一緒に働きやすかったですね。
河野:グルーバーは畠山さんを筆頭に、やる気に満ちあふれてる方がそろっていて。畠山さんから学んだのは、仕事の駆け引きや調整のうまさ。僕は喜怒哀楽がはっきりしてる性格だから駆け引きや調整が苦手で…、でも広告代理店ってある意味そこが一番の仕事じゃないですか。
一緒に働いてたときは畠山さんからよく怒られましたけど、怒るときも場の雰囲気を整えてくれるから嫌な気持ちにならないんですよね。そういうテクニックも学びましたし、独立した今でも役立っています。
――おふたりともグルーバー時代を経て起業したわけですが、もともと独立志向はあったんですか?
畠山 いや、ないですね。起業もなにかきっかけがあったわけじゃなくて、キャリアのいろんな選択肢のなかで、今起業したら自分が一番成長できるタイミングだと思ったからです。僕はトップより組織を支えるNo.2的なポジションが向いていると自認しているんですけど、1度は自分がトップになってリスクを負う経験をすることに価値があると思い、2019年に独立しました。
ただ、10年後20年後も自分の会社をやりたいかというと、それはわからなくて、もう1度会社員として働く選択肢もありますし、次のフェーズに移る時期と感じたタイミングで柔軟に考えていきたいですね。オプトの人がよく言うんですけど、夢は変わりますから。変えていいものなんです。逆に先のことを考えすぎて、自分で選択肢を限定するのはよくないと思っています。
▲独立後の畠山さん
河野 僕は2018年の3月末でオプトを辞めたんですけど、2016年にグルーバーで日本のモノづくりや伝統工芸を紹介するWebメディア『JAPAN MADE』を立ち上げたんですね。4年間働いて自分に自信がついてきたし、ちょうどそのタイミングで友達から「一緒に起業しない?」と誘われて、悩んだ末に仮に失敗しても死ぬわけじゃないからと思って独立を決めました。
▲独立後の河野さん
楽しむためには努力が必要
――独立後、オプト時代の経験が役立ってることは?
畠山 メンタル面だと、オプト時代の上司から言われたことに影響を受けました。「楽しむための努力をしなさい」って言われて。学生時代って楽しむのに努力が必要なんて思わないじゃないですか。上司の言葉で「楽しむためには努力が必要なんだ…」って気づいたんですよね。仕事がつまらないと思っていたとしたら、事前の準備や思考の転換が必要。自分の努力次第で捉え方や感じ方は変わる気がします。
スキル面は、片方や双方向ではなく、三方良しを意識することです。広告代理店ってクライアントのことだけ考えてもいけないし、クライアントとメディアだけを優先したら会社は成り立たない。クライアントとメディアと自分の会社、三方にメリットがある仕事をしないといけない。この2点は、オプトで学んだことで、今も役立ってますね。
河野 基礎的なことなんですけど、ビジネスの知識ですね。独立すると代表の印象が会社の印象になるじゃないですか。例えばメールの返信が遅くないかとか、クライアントとの接するときの立ち振る舞いに失礼がないかとか、意外とそういう基礎的な部分の徹底が大事だったりします。働き方をたくさん知っておくこと、選べるだけの力をつけて自由に選択できることは素晴らしいことだと思うので、さまざまな選択肢で悩んでいる方に、まずは学ぶことができるオプトはおすすめです。
あとは、自分からチャンスを取りに行くことの大切さですね。オプトは誰にでもチャンスがある会社だけど、ただ「こういうことをやりたい」と言うだけじゃチャンスは来ない。仕事のスキルだけじゃなくて人間関係も含め、ただ何もせず口だけになるのではなくて、多くの人に意思を伝えて、やるべきことはしっかりやって、信用を勝ち取りながら進むことが大切だと思います。
自分がやりたいことをしっかり発信すれば、チャンスを与えてくれる会社
――独立した今、外から現在のオプトを見てどういう印象をお持ちですか?
畠山 今のオプトを見て思うのは、会社の規模が大きくなって事業の幅が広がっていますよね。僕がいたころは広告代理業がメインでしたが、今はDXやメディア運用、新規事業の立ち上げもやっている。部署を異動するだけでも転職と同じような変化があるし、社内にいながらいろんな経験やチャレンジがしやすくなってると感じます。
最初にオプトはセカンドチャンスを与えてくれる会社だって言いましたけど、ひとつの会社で複数の事業を持てる会社ってあるようで意外と少ない。そういう意味でも、僕がいたとき以上に自分がやりたいことをしっかり発信すれば、チャンスを与えてくれる会社になっているんじゃないでしょうか。
2014年に立ち上げたグルーバーは資本金が1.2億円あったんですけど、自分で起業する場合、この金額を融資してもらえることってまずないと思うんですよ。社内には経験豊富でスキルもある人がたくさんいるし、人的な意味でも、経済的な意味でも大きなバックアップがある。やりたいことがある人は、自分で起業することも選択肢のひとつですけど、オプトに入って経験を積みながら新規事業を立ち上げるのもありですよ。強い意志がある人なら会社のアセットを活用できるし、会社もそれを求めてると思います。
河野 僕がいたとき以上に、新しいことに寛容になっていると思います。以前は新しい取り組みというより、着実に事業を伸ばすことに力を入れていた印象です。当時のオプトとしてはそれが正解だと思いますし、会社の規模が大きくなって、考え方も働き方も柔軟になっていくのはいいことだと思います。今も働いてる同期や後輩を見ても、その変化は強く感じますね。
新卒でオプトに入社。社内で新規事業の立ち上げ・運用を経験し、その後独立した畠山さんと河野さん。彼らはオプトで身につけた経験、スキル、考え方を活かし、現在は事業主として活躍しています。
デジタルホールディングスのwantedlyでは、これまでさまざまな立場、経験のある社員のインタビューを紹介してきましたが、オプト時代の経験を活かして活躍する畠山さんと河野さんの言葉から、新たなデジタルホールディングスの魅力が見えたのではないでしょうか。
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