神戸三ノ宮駅前デンタル矯正歯科 【歯科医師・長谷川教子】

一般歯科や審美歯科で、院長として活躍していた長谷川教子先生。実は薬剤師でもあります。口腔外科を務めた経験もあるなど、お口周りのエキスパートとも言える長谷川先生の知的好奇心が向かった先は矯正歯科でした。知識と経験が豊富で、さまざまな症例を診てきた長谷川先生に、歯科医師としてのキャリアについてお聞きしました。

＜プロフィール＞

長谷川教子 神戸三ノ宮駅前デンタル矯正歯科 歯科医師
薬剤師免許取得後、国立大学歯学部に編入し、歯科医師免許を取得。大学病院にて口腔外科を経験し、一般歯科、審美歯科に勤務。院長を務める。すべての分野を経験したいと、DDデンタルクリニックに転職。

薬剤師兼、歯科医師。多彩な経歴を持つドクター

ー 長谷川先生は薬剤師の資格もお持ちです。薬剤師から歯科医師になられた経緯を教えてください。

親の勧めもあり、薬剤師になりました。その後、もう少し何かを勉強をしたいと思い、試験日が一番近かった大学の歯学部を受験して、編入学しました。薬剤師として勤務もしていましたが、歯科医師の経験を積むために研修医として大学病院の口腔外科へ。大学病院を選んだのは、歯科医師としてがんなどの重症例にも携わりたいと思ったからです。重症例だからこそ、薬剤師としての知識も活かしながら治療に貢献できると思いました。

1年間の研修を終えたあとは、すべての治療ができる歯科医師になりたかったことから、一般歯科に進みました。保険診療を中心に治療を行い、ひととおり経験を積んだ2～3年目の頃、そろそろ審美にも力を入れたいと思っていた時でした。ある患者様から前歯のセラミック矯正治療を依頼されたのです。まだまだ経験年数の浅い私に、前歯という最も目立つ部位を依頼してくださり責任を感じましたが、同時にやる気も湧き上がりました。それ以来、補綴、中でもセラミックの治療に興味が沸き、年間数百本のセラミック治療をこなす補綴ドクターとして10年以上続けてきました。

矯正に注力できる「自費診療のみ」の強み

ー 矯正歯科に進んだ理由や、DDデンタルクリニックで働く魅力を教えてください。

前院は自費診療にも力を入れている歯科医院でした。前歯だけではなく奥歯などもセラミックを入れる方も多く、矯正をされている方も多かったのです。補綴治療では、矯正のドクターからの難しいリクエストが来ることもあり、その理由を知るには矯正サイドから診てみることだと思うようになりました。一般歯科や審美歯科を十数年続け、重症も診ることができる歯科医師が矯正もできるようになったら、どう感じるのか。興味を抱き、矯正歯科の世界へ移ることにしました。

DDデンタルクリニックを選んだ理由は、自費診療のみだったことです。意外と、矯正（自費診療）と保険診療、どちらも行う歯科医院が多いのです。保険診療があるとそちらに気を使ったプランになります。矯正に絞り込んで自分なりに追求していきたかったので、アクセスの良い三宮周辺で保険診療をしていない医院ということで選びました。矯正治療に集中することができ、口腔内の状態に応じて必要な患者様にはセラミック治療も行っていますので、今の環境にはとても満足しています。

入ってみて感じているのは、常に新しいことを取り入れている点です。アメリカや韓国など、矯正の進んでいる国で新しく生まれた装置などがすぐに導入され、実際に扱うことができます。「Brava（ブラーバ）」など現時点で他院ではまだあまり使われていない装置もあります。装置の種類も多く、患者様の要望をお聞きしながら最適なプランを提案できる点も嬉しいです。

院内の状況が手に取るようにわかるコンパクトさの魅力

ー 神戸三ノ宮駅前デンタル矯正歯科の働きやすさ、働きがいはどのようなものでしょうか。

当院は比較的小規模なのですが、このコンパクトさがとても良いと感じています。院内にいると他のドクターや歯科衛生士と患者様の会話が聞こえるので、別のことをしながらでも状況把握ができます。大きな医院だと隣で何をしているのかもわからないことがあり、声の聞こえる距離感でありながら窮屈ではない規模感は、落ち着いて治療ができます。患者様も、気持ちが穏やかになるのか、おっとりしている方が多いような気がします。

他のドクターや歯科衛生士も話しやすい方ばかりで、仲が良いですね。

また、関西地域では新しい装置の研修などは、1日かけて大阪・梅田のクリニックで行われます。神戸からは比較的近く、行きやすいので便利です。もちろん、オンライン研修があったり、当院に来てくださったりすることもあります。そういった、研修やバックアップ体制も整っています。

新しいことを取り入れるDDデンタルクリニックで時代に合う歯科医師に

ー 求職中の歯科医師に向けてメッセージをお願いします。

これまでどのようなことを学んできたか、経験してきたかによって選ぶ道は異なりますが、歯科医師のキャリアを積むにあたり、矯正歯科の経験が糧になることは間違いありません。

歯科医師として自分の専門分野がはっきり決まっていない人は、矯正をその候補に入れても楽しいと思います。自分の専門分野がすでに確立している人は、それが矯正以外だったとしても、ここで学ぶ知識と経験は付加価値となり、今後のステップアップに通じます。なぜなら、一般歯科には矯正の患者さんも来院されます。今後はさらに増えていくでしょう。その時、矯正歯科側のドクターの意図がわかるようになると、治療方針にも役立つからです。そして、せっかく矯正歯科に転職するならば、自費診療のみの医院なら矯正に集中できるので良いと思います。

DDデンタルクリニックは最新の技術や装置など、新しいことを積極的に取り入れるので知識の幅が広く、深くなります。ここならば、時代に合った歯科医師を目指せると思います。

私自身は、病院薬剤師として多くの患者様の終末を診てきた医療倫理観が根底にあり、その上に歯科医としての医学的・歯科学的な臨床経験が積み重ねられています。一人の歯科医師として専門分野の補綴が好きなことに変わりはなく、今は矯正歯科という立場で一口腔内を診ることができるドクターであることに使命感をもって日々の診療に向き合っています。しかし、変化の激しい矯正の業界。まだまだ新しいものが出てきそうです。DDデンタルクリニックにいると、そういった最新の情報、技術、装置に触れることができて飽きることがありません。まだまだ矯正歯科を続けて、納得するまで進みたいですね。