私たちGODAIグループは、今年4月8日の政府の緊急事態宣言を受け、スクール5店舗を一斉に休業。6月1日より営業を再開しました。
4、5月の、世界が一斉にシーンと静まり返るような不思議な日々。多くの方が、行動の制約を強いられた中でさまざまなことを考えたり、今後のことを見つめ直したりしたのでは、と思います。
6月に営業を再開したときも、いろいろ不安な思いはあったと思いますが、結果として多くのお客様がGODAIに戻ってきてくださいました。それだけでなく、新規でも多くの方がテニススクールやゴルフスクールに入会してくださいました。
そんな、約2か月にわたる自粛期間が、お客様がスクールに通う動機や、生活習慣・健康に対する意識の変化にどう影響したかを聞いてみたいと思い、アンケート調査を実施しました。(実施期間:2020年11月12日~12月1日/回答数:1,976件)
目次
自粛期間を通じて「コミュニティ志向」が高まった
勤務形態の変化がスクール入会を後押しした?
運動だけでなく食事や睡眠への意識も変化
スポーツは“不要不急”じゃない!
自粛期間を通じて「コミュニティ志向」が高まった
Q. あなたがGODAIに再び通おう(or 入会しよう)と思われた動機について、項目ごとに、あなたの考えにもっとも近いと思われるものを3つまでお選びください。
➀自粛前から在籍している会員(継続会員/n=1,775)
➁6月の営業再開後に入会した会員(新規会員/n=201)
自粛前から通っていただいている「継続会員」と、6月の営業再開後に入会された「新規会員」に分けると、いずれにおいても「自粛生活が続いて体を動かしたかったから」(継続60.9%/新規41.8%)が高い回答率となりました。
継続会員は「GODAIに通うことが生活の一部になっていたから」(69.0%)が最も高く、「一緒にスクールに通う友人・知人・コーチに会いたかったから」(39.6%)も高い回答率を得ました。
ここからは推測ですが、自粛期間中は人と交流できない寂しい時間を過ごしました(リモートで人と他愛のない会話をするだけでホッとしたものです)。その反動から、人とのつながりやコミュニティに対する志向が高まったことがいえるかもしれません。
新規会員では「運動習慣を身につけて免疫力を高めたいと思ったから」(27.4%)も高い回答率となっています。自粛期間を通じた、健康・運動に対する意識の変化が、新規入会の動機となったことがうかがえます。
このように、継続会員・新規会員で、テニススクールに対するニーズ・志向に少し違いがみられ、興味深い結果となりました。
勤務形態の変化がスクール入会を後押しした?
Q. 4月~5月の自粛期間を通じて、ご自身の健康への意識に変化はありましたか。
※パーセンテージは5段階評価で「あてはまる」「少しあてはまる」と回答した人の割合
ある程度予想できる結果ですが、「外食が少なくなった」が約75%と高い回答率を得ました。「休日でも外に出かけることが少なくなった」「早く帰宅するようになった」も60%弱の回答率となっています。
「在宅勤務が増えた」「出勤時間が遅くなった」については新規会員が継続会員を上回っています。これらの勤務形態の変化がスクール入会の動機につながったことが示唆されます。
運動だけでなく食事や睡眠への意識も変化
Q. 4月~5月の自粛期間を通じて、ご自身の健康への意識に変化はありましたか。(運動、栄養・食事、睡眠・休息)
※パーセンテージは5段階評価で「あてはまる」「少しあてはまる」と回答した人の割合
スポーツスクール会員を対象としたアンケートなので、当たり前かもしれませんが「運動に対する意識が変わった」との回答が新規・継続ともに高い回答率となりました。
「運動」については新規会員が継続会員を7ポイント近く上回っており、運動意識の高まりが入会動機につながったことが示唆されます。
また、「栄養・食事に対する意識が変わった」「睡眠・休息に対する意識が変わった」の回答率も40%を超えており、あらためて、約2か月にわたる自粛期間が、お客様の健康意識に大きな影響を与えたことがうかがえる結果となりました。
スポーツは“不要不急”じゃない!
このように、4、5月の自粛期間が、テニススクール会員の健康(特に運動)に対する意識や、人とのつながりを求める「コミュニティ志向」に少なからぬ影響を与えていたことが、今回のアンケート調査からはうかがえました。
私たちスポーツスクールは“不要不急”な存在なのかな?――と悩んだことも、正直ありました。でも、こういう状況でもテニスやゴルフなどスポーツを楽しんでくださるお客様をみると、やっぱり多くのお客様にとって不可欠な「インフラ」を提供しているんだと、胸を張って言えます。これからもコーチ・フロント一同、感染防止に努めながら元気にお客様をお迎えしたいと思います!
※「GODAI note編集部」より転載