2025年10月に開催された「Archi Future 2025」に、テクトムは協賛企業として出展しました。
少し時間は経ちましたが、当日の対話を通じて見えたことを、改めて振り返ります。
Archi Future 2025は、建設分野におけるDXやBIM、AI活用の最新動向が集まるイベントです。私たちにとっては、自分たちの現在地を確かめる場であり、業界のリアルな声を直接聞ける機会でもありました。
建設DXは進んでいる。でも、簡単ではない
展示会全体を通じて感じたのは、BIMや自動化、AI活用が「試す段階」から「実務にどう定着させるか」というフェーズに入っているということです。
一方で、実際にブースに立っていると、DXを推進しているのに現場で使われない、ナレッジが属人化して若手に継承できない、要件整理や図面チェックが人に依存している、といった声を何度も耳にしました。
技術は確実に進化しています。しかし、組織や業務の構造は簡単には変わらない。その間にあるギャップこそが、今の建設DXのリアルなのだと実感しました。
現場で問われたのは「本当に使えるのか」
ブースでの対話とフォーラム登壇を通じて強く感じたのは、技術そのものよりも「現場で機能するのか」という問いでした。
来場者の多くはすでにDXに取り組んでいます。それでもなお、要件整理や法令チェック、ナレッジ共有といった部分で壁に直面しています。
登壇後に寄せられた質問も、機能の詳細より「自社でどう実装できるか」という具体的なものばかりでした。
展示会は、プロダクトの反応を見る場であると同時に、理想論ではなく実装に踏み込めるかどうかを試されているのだと感じました。
ここからが、本当の勝負
Archi Future 2025を通じて感じたのは、建設DXはもう「試してみる」段階ではないということです。
現場で使われるか。
組織に根づくか。
業務の構造そのものを変えられるか。
その問いに正面から向き合うフェーズに入っています。
私たちのプロダクトも、まだ道半ばです。
ツールを開発するだけでは足りません。顧客の業務を深く理解し、導入から定着まで伴走し、現場で価値を出し続けるところまでやりきる必要があります。
その中心にいるのが、ビジネスチームの役割です。
業界構造が複雑で、意思決定も一筋縄ではいかないこの領域で、どう提案するか。どう信頼を築くか。どう広げていくか。
建築業界の変革は、簡単ではありません。だからこそ、面白い。
複雑な業界構造の中で顧客と向き合い、プロダクトを“使われる形”まで届けきる。その挑戦に主体的に関わりたい方がいれば、ぜひ一度お話しできれば嬉しいです。