" 選ばれなかった悔しさ "をバネに、
ーー常識を壊す環境でデザインと真摯に向き合う。
納期ギリギリまで次から次へと案件を捌く——そんなデザイン業界の「常識」に疑問を持ったことはないだろうか。
今回お話を伺ったのは、入社2年目のグラフィックデザイナー。
純粋に「デザインの力を伸ばしたい」という一心で入社した彼は、クライアントと深く向き合える現在の環境を「最高の環境」だと語る。
AI時代の波、そして「自分のデザインが選ばれない」という苦い挫折。入社からの日々でそれらをどう乗り越え、これからどんなデザイナーを目指していくのか。等身大の言葉で語ってもらった。
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Q. この会社の魅力とは?
A. 一言でいうと、「デザインを本当に大事にできること」がこの会社の最大の魅力ですね
現在の職場の環境について尋ねると、真っ直ぐな言葉が返ってきた。
デザイン業界では、次々と舞い込む案件を納期優先で捌いていくことも少なくない。しかし、現在の環境はそうした常識をいい意味で壊してくれたという。
「クライアントと一対一で、双方が納得するまで深くデザインを追求できるんです。心からデザインを大事にしたいデザイナーにとっては、『こういう働き方がしたかった!』と思える場所ですね」
入社の決め手も、いたってシンプルだ。「とにかくデザインをやりたかった、伸ばしたかった」。そのブレない想いが、今の充実した環境へと繋がっている。
悔しさをバネに。一番印象に残っている「苦い経験」
入社から2年。順風満帆にスキルを磨いているように見えるが、これまでで一番印象に残っている仕事を聞くと、意外な答えが返ってきた。
「実は、自分のデザインが『選ばれなかった』ことなんです」
以前、別のメンバーが担当していたクライアントに対し、自身のデザインを提案する機会があったという。しかし、一向に受け入れてもらえず、終いには別の会社に依頼されてしまった。
「すごく悔しかったですね。あの時を思い出すと今でも奥歯をグッと噛み締めたくなります(笑) でも、その悔しい思いが強かったからこそ、それをバネにして『どうすれば自分のデザインをもっと色んな人に受け入れてもらいやすくなるか』を考え、努力することができました。ある意味で、自分に良いきっかけをくれた出来事として、すごく印象に残っています」
挫折を単なる失敗で終わらせず、成長への糧とする。少し悔しそうに、しかし前向きに語る姿がとても印象的だった。
AI時代を見据え、「言語化」できるデザイナーへ
1年目から2年目へとステップアップする中で、仕事への向き合い方にも変化があったという。
「AIの進化においていかれないように、AIを使って『いかにデザイン業務をより良くしていけるか』を考えるようになりました」
ただ目の前のデザインを作るだけでなく、新しい技術を取り入れながら業務をアップデートしていく。現状に甘んじることなく、常に先を見据えている姿勢が伺える。
最後に、今後の目標について尋ねた。
「今の課題は『言語化』だと思っています。クライアントの意図を汲み取ることができなかった苦い体験にも共通しますが、AIと共存していくためには、もっとデザインを言葉にするプロセスが必要だと感じています。そうやって、将来的には自他ともに認められるようなデザインを作っていければと考えています」
挫折を知り、技術の進化と向き合いながら、自分の言葉でデザインを語れるようになるために。入社2年目デザイナーの挑戦は、これからも続いていく。