プロダクト概要
サブスク.LIFEは、すごく平易にいうと「時間をかけずに無駄遣いだけ削るサービス」です。家計簿をつける手間をかけられない人でも、固定出費だけを簡単に削減できる機能を揃えています。難しく表現すると、サブスクリプション(定期購買)や固定費の契約や支払いを管理するサービスとも言えます。主な機能は2つで
- 毎月の固定費を見える化し、契約更新・解約をする機能
- サブスクを選べるモール機能(楽天市場やAmazonのイメージ)
本稿では、弊社プロダクトにご興味を持って頂いた方向けに、プロダクト開発経緯と戦略についてご理解頂こうと考えています。長文ですが、お付き合い頂けますと幸いです。
なぜやるのか
ビジネスを始める場合、大まかに2つの理由があると思います。1つ目は儲かるから、2つ目は何か課題を解決したいから。本プロダクトでは、両方の側面があります。
目的① 国内40兆円市場のプラットフォームになる
サブスク市場は現在急拡大しており、2022年には1兆円の市場規模に達する見込みです。また、40兆円ほどの市場規模があるインフラ固定費(電気・ガスなど)も自由化が進み成長している市場です。一方で、高齢者を中心としたクレームが相次いでおり、市場のルール整備が追いついていません。弊社では、メンバーのスキルからこの巨大な市場のプラットフォーマーになれると計画し、現在取り組みを進めています。
目的② 自分やユーザの「時間もお金も」節約したい
創業者である私は、かなりズボラな性格で、生活用品の買い足しもよく忘れます。そのため、サブスクという契約形態には「これで脳内リソースを使わずに、欲しいものを購入できる」と期待していました。しかし、「解約できない」「品質が悪い」「引っ越した時に面倒」などトラブルで、かえって時間を使う羽目にも遭ってしまいました。その際、周囲でも同様の課題が年齢を問わずに存在する事に気付き、「時間とお金の両方を節約できる」というサブスク本来の形を取り戻したいと考え、本製品の構想に至りました。
機能概要
機能については多岐にわたるため、一般消費者が本サービスを利用する流れに沿って一部をご説明をさせて頂きます。
① ユーザ情報の登録
まず消費者は簡単にメールアドレスとパスワードを決めて会員登録をして頂きます。また、会員登録後にクレジットカードのWEBマイページなどを登録する事で、毎月発生している支払いを自動検出する機能を活用できるようにもなります。
② サブスク検出
ユーザ登録後、有名どころのサブスクのうち加入しているものを選んだり、自身で手動入力したり、上述の支払い履歴からのレコメンドを取得したりして、毎月発生しているサブスクを登録する事ができます。この際、操作には全て人間のカスタマーサポートが付随します。
③ 解約依頼
サブスクの検出が終わったら、次に「本当は解約しようと思っていた」「契約していることを忘れていた」といったサービスを選んでください。サブスク.LIFE側にて解約手続きの代行またはご本人による手続きのサポートを実施します。
④ サブスク化検討
サブスクではないのに毎月同じものを買っている場合、その商品をサブスクにした方が時間の節約になります。意外な商品のサブスクから、メジャー商品のおすすめサービスまで、様々なサブスクを推薦したり、モールページから探していただくことが可能です。
⑤ 固定費を1つの画面で管理
一度整理をしてしまえば特に毎月作業する必要はありません。気が向いた時や貯蓄の必要が生じた時に、サブスク.LIFEを訪ねてください。「年間で10万円追加で貯蓄したい」といった要望に合わせて、不要なサービスを契約したり、類似サービスへの乗り換えの検討を行いましょう。
解決される課題
このサービスは一面としては消費者のみに便利な製品になっていますが、サブスク事業者にとっても有用なツールになっています。「何となく怖い」といった消費者の懸念を解消し、新しい顧客の獲得を狙える場になるためです。これをお読みの方も、消費者として以下のような感覚を持ったことはあるのではないでしょうか。
- 解約忘れをしてしまいそう
- 違約金などの不安要素を見落としているかも
- サービス毎のMy Pageで管理するのが面倒くさそう
本製品では、これらの不安を払拭する事で、プラットフォームとして商品に少しでも興味のある層を送客する狙いがあります。これにより、漠然とした不安や不正を働くプレイヤーによって伸び悩んでいる「サブスク市場」自体を成長させていく予定です。
ビジネスモデル
物販ビジネスにおけるモール(Amazonや楽天市場)と同様のビジネスモデルになります。サブスク商品の決済手数料と広告宣伝費を頂く形式です。弊社では広告代理店機能も兼ね揃えているため、特設ページを作ることで、特定のサブスク商品を「解約が絶対にできる」形でお試しキャンペーンとして販売していただく事になります。一見すると事業者に不利なキャンペーンにも見えますが、世界サブスク大手のNetflixがとっているブランディング戦略であり、自社ページの解約導線作り込みなしで手軽に消費者ファーストのブランド確立ができる場として活用できます。
成長戦略
資金繰り
詳細は別途のご説明にはなりますが、弊社ではITコンサルティング事業も存在しているため、当面の資金獲得はそちらにて行う事になります。これは「早期のマネタイズを急ぐ事で消費者ファーストが崩れる」という事を防ぐためです。あくまで公正なプラットフォームを確立するために、完全に別となる資金源の獲得をおこなっています。
無料アプリとしてのユーザ獲得
ここまでのご説明でお分かりになるかもしれませんが、基本的には家計簿アプリと同じ訴求になります。このため、財テクなどに興味のある層に地道にではありますが、WEBアプリとして普及を進めていきます。この際、ユーザビリティや利用可能なクレジットカードなど、開発力が非常に必要となるため、エンジニア部門の拡充を急ぐ予定です。
集客媒体としてのユーザ獲得
特殊なユーザ獲得手段として、ビジネスモデルの項にあった「サブスク事業者の広告代理」というケースが存在します。サブスク事業者のサービスへ、サブスク.LIFEを介して加入して頂く事で、結果的にユーザ獲得につながるケースです。この形式でのユーザ獲得は、消費者とサブスク事業者の両方に向き合う必要があるため、事業開発が必要になります。そのため、今後は機能開発と並行して、事業開発についても人員を拡充する予定です。
目指す市場
目指す市場についても記載をさせて頂きます。本稿の序盤に記載した通り、日本国内では40兆円にもなる固定支出のプラットフォームを弊社では狙っています。特に、この中でも決済手数料と広告費が売上高に当たる計算になります。
また、すでに進めている輸出入事業とも関連して、海外への本製品輸出も検討しています。これは、特に東南アジア地域を想定しており、いまだ資産管理アプリが普及しない一方で経済規模の急拡大する市場に有効なアプローチであると考えています。
合わせて、削減した固定支出を投資に活用するなど、金融サービスの拡充も将来的には目指しています。高い目標ではありますが、勝ち筋とやりがいのある領域になっています。
一緒に働きたい人物像
弊社では、まだまだ成長中ということもあり、様々な職種で募集をしています。ただ、人物像については以下のようなイメージを持っています。
- 本記事を読んで「面白い」と感じてくださる方
- 職種に捉われず、事業を一緒に創りたい方
- 大きな夢を見てみたいという方
- のめり込める趣味を何であれ持っている方
あくまで一例ですので、仮に当てはまらないと思っても気軽に話を聞きたいなど言っていただければ幸いです。長文になりましたが、ご拝読ありがとうございました。