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シェアードモビリティが、スマホのように当たり前のサービスになる日を夢見て

調 美紅(しらべ みく)
プラットフォーム統括 エリア開発部所属

OpenStreetとの出会いは瀬戸内海から

前職では地域×観光エンターテイメントを創造する企業に在籍。瀬戸内海に浮かぶ小豆島での地域活性化事業に従事し、現地の一般社団法人でさまざまなサポートを行っていました。

このなかで課題と感じたのが島内での移動方法。本州との行き来がフェリーで日常の“足”が乗り合いバスの小豆島。タクシーに至っては香川県の割り振りで20台しかなく、なおかつ呼ばないと利用できないというもの。通常の季節であればこれでも通用するのですが、オンシーズンともなると観光客が増加するため、島民の足にも支障が出るような状況が続いていたのです。そこで地元のホテルなどがサービスとして始めたのがレンタルサイクルですが、小豆島はものすごく広い島(瀬戸内海で架橋されていない島では最大)で、往きは良くても帰りにヘトヘトになり、自転車を乗り捨てる観光客が続出しました。

この日常の“足”問題に腐心している頃に出逢ったのが、OpenStreetが提供していた「HELLO CYCLING」でした。どこでも乗車でき、どの場所でも返却が可能なこのシェアサイクル事業は小豆島の場合、島内各所にステーションを設けることで観光客による自転車乗り捨て防止にもつながり、島民のモビリティも飛躍的に向上。いまでは小豆島には無くてはならないものになりました。

「こんな面白いビジネスがあるなら自分も仕掛けてみたい」と感じ始めた私は前職を円満退職し、OpenStreetにJoinすることを決めました。

初ミッションは小京都“川越”のラストワンマイルを埋めること

こうして晴れてOpenStreet のメンバーとして働き始めた私。配属されたのは、自治体や協力企業様に「HELLO CYCLING」のサービスを提供するために必要な準備を行う“サービスオペレーション”セクションでした。具体的には、シェアサイクルの導入を検討されている自治体様などに対して、インフラ構築のお手伝い(サービスステーションの設置とそれに伴うさまざまな課題解決)や、運営のお手伝い(システムの導入や運営方法のレクチャーなど)を行うミッションを託されました。

こうして初めて手掛けたのが埼玉の“小京都”川越での「HELLO CYCLING」の導入で、川越駅・本川越駅から観光の中心である“蔵の町”へ向かう随所にサービスステーションを設置。気軽に利用できる“足”を実現しました。またこの川越から始まった新たな取り組みとして「非接触電源」のステーションを採用。駐輪するだけでアシスト付電動自転車の充電が完了するというサービスをスタートさせました。サービスがスタートした後に訪れた時の鐘や菓子屋横丁などで、「HELLO CYCLING」のロゴを付けた白い自転車を見かけると、ちょっと誇らしい気分になったものです。

この川越でのシェアサイクル導入後も、千葉駅周辺や海浜幕張・蘇我、松本市、静岡市などでの「HELLO CYCLING」の導入に携わり、今日まで地域のパーソナルモビリティの普及を手伝ってきました。


OpenStreetの魅力は、フラットで男性女性を意識せずバリバリ働けるところ

OpenStreetの魅力は、何と言っても組織がフラットなところ。男性だから、女性だから、これをしなければいけないというのがありませんし、そういう意味ではバリバリ働きたい方にはかなり向いていると思います。

あとは皆さんとても優しい方ばかりで和気あいあいと仕事ができる点が気に入っています。私が所属しているサービスオペレーションは、部長を含めて現在4人のメンバーで構成されていますが、みんなとても明るく前向き。時には冗談も出て楽しいですよ。

ちなみに私の場合、全力で仕事に向き合った後のOFFタイムには、大好きな映画観賞や読書、趣味のイラストを描いたりしてプライベートを過ごしています。また遊びに行く時にも、HELLO CYCLINGに乗っておでかけ。距離を感じさせないモビリティって本当に楽しいし、いろいろなことに興味津々な私にとって、素晴らしい相棒だと思っています。

分らないことを“恥”ではなく、成長の“糧”と捉える

分らないことを“恥”ではなく、成長の“糧”と捉えるのが私のモットー。自分自身は文系出身。IoTを駆使したサービスをご提供していくなかで、かなりの確率で分からないことに出くわしていました。それをいちいち取り繕っていてもダメですし、恥と感じていては前には進めません。

例えば最初の現場である川越では、OpenStreetとしても初の “非接触電源”にチャレンジしましたが、「アンペアって何?」と聞くほど電気に疎かった私の頭は大混乱。廻りに詳しい人がたくさんいて質問攻めにできたことも幸運でしたが、この気軽に聞ける風通しの良さがあったからブレイクスルーできたと感謝しています。そしてこの苦労が報われた今では、「非接触電源に詳しい人」と、社内でも一目置かれているんですよ。

これから当社を目指す方もぜひ、先輩たちがたじたじになるぐらい質問してみてください。きっと思いもよらないような解決策が引き出せるはずですよ。

これから目指したいこと。お迎えしたい新しい仲間について。

北は青森から南は九州・沖縄まで、全国220都市・約2800ステーションにサービスを拡大中の「HELLO CYCLING」ですが、私たちのチャレンジはまだまだ始まったばかり。現在は点と点を結ぶ1次元的な展開が中心ですが、これをもっと網の目のようにグリッド化することを目指して、新たなサービスステーションの設置に向けて邁進しています。このなかで、いまパワーを注いでいるのは東京都23区内など都市部でのステーション新設。このロケーションの決定にIoTで吸い上げたデータを活用し、“当初はこの場所に予定していたが、このあたりのほうが効果的”というような手法でインフラを創り上げています。

私たちが目指しているのはこのシェアサイクル事業をごく当たり前なサービスに進化・深化させていくこと。その目標としているのは、スマホや交通系ICカードのような、誰もが知っているサービスです。また私たちのミッションは「HELLO CYCLING」に留まりません。このスキームを転用した「HELLO MOBILITY(※)」では、スクーターを用いた“より行動半径の広い新しいモビリティ”を提供していますし、今後もぞくぞくと新しいサービスを生み出そうとしています。
 ※2022年6月8日より、HELLO SCOOTERからリブランディング

あなたもこの面白くって刺激的なミッションに参加しませんか!

一緒に働きたいと思える人物像というと……漠然としてはいますが、明るく前向きな人でしょうか。私自身もエンターテインメントが大好きで、ポジティブに仕事を選んでいった結果が今のポジションです。だから畑違いの方でも大丈夫ですし大歓迎ですよ。

またOpenStreet自体がシェアサイクルのために立ち上げた会社というより、“IoTを活用して、地域の課題を解決していく”というテーマを掲げている会社なので、ゼロからどんどん創り上げていきたい方には向いていると思います。

調 美紅(しらべ みく)

プラットフォーム統括 エリア開発部所属

【略歴】
神戸の大学を卒業後、エンターテイメントに興味があったことから作曲家を目指して上京。音楽や演劇で活躍する人材を育成する東京・恵比寿のエンターテイメントカレッジで楽曲提供や舞台制作などを学ぶ日々を送る。

このカレッジを卒業後、浅草・雷門にヘッドオフィスを構える地域×観光エンターテイメントに携わる企業に入社。瀬戸内海に浮かぶ小豆島の地域活性化事業に参加する。

島内での交通事情に課題感が残る小豆島のパーソナルモビリティを模索するなか「HELLO CYCLING」に出逢い、そのビジネスモデルの面白さに感応。同時にOpenStreetにも興味を感じ、2018年12月にJoinした。

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