お店や企業の経営において、「広報」「PR」は事業成長においてかかせないツールです。
しかし、むやみにコストをかけてしまうと、
「動画をつくったのに見てもらえない」
「チラシを配ったのに集客できない」
など、大事な広告予算の
無駄遣いになりかねません。
今、何をつくり、何をつくらないべきなのか?
我々のような「広報PR会社」は、顧客のビジョンや戦略を理解して、結果に責任を持って制作にあたる必要があります。
なんだか偉そうなことを書いてしまいましたが、スタジオMOVEDOORにも「結果の出ない制作物」をつくってしまった苦い経験があります。
今日はそんな過去を振り返りながら、我々が制作物を売る「制作会社」ではなく、成長と変化を売る「広報PR会社」を目指す理由を話します。
目次
- 無駄遣いが起きる制作会社の仕組み
- ①「納品」が「ゴール」になってしまう
- ②最適な広報戦略が提案されにくい
- トータルコーディネートという解決策
- 「戦略」「制作」「発信」は切り離せない
- コミュニケーションコストの負荷
- 3 制作会社ではなく広報PR会社へ
- ①完全オーダーメイドプランを提案
- ②結果が出るまでの流れを明確に
- ③外部クリエイターとの連携
すべて表示
無駄遣いが起きる制作会社の仕組み
広告費の無駄遣いが起きる原因は、
制作会社の2つの仕組みにあります。
①「納品」が「ゴール」になってしまう
制作会社の構造は「納品物」に対して「対価」を受け取ることで成り立ちます。そのため、納品後のデザイン&映像の使い道や、集客への効果検証に責任が生じることは、ほとんどありません。
・
・
今でこそ「広報PR会社」を名乗っていますが、立ち上げ当初のMOVEDOORは、映像とデザインを専門とする「制作会社」でした。
ゼロからスタートした学生起業。
「一緒に起業した仲間たちに給料を渡したい」
「とにかく実績をつくらねば」
そんな焦りの気持ちから、様々な企業の門を叩き、無我夢中で制作物をつくっていました。
ところが、どんなにカッコいいデザインが完成しても、顧客の事業成長に大きく貢献できている実感は持てませんでした。
我々は「つくること」に必死になりすぎて、「顧客のメリット」や、本当の意味で事業成長にコミットすることを見失っていたのです。
戦略無しに、広報PRは成り立ちません。
いくら美しい動画を作っても、使い道が定まっていなければ、集客はできない。
ご依頼いただいた方から、「いいものができた、ありがとう!」と言われても、事業成長に貢献できなければ、意味がない。
納品が終わるたび、
自分の無力さを感じていました。
「クリエイティブの力、広報・PRの力はそんなに小さなものじゃない」
「僕たちなら、銀行やコンサルタントとは違ったアプローチで、貢献できるはず」
そう信じていたからこそ、本当に悔しかった。
そうして月日は流れ、
ある日、ふとこう思ったのです。
「このまま売り切り型の『制作会社』を続けていくのは危険かもしれない」と。
②最適な広報戦略が提案されにくい
「動画」や「紙面デザイン」など、専門分野に特化した制作会社の場合、本当にベストな広報戦略を提案することは困難です。
映像会社に属しているのに「御社にはチラシ広告が最適ですよ」とは、口が裂けても言えません。
それがベストな広報戦略であっても、そんなことを言ってしまえば仕事を失ってしまうでしょう。
世の中には素晴らしいクリエイターが、
数多く存在します。
ただ「素晴らしい制作物」が、常にベストな結果を生むとは限らないのです。
トータルコーディネートという解決策
企業の広告予算をこれ以上無駄にしたくない。
我々が目指したのは、課題発見と広報戦略構築から、革新的なデザイン・映像の制作。そして、顧客へ届ける広告まで。
広報PRを軸に企業の挑戦と変化にコミットする「トータルコーディネート」の考え方でした。
「戦略」「制作」「発信」は切り離せない
顧客の事業成長には、
この3つは切り離せない関係です。
1.戦略
2.制作
3.発信
この3つが同じ方向を向いていないと、制作物や発信の統一性が損なわれ、企業のブランド力は育ちません。企業によっては1〜3を、
1.戦略(コンサルティング会社A)
2.制作(デザイン会社B)
3.発信(広告会社C)
といった具合に、それぞれの専門分野に依頼しているケースもあるでしょう。
ただ、この1〜3には、とある「意外な費用」が抜け落ちてしまっています。
それは、広報担当者の「コミュニケーションコスト」。時間に対するコストです。
コミュニケーションコストの負荷
デザインはB社、広報はC社と複数の会社に依頼すると、想像以上に多くのコストがかかります。
・各社に企業コンセプトのシェア
・各社に納品物のフィードバック
・各社の進捗管理
など、やるべきことは山積み。
広報担当者の負担は計り知れません。
ここでもう一度「トータルコーディネート」の考え方を思い出してみてください。
戦略から発信、効果検証を、まるごと1つの広報PR会社に依頼すれば……
無駄なコミュニケーションコストは削減され、広報担当者は、空いた時間でより生産性の高い仕事にコミットできるかもしれません。
広報戦略を持ってつくられた制作物なら、
その活用方法も明確。
WEBサイト・紙面デザイン・動画が一貫したコンセプトや統一感を持って仕上がるため、ブランディング効果も大きく期待できるはずです。
大切な広告費が無駄になる心配もありません。
僕は、身震いしました。
「制作会社から広報PR会社へ」
「スタジオMOVEDOORが目指すべき方向はこれだ!」と思ったのです。
戦略から効果検証までに責任が伴う世界。
求められるゴールは「納品」ではなく、
圧倒的な「結果」です。
3 制作会社ではなく広報PR会社へ
こうして我々は「広報PRで事業成長を実現する」を新たなミッションとしました。
制作物を売る制作会社ではなく、
成長と変化を売る広報PR会社へ。
進むべき方向が明確になったのです。
とはいえ、まだまだ力不足。会社として、早急なステップアップが必要でした。
掲げたミッションを体現するために。
この数ヶ月、我々が取り組んできた「制作会社ではなく広報PR会社であるための3つのポイント」をお伝えします。
①完全オーダーメイドプランを提案
スタジオMOVEDOORは、通常2〜3週間かけて、ご依頼をいただいた業界を徹底的に分析しています。業界から一歩引いた第3者の目線で、
・競合他社の広報PRの状況
・誰に何を売りたいのか
などを整理し、完全オーダーメイドの広報PR戦略&年間スケジュールを提案します。
我々はこれまで、個人店から大企業まで、幅広い業界に携わらせていただきました。
取材やヒアリング、効果検証……
一見、全く異なる業界で得た知識や経験が、他の業界の課題解決に繋がることも多くあります。
広報戦略は、広報PRにおける要。
一切の妥協をせず本気で向き合っています。
②結果が出るまでの流れを明確に
広報PRの結果が出るには、およそ半年〜1年かかると言われています。
単発の制作物によって、大きな結果が出ることは、ほとんどありません。売り切り型ビジネスの怖さは、ここにあります。
とはいえ「いつ結果が出るか分からないものに、多額の予算は払えない」というのが、多くの企業の本音だと思います。
提案において大切なことは、長期的な戦略にしっかりと納得していただき、信頼を得ること。
「いつ、どんな施策を行うのか」
結果が出るまでの流れを、年間スケジュールでお伝えすることを心がけています。
③外部クリエイターとの連携
この数ヶ月間で、特に力を入れたのが、外部のクリエイターとの連携です。
「スタジオMOVEDOOR」のメンバーは、これまで「広報」「PR」に関するあらゆるスキルを得るために、血の滲む努力をしてきました。
しかし、僕は社内のメンバーだけで顧客の課題を解決することがベストだとは思っていません。
特定の分野において、より高い専門性を持つクリエイターと共にチームをつくることで、ベストなパフォーマンスを発揮する。
外部で活躍する様々なクリエイターの得意分野や強みを理解して、顧客のコンセプトや業界に応じた、適切なクリエイターをチームに集めるキャスティング力を磨いています。
そして、クリエイターの集団をまとめて、ビジョンを共有する、マネジメント力を磨いています。
代表として今、本気で結果を出すためのチーム体制を整えることに、大きな責任を感じています。
SNSにアンテナを張る、繋がりを辿るなど、1人ずつ協力を仰ぎながら、外部のクリエイターさんと丁寧に関係を築いてきました。
2021年。新体制になった「スタジオMOVEDOOR」として、新たな一歩を踏み出せたことを、とても嬉しく思っています。
僕たちは変化の時代を生きている。
機能性や価格だけで差別化できる時代は終わり、クリエイティブの力が必要されています。
どの店の料理も一様においしく、不良品や粗悪なアイテムは、口コミによって淘汰される。
差別化が、非常に難しい。
そんな変化の時代を生きています。
ただ、こうした時代だからこそ、見えてきた「新しい光」もあるのではないでしょうか。
「企業のビジョン」「商品開発のストーリー」、企業で働く「人」や「こだわり」への共感……
今まで光が当たらなかった企業の「核」に触れることで、僕たちは感動し、消費行動を起こす。
その企業が何を想い、何を目指しているのか。
企業のストーリーを多くの人に届ける。
新たなクリエイティブが求められています。
一体どうやって?
その問いの先に、我々「スタジオMOVEDOOR」のミッションがあります。
MISSON
「広報PRで事業成長を実現する」
制作を売る制作会社ではなく、
成長を売る広報PR会社です。
課題発見と広報戦略構築から、
革新的なデザインや映像制作。
そして顧客へ届ける広告まで。
広報PRを軸に企業の挑戦と変化にコミットする。
クリエイターが事業成長に責任を持ち、
クライアントと共に喜びを分かち合う。
挑戦と変化を望む全ての企業のために、
課題解決と目標達成、新たな機会創出に貢献する。
スタジオMOVEDOOR会社概要
企業における「広報」「PR」の予算は限られています。これから出会う企業の皆様が、変化の時代を軽やかに駆け抜けていけるように。
そんな企業のパートナーとして、我々はより一層、課題解決と目標達成、新たな機会創出の貢献に、全力を尽くしていきます。