こんにちは。株式会社TWIN PLANET採用担当の片山です。
“本当のTWIN PLANET”をお伝えする社員インタビュー企画。
今回はTPならではのポジションである芸能マネージャー部門から、チーププロデューサーとして活躍中の伊藤和彦さんが登場です!
まずは、芸能マネージャーを目指したきっかけを教えてください。
僕は青森の田舎出身で、物心ついた頃からテレビこそが最高の娯楽でした。
ちょうど世の中にホームビデオが普及し始めた時代。ブラウン管の向こう側はいつもキラキラした東京で、日に日に東京への憧れが強くなっていったのを覚えています。
そんなこともあり、小学生の頃からすでに「テレビに関わる仕事」に就きたいとは思っていたんです。
まだ子供のぼんやりとした夢だから、音声さんでも大道具さんでも、テレビに関わることならなんでもいいって感じだったかな。
でもね、誕生日パーティーも苦手なくらい注目を浴びたくない性格なもので、裏方であることは絶対条件。
さらに石橋を叩きすぎて割ってしまうほどの慎重派なので、派手に突っ走るのではなく2番手として立ち回りたいとも思っていました。
いつ頃から具体的にマネージャーを意識したのでしょう?
そこにたどり着くには紆余曲折があったんだよねぇ・・・
大学進学の際には、テレビ=東京っていうイメージがあったこと、そして父親の「東京を知らずして一生地元で過ごすのと、東京を知った上で田舎に戻ってくるのでは人生観が違うぞ」との勧めもあり、迷わず上京しました。
そして、せっかく東京に来たなら学生時代からテレビに関するアルバイトをしようと思い、音楽番組やバラエティ番組の電飾等を専門で扱う会社で、機材を扱う仕事を始めました。
と言っても、この時もまだ芸能マネージャーという仕事の存在すら知らなくて。
タレントの付き添いで来ているマネージャーたちを現場で見かける程度だったので、まさか自分がその仕事に就くなんて考えてもいなかったです。
それからバイトを続けること4年、就活の時期が来た時には、すっかりテレビ業界については詳しくなっていました。
正直なところ第1志望はテレビ局員だったのですが、現場で制作スタッフの皆さんの激務ぶりを見ていたことや、そもそも入社のハードルがかなり高い。
そんなこんなで進路を迷っていると、当時アルバイト現場でお世話になっていたプロデューサーから、とある芸能事務所のマネージャー職の誘いを受けました。
これまでもお話していたように芸能マネージャーという仕事に興味を持ったことがなかったんですが、これも何かの縁かと思いとりあえず話だけでも聞いてみようと。
実際に紹介された事務所は大手事務所を独立したマネージャーが立ち上げたばかりの小さな会社だったし、今思えば怪しさ満点なんですが(笑)、人の縁を大切にしたいと考え入社を決意。
この時から、僕のマネージャー人生がスタートしました。
マネージャー職のスタートはどんな感じだったんでしょう?
はっきり言って、順風満帆なスタートではなかったかな。
無名タレントばかりで売り出し方もわからない中、これまでの自分の人生経験を頼りに仕事していました。
というのも、実は高校時代にラジオDJをやっていたことがあって。
僕がテレビの仕事に就きたいことを知っていた高校の先生の勧めで、地元のFM局が募集していた高校生番組に応募したのがきっかけだったのですが、自分達だけで画立案・収録・編集までのすべてをやって。
ラジオは音だけで情報を伝えなくてはいけないため、どんな言葉を選ぶべきか常に頭を働かせ、間をつなぎ、話し続けなければいけない。
どんな話し方をすれば信頼してもらえるか、またどうやったらその場を和ませることが出来るかなど、当時の経験が巡り巡って現在のマネージメント業務に繋がっていると思います。
世の中色んな性格の方がいますが、基本的にどんな方が相手でもある程度は攻略する自信はあります。
第一印象が悪い方、苦手だなって思った人ほど攻略したときにとても嬉しいし、気づいたらめちゃくちゃ仲良くなっているものです。
結果、これまでの経験で得た知識や感覚というものが、マネージャーという仕事を実際に始めてみて非常に活かせていることに気づきましたね。
その後、TPへ入社したきっかけは?
同業と言うこともあり当時のTPマネージャー陣と面識はあったのですが、転職を考えている話をすると快くTPに誘ってくれたんです。
早速矢嶋さん(弊社社長)との面談をセッティングしてくれたのですが、僕のマネージャーとしてのこれまでの経験と、この仕事に対する熱意みたいなものにすごく共感してくれて。
ガッチリと握手をして解散したのを覚えています(笑)
入社後は、モノマネタレントだったりギャルモデル出身のタレントだったり、TPらしいバラエティに富んだメンバーや、自ら発掘したTP初の若手女優のマネジメントなどを担当してきました。
奮闘しているうちに、あっという間に6年経っていましたね。
TPってどんな会社でしょう?
いわゆる芸能プロダクションによくある昔ながらの制約やしがらみに縛られない、ストレスのない会社ですかね。
また、やりたいことがある人、夢を叶えたい人にとっては、会社の人脈やコンテンツをどんどん使っていけるすごくいい環境ですよ。
それに表参道っていうキラキラ感、流行を発信する側の立ち位置にいれるのは、田舎出身の僕にはちょっとした優越感です(笑)
結局は、自分の環境に自分で酔える人が強いと思うんですよね。
あとはどの部署もそうだと思うのですが、プライドのぶつかり合いがあったとしても、それは”いいものを売るため”。そのためにみんな勝負している。
エンタメ業界って波があるのが当然で、野球選手が毎回ホームランを打てないのと同じで、ずーっといい時期が続くわけなんてない。
悪い時こそポジティブな思考を持ち、どう明日を迎えるか?を長い目で見据えて取り組める人が活躍している印象かな。
芸能部に関していうと、新人部門のサテライトDiv.にはいつも注目していますね。
自社の中で原石を発掘できる環境があるってすごく重要だし、未経験からマネージャーにチャレンジしたい人にとっては、いろんなことをタレントと一緒に吸収して成長して行くのもおすすめですよ。
伊藤さんが考える、マネージャーにとって必要なことってなんでしょう?
まず言えるのは、自分で自分を褒めてあげられないとマネージャーはしんどいってこと。
タレントからの見返り(感謝など)を求めちゃダメ、仕事の成功体験は自分で褒めてあげようねってことです。
そうやって自分自身を褒めていくと、結局はマネージャーってタレント(商品)がいないと意味がない存在だってことに行き着くと思うんです。
タレントとは、水をあげて大切に育てて行くべき大事な存在。
マネージャーはあくまでも橋渡し役であり、タレントが飛躍するきっかけを与えてあげることしかできません。あとは、タレント本人が頑張って戦う。
そんな中で、お互いに感謝の気持ちを忘れずにいれたらいいなと思っています。
そして、マネージャーは永遠のナンバー2。
そのことに対して、コンプレックスではなく誇りを持てると良いよね。
担当タレントが大成した時に、マネージャーのおかげってちょっとだけでも思ってもらえたら嬉しいじゃない?
裏方である快感を感じられる、官房長官タイプの人にはぴったりかも。
ありがとうございました!最後に今後のビジョンを教えてください。
ざっくりいうと、誰かのために生きたい!それは、プライベートでも仕事でも、、
仕事は誠実に、これは変わらずかな。