What we do
障がいの有無にかかわらず使える、IKOUポータブルチェア
エクストリームユーザーである障がい児の親子の体験を起点としてプロダクトをデザイン
<マイノリティの体験から学ぶ、IKOUのものづくり>
体に不自由のある障がい児は、発達のプロセスがとてもゆっくりで、時に困難を伴います。しかし、その分育児者は、一つ一つの成長に試行錯誤しながら向き合い、深い気づきを持っています。
IKOUは、こうした障がい児育児の日常を深く洞察し、そこから生まれたアイデアを一般の子どもたちとその家族にとっても価値を感じられるデザインに還元することを、プロダクト開発の指針としています。
<IKOUポータブルチェアについて>
最初のプロダクトであるIKOU ポータブルチェアは、家の中でも外出先でも使える、折りたたみ式のキッズチェアです。体幹が弱い乳幼児のおすわりの姿勢をやさしく支える機能性と、どこへでも気軽に持って出かけられ、日常に馴染むデザイン性を追求しました。
▷プロダクト詳細 https://ikoudesign.com/ja/product/ikou-portable-chair/
<”あらゆる子どもを歓迎する”、インクルージョンのシンボルを目指して>
IKOUは、障がいの有無という垣根を越える乳幼児向けブランドとして、社会にインクルーシブな空間を増やしていきたいと考えています。個人のユーザーに限らず、スポーツ関連施設、娯楽施設、飲食関連企業などに導入いただくことで、より多くのファミリーが外に出かけるきっかけを増やし、子どもたちが大切な人と一緒に過ごす時間、異なる個性が出会って共有する時間を、もっと豊かにしていきます。
Why we do
このブランドが生まれた背景には、創業者・松本友理自身の体験*に基づく、「分断された社会」に対する強い課題意識があります。
日本では、障がいの有無によって子どもたちの生活、学び、遊びの場が隔てられ、身近なベビー用品においても、「障がい児専用」と「健常児だけを対象にしたもの」に分かれている現状があります。それゆえ、両者が体験を共有する機会は、非常に限られています。しかし、幼少期からいろんなニーズを持つ人たちの存在を身近に感じることは、ダイバーシティ&インクルージョンが担保された社会を創る上で不可欠です。
IKOUは、「障がいのある子もない子も対象とする、新たなブランドを創りたい」、という創業者の強い想いから生まれました。
*創業者の原体験と開発ストーリー▶︎ https://ikoudesign.com/ja/story/
How we do
ユーザーの気持ちに寄り添うことを最優先に、ユーザーインタビューやテストを繰り返し実施
高い技術力を持つメーカーと協業しながらプロダクトを完成させた
ファウンダーの松本は大学卒業以来、起業を決意するまでの10年間、トヨタ自動車で商品企画の仕事に携わっていました。
プロダクトの構想を考え始めた時、どうせやるならトヨタのように世界で通用するものをつくりたい、という大志を抱き、プロダクトデザイン/開発チームづくりに奔走し、国内外のトップレベルのデザイナーやメーカーと協業しながらプロダクト開発を進めてきました*。
*協業先例: デザイン開発 IDEO TOKYO、設計監修 東レ・カーボンマジック
ユーザーへの想いを共有する開発チームとのものづくりについては、こちらのストーリーをお読みください。
▷開発ストーリー https://ikoudesign.com/ja/story/
日本を代表するインクルーシブ・ブランドとして世界への挑戦を見据え、世界で戦えるレベルのものづくりに携わることができるのは、IKOUの商品開発の大きな魅力です。