What we do
事務局にはほかにも職員がいます。
私たち認定NPO法人チャイルドファーストジャパンは、子どもの虐待問題に特化した団体として、1998年に設立された組織です。強い課題意識を持ち、子どもの人権擁護・健全育成のために取り組みを続けています。
■団体の概要■
子ども虐待・ネグレクトといった社会課題の解決に向け、主に以下の取り組みを実施しています。
・国際シンポジウムの開催
年に1度、国内外の専門家を招き、2日間にわたる学術集会を主催しています。
・電話相談事業(虐待相談かながわ)
虐待が疑われる子どもや、関係専門職からの電話相談を受け付けています。
・研修事業(司法面接・発見者聞き取り)
米国から導入した司法面接の手法を国内に普及させるため、研修を実施しています。
・子どもの権利擁護センター(CAC)
虐待・ネグレクト被害が疑われる子どもへの司法面接、系統的全身診察、こころのケアをワンストップで提供する取り組みです。
・クリニック運営
児童精神科によるトラウマ治療を実施しています。
1998年に民間団体として発足した私たちは、2015年に神奈川県から認定NPO法人としての認定を受けました。これまでの当団体の取り組みはラジオ番組で取り上げられるなど、子ども虐待問題の解決に尽力する組織として活動を続けています。
Why we do
■私たちの理念■
「子ども虐待・ネグレクトの防止と対応を普及・促進させ、子どもの人権擁護、健全育成に努めます。」
私たちは、社会における児童虐待や性被害の問題に対し、強い課題意識を持って取り組んでいます。その原動力は、「投げた一石に気づく人を少しずつでも増やし、社会を変えていくしかない」という強い展望です。
■活動への想い■
「被害を受けた子どもを証言台に立たせることなく、事件を立証せよ」。
これは、理事長が今年の8月にアメリカ・ダラスを訪れた際に、現地の刑事が述べた言葉です。
トラウマを抱えた子どもにさらなる負担を強いることをせず、「大人の責任」として問題に立ち向かう意識が、海外では根付いています。
一方の日本では、「被害者が訴えてくれなければ動けない」という現状があります。この「子どもの権利に対する認識」が乏しいという構造的な問題に立ち向かうことが、私たちの使命です。すべての子どもたちが虐待や搾取を受けた過去に支配されず、自らの将来を切り拓ける社会を目指して活動しています。
How we do
■求めたい姿勢■
経理は、子どもたちと直接関わることが多いポジションではありません。しかしながら、当団体における活動の土台を築き、持続させるうえで、不可欠な役割を担っています。今回入職される方にも、「自分の仕事が、一人でも多くの子どもたちの人権を守る力になっている」という点に誇りを持っていただけたらと思います。
私たちの理念である「子どもの人権擁護」に、「お金の動き」の観点から貢献していると実感できる感覚が必要です。
■組織の構成■
医師、保健師・看護師、公認心理師、社会福祉士・精神保健福祉士など、さまざまな専門職に携わるメンバーで構成される組織です。それぞれが課題に対して高い関心を寄せているため、専門外の仕事でもしっかりとやり抜くメンバーたちです。
現在、経理の役割は日商簿記の2級を保有しているメンバーが担当しています。今回入職される方には、「お金の専門家」として団体の運営に携わっていただけたらと考えています。
■働く環境■
基本的には通勤のうえで働いていただくことを想定していますが、週に数日であれば在宅勤務も可能です。その場合には、週2日以上の通勤をお願いします。勤務地は小田急小田原線の伊勢原駅から徒歩4〜5分の立地であり、通勤しやすい環境です。