【絶望2】カンピロバクター
こんにちは大塚理和です!
隔週でストーリーの公開をしているのですが、前回公開できませんでした。
お待ちしていたたくさんのファンの方々、大変申し訳ございませんでした。
原因は家で焼いた鶏肉でした。
自分は薬とかを摂取しないタイプで、体調が悪くても基本的に寝て治します(買いに行くのがだるいとかもあります)。調べると2~7日で治ると書いてたので、自分の免疫力を信じて2,3日で治そうと思ったんですけど、3日目でも絶望的におなかの調子が悪いのと、いつ出るかわからないもののために一日をトイレで過ごすのがしんど過ぎたため、意を決して薬局で整腸剤を買いました。
薬を飲むや否やとんでもなく体調が回復したため、皆さんには「薬ってすごいんだぞ」ということを伝えたいです。
とはいえこれからもそんな安易に薬は飲みません。古臭い考え方ですね。
ここからは真面目にプロジェクトの話をします。
発電量予測機能の対象を屋根から農地へ広げる
前回の記事では、建物を屋根面ごとに分割し、それぞれの屋根面の日射量や発電量を確認できるようにした取り組みを紹介しました。
しかし、発電量を知りたい場所は住宅の屋根だけではありません。
例えば、
- 遊休地
- 農地
- これから太陽光発電所を設置したい土地
など、建物が存在しない場所でも、「ここにソーラーパネルを設置したらどれくらい発電できるのか」を知りたいケースがあります。
そこで今回は、発電量予測機能の対象を建物だけでなく、農地まで広げることにしました。
ユーザー体験はそのままに
建物では屋根をクリックして発電量をシミュレーションしていました。
農地でも、できるだけ同じ操作感を実現したかったため、UIには「農地検出モード」を追加しました。
ユーザーはモードを切り替え、発電量を予測したい農地をクリックするだけです。
すると、その土地にソーラーパネルを最大限配置した場合の年間発電量をシミュレーションできるようになりました。
建物でも農地でも、できるだけ同じ操作感で利用できることを意識して設計しました。
農地は屋根よりもずっと広い
ただ、裏側の処理は建物とは大きく異なります。
屋根を検出する場合は、高倍率の航空画像を利用していました。
しかし農地は屋根よりもはるかに広いため、同じ画像サイズでは土地全体を収めることができません。
そこでAIチームには、農地検出用としてより広い範囲を取得できるズームレベルにも対応してもらいました。
フロントエンドでは、ユーザーが選択した検出モードに応じて、建物用・農地用それぞれに適した画像をAIへ送るようにしています。
建物とは違う難しさ
農地対応自体は実現できましたが、ここで新しい課題も見えてきました。
建物は形状や色の違いが比較的分かりやすく、検出対象も明確です。
一方で農地は、
- 周囲の農地との境界が分かりづらい
- 色味や濃淡が似ている
- 広範囲を扱うため、画像内に別の対象も入りやすい
という特徴があります。
その結果、
- 隣の農地までまとめて検出してしまう
- 想定していない範囲まで含まれてしまう
- 画像内に写っている建物が検出対象になってしまう
など、精度面でいくつかの課題が見えてきました。
機能を広げると、新しい課題も見えてくる
今回の目的は、農地でも発電量をシミュレーションできる仕組みを実現することでした。
その目標自体は達成できましたが、実際に利用してみると、建物とは異なる難しさがあることも分かりました。
新しい機能を追加すると、今まで見えなかった課題が見えてくる。
今回の農地対応は、まさにそんな開発だったと思います。
次の取り組み
農地でも発電量をシミュレーションできるようになりましたが、より実用的な機能にするためには、検出精度をさらに高める必要がありました。
次回は、
- 農地の検出精度をどのように改善していったのか
- AIだけに頼らず、UIも含めて精度を高めた工夫
について紹介したいと思います。