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社員インタビュー Vol.2|積み上げてきた知識を活かし、脱炭素人材の育成にも貢献したい!

「皆さんこんにちは!エックス広報担当です!第2弾として、新事業創出チーム、副主任研究員 酒井さんにインタビューしました!」
※当社の正式名称は“エックス都市研究所”ですが、社内外から親しみを込めて“エックス”と呼ばれていますので、このページでは当社のことを“エックス”と表記します

【プロフィール】

酒井 広平/副主任研究員
北海道大学院 農学研究科を修了。民間企業のCSR部門、国立研究開発法人国立環境研究所 専門員を経て、2017年にエックスに入社。2019年から新事業創出チームの副主任研究員を務め、再生可能エネルギーや脱炭素分野に関わる国・地方自治体の案件に携わっている。その他、「3R低炭素社会検定」のテキスト編纂も行っている。

【インタビュー】

ー現在のお仕事について教えてください

チームとして「REPOS」という環境省の再生可能エネルギー情報サイトのデータ整備などを行っていますが、昨年度からはその中でもバイオマスのポテンシャルの検討を担当しています。現在のREPOSにはバイオマスのポテンシャルは掲載しておらず、一から検討しています。木質バイオマス(森林バイオマス)がどこにどのくらいあって、木材として建材や合板・パルプとしてどれだけ利用され、未利用分がどのくらいあって、それを燃やして得られる電力と熱エネルギーがどのくらいになるかといったフローを検討し、その量を推計しています。なお、木材として利用される分はエネルギー利用しない前提の計算としています。

その他には、自治体の脱炭素化、再エネ導入関連の計画策定などにも関わっています。

出典:環境省 https://www.renewable-energy-potential.env.go.jp/RenewableEnergy/

ー大学ではどんなことをしていましたか?

北海道大学の農学研究科にいたのですが、土壌から出るCO2やメタンガスなどの温室効果ガスを札幌の森に入って測定していました。海外ではシベリアにも行き、森林火災後で燃えて永久凍土が融けた沼地などで温室効果ガスを測定したこともあります。

ーエックス入社前は何をしていましたか?

大学卒業後は民間企業のCSR部門を経て、国立環境研究所に入りました。国立環境研究所では、日本の温室効果ガス排出量推計(温室効果ガスインベントリ)を担当しました。

ーエックスとの出会いについて教えてください

エックスはバイオマス関連業務を行っているとのことで、大学院時代から興味を持っていました。

ーエックスに入社することにした決め手はなんですか?

国立環境研究所には10年在籍していたのですが、少し環境を変えようと思い、もともとコンサルタント志望だったこともあり、ちょうど募集のあったエックスに移りました。

エックスではこれまで自身がやってきたことにも近いが、少しだけ角度が違う業務に携われるというところが決め手でした。

ー入社前後の印象の違いやギャップなどはありましたか?

国立環境研究所では研究者という立場ではなく、環境省から仕事を受けて、最終的には報告書を書くような、いわゆるコンサルワークに近いことをしていたので、そこまで違和感はなかったです。
国立環境研究所との違いとして、エックスは民間企業なので利益を求めるという点で、進んで仕事を取りに行く必要があることやコストパフォーマンスを気にするところは違うなと感じました。



ー今やっている仕事はやりたかったことと合致していますか?

こなしていくのが難しいところもありますが、合致していますね。ちなみにエックスの業務の延長上とはなりますが、京都大学の先生などと共に持続可能な社会形成に資する人材育成の一環として「3R低炭素社会検定」のテキスト作成や検定の運営にも関わっています。


出典:3R低炭素社会検定 https://www.3r-teitanso.jp/

ー業務獲得の方法などを教えてください

現在はありがたく、国や自治体など多方面から引き合いが来ています。また、関係会社との雑談から業務につながったり、委員会で関係する大学の先生からのお話が業務につながることもあります。

ー業務にかける思いを教えてください

国が表明している2050年のカーボンニュートラル実現というのはまだまだ道半ばです。そこへ仕掛けて行くのは、エックスなら可能だ!と思っています。

エックスが環境省や自治体を引っ張っていく役割を担えればと考えています。

ー仕事のやりがいと、大変なところを教えてください

やりがいは、自分が調査したり検討してきたことが自治体の計画などとしてアウトプットされ、具現化した時にやりがいを感じます。

大変なところは、担当者変更などで業務の方向性がガラッと変わることがあり、それに対応していくことだったり、関係者が多い場合に対立する意見を尊重しつつ、落としどころを探ることが大変だったりします。大変ではありますが、それが求められているところもありますね。

ー他のコンサルと比べてエックスの強みはどんなところにあると思いますか?

大手の総合研究所等よりも小回りが利いて、国の政策面だけでなく自治体の実務面をサポートできているのではないかと思います。

また、脱炭素を進める上では、新たにエネルギーをかけてモノを作るよりも、使う資源を減らしたり、資源をリサイクルして賢く使うなど「資源循環」の視点も重要になります。エックスは廃棄物・資源循環分野に強いので、その強みをうまく活かすことで価値を高めていけると思っています。

ー会社やチームについてはどう思いますか?

現在の会社規模が140名程度なので、顔と名前が一致する良いサイズ感だと思います。本社にいる方であれば、ほとんどの方とはしゃべったことはあるんじゃないかと思います。

チームでは、残業を減らすことなども重要視しているので、日々の業務効率化に取り組んでいます。新しく便利なツールなど積極的に活用することで、オペレーションが洗練されてきていると感じます。

ー今後の展望について教えてください

エックス脱炭素分野の海外展開はこれからといったところなので、例えば日本の脱炭素手法を海外に展開するなど業務範囲を広げることができればと考えています。

また、国内で脱炭素を推進するためには、実行する自治体の職員さん等の知識を底上げしていくことも重要だと思います。そのため人材育成支援にも取り組んでいきたいです。私が関わっている「3R低炭素社会検定」もその活動の一環ですが、みんなで少しずつスキルアップしていけると良いかなと思っています。

ー最後に、エックスに興味を持って頂けた方々へメッセージをお願いします!

エックスの掲げる「脱炭素社会の実現」というコンセプトに共感できる方、情熱をもって取り組める方大歓迎です!ぜひ応募をお待ちしております!


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