人の悩みを解決し、その後の人生にも寄り添いたい。
人の幸せに触れることのできる仕事は、世の中にたくさんあります。ブライダルや旅行といった華やかな業界がその代表例。私自身も憧れました。就職活動中、ブライダルの会社でアルバイトをしていたくらいですから。でも、あるときふと気づいたんです。輝かしいひとときを演出する仕事は素晴らしい。けれど、本当にやりたいことではないということに。私は、悩みを抱えている人の支えになりたい。晴れやかな瞬間に立ち会うだけではなく、その後の人生にも寄り添い続けたいんだ。この気づきをきっかけに、改めて会社探しをしたところ出会ったのが、HIMでした。
彼女の表情が明るくなった。
それだけでも、私がいた意味がある。
1年目、兵庫県のショールームにいたときのこと。車椅子に乗って、そのお客様はいらっしゃいました。まだ高校3年生の女の子でした。陸上部の最後の大会で100メートル走に出場したところ、ゴール直前、急に脚に力が入らなくなり、そのまま救急搬送。結局脚は治らず、おばあちゃんの紹介でショールームに通うことにしたという経緯でした。通い始めた当初は気持ちが沈んでいるからか、あまり元気がありませんでした。ところが、何度も言葉を交わし、ときに励ましたりしているうちに、だんだんと笑顔を見せてくれるようになっていったんです。ささやかな出来事かもしれません。でも、私にとっては本当に嬉しい変化でした。誰かを笑顔にするということの重み、尊さを、気づかされた気がしました。
「元気になりました!」
その報告が、たまらなく嬉しい。
その後、彼女はよく笑うようになって、見るからに元気になっていきました。何も手につかなかったのに、アルバイトができるまでになったんです。LINEで送られてきたその近況報告からは、幸せな大学生活を送っていることが、ありありと伝わってきました。溢れんばかりの幸せがにじんでいました。思い浮かぶのは、嬉しそうにはにかむ彼女の笑顔。本当に幸せな仕事だなと思うんです。お客様の喜びに触れ、その先の人生にも寄り添い続けることができるんですから。
私のことを、応援してくれる人がいる。
この仕事は、全国各地に長期出張しなければいけません。その期間中は、家族や友人ともなかなか会えません。でもその代わりに、たくさんの素敵な出会いに恵まれます。「しーちゃん元気?」とLINEをくれる優しいおじいちゃんや、「人生楽しんだもん勝ちだよ」と勇気づけてくれる、カラオケ大好きな98歳のおばあちゃん。挙げたらキリがありません。日本中に、私のことを見守ってくれるお客様がいます。いっぱい応援してもらって、差し入れまでもらっちゃって、仕事を抜きにして仲良くさせていただいている方もいます。この会社を選んで良かったとつくづく思います。