OOH広告とは?
OOH広告はOut Of Home広告の略で、家の外=屋外での広告のことです。屋外広告・交通広告を指します。次のようなものがあり、一口に「OOH広告」といっても非常に多岐に渡ることがわかります。
・屋外ビジョン:渋谷ハチ公前などにあるビルに設置されている映像放映メディア
・デジタルサイネージ:ディスプレイを使って情報を表示する媒体の総称。上記より比較的小さいイメージ
・看板広告:屋外広告と言われて一番想起されやすいであろう印刷物を掲載する看板広告、置き看板や立て看板も該当する
・アドトラック:宣伝のために車に広告を貼り、町中を走る広告。ラッピングカーや宣伝カーとも
・交通広告:電車内やタクシー内などで見かける広告
・幕・壁面・旗広告:看板広告にくくられることもありますが、広告幕形式のものや壁面に貼るもの、店頭に立てる旗や、広告板、柱の横の巻きつけ広告や袖付け広告、アドバルーンや、店頭の広告塔・アーチなども屋外広告の仲間
※川崎市の屋外広告物の種類より
OOH広告のポテンシャル
■世界のOOH広告
日本と世界のOOH広告の市場を見ていくと、今後ますますポテンシャルの高まる広告であることがわかります。
世界の2020年広告成長率は3.9%ほどの成長で、全体として伸びていく見込みですが、各広告種別に見てみると次のようになります。
OOH広告のポテンシャルは現状のシェアを鑑みると、デジタル広告の次に伸びるポテンシャルの高い広告であるとわかります。OOH広告自体は、移動というものがなくならない限りメディアとして存在し続ける=実質ほぼなくならない広告と言えます。
※「電通イージス・ネットワーク」による「世界の広告費成長率予測」より弊社で作成
■日本のOOH広告
次に日本の広告費を見ていくと、2019年はデジタル広告の牽引によって6%ほどの成長でしたが、「屋外広告」「交通広告」を見ていくと、ほぼ前年100%程度しか推移していないことがわかります。
※電通「日本の広告費」より
世界の伸び率と比較してみると、デジタル広告の日本での特異的な牽引と比較や、都市部への人工集中などを鑑みると、OOH広告の伸びがあまりに小さいことがわかります。
世界のOOH広告が伸びている理由
日本状況鑑みて、OOH広告が伸びていないことには大きく3つの要因があると考えられます。
■DOOH後進国日本
まず世界のOOH広告が伸びているのは、DOOH広告が推進しているからと言われております。
DOOH広告とは、Digital Out Of Home広告のことで、デジタルサイネージなどのことです。5G技術によってこちらがますます注目されております。
こちらの日本のDOOH比率は、世界的に見ても非常に低い数値であることがわかります。これにより
※「市場規模は1兆1000億円規模 ── ドコモと電通が5G活用も見据えたデジタル広告新会社を設立へ」より
■AI活用やDDOOH広告活用の遅れ
日本の事業全体として活用が遅れていると言われているAIですが、OOH広告でもこの傾向があるようです。また、DDOOH広告という、Dinamic Digital Out Of Home広告も上記の理由により日本で遅れております。
上空の飛行機が通る時間と合わせてそれに合わせて看板広告が映るような広告
歩きタバコをしている人が通ると咳き込む人が映る広告
など、DOOH広告ならでは動的な性質を活かした広告コミュニケーションなど、活用の幅が非常に広いのがOOH広告の特徴と言えます。AI活用によって幅が広がるのもこの領域です。
■プログマティックOOHのプラットフォーム未整備
プログマティックOOH広告とは、インターネット広告のように広告枠の自動買付のシステムが整備されている仕組みのOOH広告です。(プログラマティック広告と呼びます)
つまり、出したい場所のOOH広告が一覧化されていて、一覧化されたOOH広告の入稿を一元管理できるような仕組みです。
海外では下記のようなプラットフォームが出来上がっており、OOH広告へのハードルが非常に低くなっております。
OOH広告プラットフォームのAdQuick。広告の出稿管理から効果測定までを実施しています。
OOH広告のキャンペーン計画プラットフォームADstruc。独自の代理店も開設しました。
OOH広告注文プラットフォームのDomedia
同じく地図上から、配置する広告や期間など選んで発注できるプラットフォームFliphound
世界最大のDOOHのプラットフォーマーBroadsign
DOOH注文プラットフォームAdomani。Uberと連携してUber OOHもやっています。
DOOHのプラットフォーム、Blip Billboards
DOOHの注文プラットフォーム、Campsite
DOOHプラットフォーム、FrontRunner Technologies
DOOHの注文から評価までを行えるプラットフォーム、オムニチャネルの統一化が強みのVistar Media
日本のOOH広告にDXを起こすPalledAd
弊社PalledAd(パルダッド)は日本のこういったOOH広告のポテンシャルに先んじて目をつけて、デジタルトランスフォーメーション(DX)を起こしていくベンチャー企業です。
プログラマティックOOH広告を実現するサービス「AdVice 」(現在β版テスト実施中)
そして、重要になる効果の可視化やシミュレーションをするための「AdRes」
※VRで街を再現し、アイトラッキング技術で視認率を計測
※人流データを可視化して人流数を予測
など、今後伸びていくことがますます期待されるOOH広告のインフラとなるべくサービスを運用し、資金調達にも成功しております。
ご興味ある方はこちらよりお問い合わせください。
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