茂手木 真(モテギ マコト)
モトヤユナイテッド株式会社 経営企画室 室長
インベストメント事業部
こんにちは!モトヤユナイテッドwantedly編集部です。 今回はインタビュー第4弾として、経営企画室室長である茂手木さんにお話を聞きました。 いつも誰よりも仕事を面白がる彼の秘密は?モトヤのどこに魅力を感じているのか?今から解き明かしてみましょう!
1.自己紹介
ーー茂手木さん、こんにちは!今日はいろいろ聞かせてください!
茂手木:よろしくお願いします!
ーーはじめに、簡単な自己紹介をお願いします。
茂手木:はい。茂手木真といいます。学生時代は野球やラグビーに打ち込んでいました。ファーストキャリアはSIerから始まり、コンサル会社、食品メーカーなどのキャリアを通していろいろな業種や業態を経験してきました。
現在は、モトヤユナイテッドの経営企画室室長と、インベストメント事業の役員を兼務しています。
ーー本題に入る前に気になることがあるのですが、「実演販売に憧れ、仕事にしようとしていた」という経歴を拝見したのですが、これは本当ですか??
茂手木:本当です。(笑)
最初は自分のおススメのものが売れなくても、販売員としてのランクが上がれば自分の好きなものを売れるようになるはず!楽しそう!と思ったんです。
いきなり始めるのは難しいから、師匠探しをしていたのですが、「俺よりすごい!」と思える人が見つからなかったんですよね。見つかっていれば、弟子入りして今もその仕事をしていたかも(笑)
ーー目の付け所がニッチで面白いです!
就活はどのように動かれていたのですか?
茂手木:そうですね。サークル活動で忙しくて、始める時期は比較的遅かったです。
最初は、華がありそうだから百貨店か化粧品メーカーがいいなぁと思っていたのですが、僕が就活を始めた大学4年の4月には募集が終わっていて。
なんとなくSIerに就職したのが、やってみたらこれが楽しくって...そこからの成り行きで今に至る、という感じですね。
ーーそうなんですね。自由に動きながらも、それぞれの就職先でエンジョイされている様子が目に浮かびます!
2.仕事について
ーーではそんな茂手木さんが、今どんなお仕事をしているか教えてください。
茂手木:経営企画室の仕事としては、大きく分けて3つあります。
一つ目は、事業計画や中期経営計画をローリング(企業の環境変化に応じた見直し)すること。二つ目は、新しい事業を作ること。三つ目は、事業をするときに必要な資金調達をすること。
私がメインで担当するのは前半の二つですね。
ーーまず、計画の修正というのはどういう仕事なんでしょうか?
茂手木:はい。大前提として、会社には出したい成果があります。例えば売上や利益で、モトヤの場合は2025年の売上を100億円にすることを目指しています。ただし、それは行動の先にある結果でしかないので、結果を出すために何をするかということが重要です。そしてそれを決めるのが計画です。
計画時点では、もちろん目標が達成できるように組み立てているものの、「やってみたけど想像通りの効果がなかった!」ということが起こるんですね。「そもそもこの施策は実行できない!」ということもあります。
ーー想像できます...。私だったら諦めてしまうかもしれません。
茂手木:そんな時に、効果が出るように試行錯誤するのが僕の仕事です。何かができないことや効果が出ないことには必ず要因があるはずです。だから、課題を細分化して、それを一つずつ潰すんです。内容が的外れだったのか、やり方が悪かったのか、情報を届ける相手が間違っていたのか、とかね。
こうして変数を一つずつ変えていくと、想定している効果に近いものが必ず出てくるんです。でたらめに挑戦するのではなくて、高い再現性を持つプロセスを科学的に導き出すことが求められています。
そして最終的に、計画が目指すゴールまで持っていくのが、経営企画室長としての役割ですね。
ーー失敗あってこその仕事なのですね。
茂手木:そうそう。失敗するのは普通です。むしろ、いきなり成功すると、人間はおかしくなっちゃうと思います。
ポイントは、できるだけ早く、小さく失敗をすることですね。それで次の行動を決めていけば、正しく成功できるようになると思います。
最初から完璧なものができないのは当たり前で、世の中のトレンドもそうなっています。アプリを出して、修正や改善を早いペースで繰り返すやり方のほうが普通になっていますよね。
ーーでは続いて、事業づくりについて伺います。
そもそも、なぜ新しい事業を生み出す必要があるのでしょうか?
茂手木:日本社会は人口がピークアウトしています。特に若年層の人口減少が著しいことを考えると、モトヤのメイン事業である教習所事業について、これからの大きな成長はしにくいことが最大の理由です。
また、若者の車離れや自動運転技術の発達などから、将来免許を取得する人がますます減る可能性すらあります。
もちろんこれからも教習所事業は継続しますが、同じくらい強い柱を作りたい、というのが企業としての思いです。
ーー新規事業開発は、多くの企業が行っていることだと思います。
特にモトヤでしか得られない面白さはありますか?
茂手木:もちろん!一つは、事業の規模感。二つ目はモトヤの持つリソースの面白さですね。
まずは、教習所事業の縮小を補うほどの規模感が求められていることが面白いです!
当然規模が大きいほど困難は比例して大きくなりますが、今まで解決した人がいないということは、僕だけが解決できる可能性がある課題だということで、それが気持ちいいんです(笑)
そして、事業の規模は単価×人数と考えられるので、規模が大きいこと=多くの人に求められること。一気に多くの人に求められるためには、既存の価値ではなくて、誰も気づいていなかったような新しくて面白いものが必要ですよね。そこを切り拓いていける楽しさがあります。
ーーなるほど!
二つ目、教習所事業って、ものすごく面白いビジネスモデルなんですよ。特にモトヤは合宿免許を行っていないので、近隣からの通学だけで運営しています。
そうすると、18歳前後でその地域に住んでいる、つまりその後も住み続ける確率が高い人が集まっているんですね。地域の将来の経済を担う人と言っても差し支えありません。地域と年齢がどちらも絞られている、こんなに面白いセグメントはなかなか無いですよ!
この方たち向けに施策が打てると、ゆくゆくは日本全体に影響を与えるようなビジネスを創れるのではないかと思っています。
3.Why MOTOYA?
ーー今のお話を踏まえて、なぜ茂手木さんがモトヤで働くことを選んだのかを教えてください。
茂手木:一番大きいのは、僕が地方の経済を元気にしたいと考えていたからです。その上で、モトヤの本拠地である倉敷はモデルとなるような都市だと思ったんですね。人口は50万くらいで、日本中に似たような経済規模の都市があるんです。
つまり、倉敷で成功したことは、全国に波及できるモデルとなり得るんですね。なので、倉敷で成功するかたちを見つけて、そこから日本全体を元気にできれば良いなと思っています。
それに、モトヤは多角化経営を進めていて、話を聞くほどに「自分がこんなこともできるんじゃないか」と想像が膨らんでいったんです。そこのワクワク感も大事でした。
あとはもちろん、社長が魅力的ということもありますね!
ーー入ってからギャップを感じたことはありますか?
茂手木:ないです。むしろ、環境の良さを感じています。お互いに感じている空気が近いので、良い意味で気を遣う必要がないんですね。相手が興味のあることも分かるし、それに対して自分の伝え方も工夫できる。結果としてスピード感が上がるので、とても心地よく仕事できています。
もう一つ気に入っているのは、みんなモトヤで面白いことをしたい!と考えていることです。面白い世界を作るために、おもしろく仕事するということが徹底できているように感じます。
4.学生へのメッセージ
ーー私もインターンでモトヤ社員の方々とお仕事をして、取り組まれる姿勢に一体感があるなと思いました。
一方で、新卒で入社するとこの空気感に馴染めるのかな?という不安も感じます。
茂手木:そうですね、馴染めない人もいるかもしれませんが、重要なのは、自分の思ったことを伝えることだと思います。それさえできていればきっと楽しく仕事できるはずです。
日本人は空気を読んでどうするか、という雰囲気がありますよね。でもそれだと、本当に理解しているのか、同じ目的をもっているのか分からないままです。役割分担をして一緒の方向に進んでいくために、ベクトルを合わせることは絶対に必要です。
先ほど僕は「空気感が合う」という話をしましたが、空気を読むということではなく、ビジョンが揃っているので、相手の考えが大体想像できるよ、ということです。
なのでやっぱり、思ったことを物怖じせずに言えたり、分からないことをすぐ聞くことができる人なら大丈夫だと思います。
ーーでは逆に、新しい社員との関わり方で、茂手木さんが大事にしていることはありますか?
茂手木:本人のやる気や能力を見極めて、適度な負荷を与えることです。“負荷”と言っているのは、責任や仕事量を指しています。決してストレスをかけるという意味ではありません。
すでにお伝えした通り、失敗することは当たり前なんです。次に生かせればそれでいいんです。失敗したときに立ち直れないことや、社会的制裁を受けるのはあってはならないことだと思います。
だから本人にとって過度な責任を負わせるような仕事はさせませんし、最終的に僕自身がリカバリーできる範囲に負荷を調整しているつもりです。
みんな一緒に働く仲間だから、楽しくやりたいし、互いにリカバリーできる環境が大事だと思います。
ーー最後に、学生時代の自分に一言メッセージをお願いします。
茂手木:「お前、そのままでいいよ」って言いますね!(笑)
何度でも今の自分の人生を生きたいですよ。
もちろん失敗もいくつもあるけれど、何かをやってみてまるで無駄だったということは一度もないです。そこでしかできない経験が常にあるし、楽しいと思ってやっていれば、そのうち本当に楽しくなりますから!
「崖から落ちたら、崖下から見えない景色を楽しみなさい」ということですね。
ーー茂手木さんの人生観がうかがえました。ありがとうございました!!
以上、経営企画室室長・茂手木さんのインタビューでした。
失敗を恐れず、失敗と共に仕事をし、誰よりも面白がる茂手木さんの姿勢は、新鮮に映るのではないでしょうか。
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