レコテック株式会社(取締役社長:野崎 衛、以下「レコテック」)はこの度、三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:大山一也、以下「三井住友信託銀行」)を引受先として第三者割当増資を実施し、資源循環プラットフォーム”POOL”(以下「POOL」)の事業拡大を目指します。
【三井住友信託銀行 フェロー役員 インパクトエクイティ投資部長 穴繁康 様からのコメント】
深刻化する資源問題だけでなく脱炭素の文脈からも、我が国はサーキュラーエコノミーに向けた動きを加速させていく必要があると考えています。廃棄物の可視化により、これまで埋立・焼却されてきたごみを資源として活用可能にするレコテック社のPOOLシステムはサーキュラーエコノミー移行に向け最も重要な要素の1つであると考えており、プラスチックだけでなく様々な資源への活用も期待しております。当社は本出資を通じPOOLシステムを活用した資源循環の拡大をサポートし、サーキュラーエコノミーへの移行による環境・経済・社会の価値創出に貢献していきます。
【今後の展望】
この度の三井住友信託銀行との連携により、以下の3点に注力して取り組みます。
1. ”POOL”の導入拠点拡大に向けた機能改善
資源循環を実現する上で欠かせない、サプライチェーン上の各ステークホルダーにとって、より簡単に使いやすくするために、UI/UXの改善に取り組みます。
2. PCR材の普及に向けた事業の全国拡大
2024年までに年間2万トン以上のPCR材の循環・供給に向けて、各ステークホルダーの連携を強め、資源の回収保管、リサイクル拠点を全国に展開します。
3. 取り扱い資源の種類の拡大
プラスチック資源のみならず、有機物や鉄や非鉄・貴金属など、ありとあらゆる資源の循環のデザインに向けて取り組みます。