製造業からキャリアチェンジ。“天職かもしれない”
—佐野圭さんインタビューー
「めちゃくちゃ楽しいです。やりたかった仕事が、いま実際にできているんです」
そう語ってくれたのは、三河屋で研修を経てエンジニアデビューを果たした愛知県出身、28歳の佐野さん。バイクでのツーリングやアジア旅行をこよなく愛する彼は、プラスチック製造の仕事を経て、未経験からエンジニアへの道を選びました。
未経験からの挑戦でありながら、今は理想としていた開発の現場で、日々コードに向き合っているといいます。
なぜこの道を選び、どう乗り越えてきたのか。今の率直な思いとこれからを、じっくり聞かせてもらいました。
ーきっかけは、昔から好きだった「分解」と「改造」
「昔から、ゲーム機とかスマホの中身にすごく興味があって……」
その好奇心は、iPhoneを脱獄(=非公式にカスタマイズ)したり、ゲーム機を分解・改造したりすることに発展。
“表に見える部分の裏で、どうやって動いてるんだろう?”
そんな探究心が自然と湧いてくるタイプだった彼にとって、「エンジニア」という職業はいつか挑戦してみたい世界だったといいます。
ーモノづくりに向き合った製造業時代
佐野さんの前職は、プラスチック製品をつくる製造業。機械操作や品質チェックを通して、職人的に技術を磨いていく仕事でした。
「やりがいはすごくありました。良い製品ができると嬉しくて、職人的な達成感がありましたね」
その一方で、将来のことを考えたとき、「もっと専門性を高めたい」「長く活かせるスキルを持ちたい」という気持ちが強まっていきました。
ー三河屋との出会い。「現場で学べる」に惹かれた
20代前半の頃から、エンジニア転職への想いはあったそうですが、「未経験」という壁は簡単に越えられなかったといいます。
そんな中、三河屋の求人に出会い、「実務に近い環境で、現場目線で学べる」という点が決め手に。また、未経験者向けのサポート体制、質問しやすい環境とメンターのフォローが整っていて安心感があり選びました。
「正直、研修の初日からめちゃくちゃ難しかったんです(笑)でも逆に“試されてる感”があって、自分は燃えました」
ーつまずいても、調べて試して、自分で突破
研修ではHTMLやCSSといった基本からスタートし、最終的にはWebアプリを一から構築できるレベルまでステップアップしていきました。
初めて触れるコード、何度も繰り返すエラー……それでも彼は、投げ出すことなく進み続けました。
「分からないところは、まず自分で“何が分かってないのか”を整理して、一つずつ調べて試してみるんです」
彼にとってその過程は、苦痛ではなくむしろ楽しいものだったといいます。
ーメンターとの1on1が、メンタル面でも支えに
技術だけでなく、メンタルの相談もできる環境だったと語る佐野さん。
ときには恋愛の悩みまで話すこともあったそうで、「聞いてもらえるだけで楽になるし、サポート担当の方が寄り添ってくれる感じがすごくありがたかったです」と語ってくれました。
ー現場に出て感じた、「天職かもしれない」
研修を終え、現在はPHPやCakePHPなどを用いたWebアプリ開発の現場で活躍中。
「最近ようやく、コードが“読める・書ける”ようになってきた実感があります。正直、毎日すごく楽しいです。まだ経験は浅いけど、もしかしたら“天職”なんじゃないかなって思うこともあります」
デビュー前に描いていたエンジニアがそのままできていると嬉しそうに語ってくれました。
ーコミュニケーションも“武器”になる
「技術職って黙々とやるイメージがあるけど、実際は全然ちがいます」
依頼内容を正しく理解する力、抽象的な課題を具体化する力。
製造業の経験や、営業を通じて磨いた“相手に合わせて伝える力”が、今も大いに活きているといいます。
ー目指すは、なんでもできるフルスタックエンジニア
将来的には、iOSアプリ開発にも挑戦したい。
目標は、サーバー・フロント・DBまで全部カバーできる“頼られる存在”。
「いまの現場にも、知識が頭に全部入ってるすごい先輩がいて、めちゃくちゃ憧れます。ああいう風になりたいですね」
ー未経験でも、あきらめなければなれる!
最後に、これからエンジニアを目指す人へメッセージをお願いすると──
「不安はあると思います。でも、やる気と根性があれば絶対どうにかなります。継続さえできれば誰でもなれます!」
ー取材を終えて
バイク好き、旅好き、改造好き。そんな好奇心と“自分で手を動かす”ことが大好きな彼が、エンジニアとして働く今の姿は、まさにぴったりでした。
いつも明るく前向きで、時には話が盛り上がって脱線することも(笑)
けれど芯には、確かな熱意と探究心。そして“この道で生きていく”という強い覚悟がありました。
彼のように、興味や好きを起点に、一歩踏み出すことで開ける道がある。
そう実感できる、力強くてリアルな成長ストーリーでした。ずっと応援しております!