気候変動が進む昨今。災害はもはや他人事ではなく、いつ誰のもとへ訪れてもおかしくないものとなりました。

自分や家族の命を守るために、誰しもが備えをしておくことが必要です。それは家についても一緒です。

ユウマペイントでは、外壁塗装サービスだけではなく、災害時の復旧サービスも実施しています。今回は災害復旧サービスの具体的な内容、なぜ提供しているのか、どのような実績があるのかなどを人事部の佐々木さんにお話を伺いました。

佐々木 亜沙美 / 役員・採用責任者

高校時代からアルバイトとして働いていたエステサロンに入社後、代表の佐々木との結婚、出産を経て、2008年7月会社設立当初からユウマペイントにジョイン。人事・経営企画をはじめ、財務や労務など幅広い業務を担当している。

災害時だけではなく、普段から減災の提案を行っている

ーー災害復旧サービスの概要を教えてください

災害が起きた時に、お客様のお宅で破損した箇所があれば、その復旧工事を行なっています。屋根や窓、壁、床などなど、家に関する被害の全てに対応しています。

ーー災害時に提供しているサービスなんですね。

そうですね。ただ災害時だけではなく、普段からお客様のご自宅に伺った際に、減災の提案も行なっています。

例えば千葉県で言うと水害はあまりないのですが、風や地震による被害は多いんですよ。特に瓦屋根のお家の場合は、被害が大きくなる傾向があります。そのため瓦屋根のお家へ住んでいるお客様へは「外壁塗装の工事と一緒に屋根の張り替え工事もしませんか？」と提案しています。

塗装屋ができる減災について代表の佐々木が話している動画も御座いますのでぜひ見てみてください！

災害復旧サービスを提供しているのは「お客様の安全で安心な暮らしを守る」ため

ーー災害時には通常業務は行わないんですか？

災害復旧サービスと同時に、通常業務も行います。災害が起きた時は、災害緊急対策本部を立ち上げ、通常業務を担う人と、災害復旧業務を担う人に分かれ、それぞれ業務にあたっていきます。

ただ災害時の業務量は膨大です。令和元年に千葉県でも大きな災害があったのですが、その時には1日に200件以上も問い合わせがありました。

もちろん全てには応じれなかったので、被害が大きく、住むことが難しくなってしまっているご家庭から優先して対応しました。お客様にも相見積もりは禁止にしてもらい、一刻も早く復旧作業に取り掛かかりましたね。

ーー1日に200件以上……優先順位を決めたとしても、通常業務に支障が出てしまうと思います。それでも災害復旧サービスに力を入れているのはどのような理由からですか？

「お客様の安全で安心な暮らしを守る」ことが私たちの使命なので。例えば、災害によって屋根が壊れてしまったとします。そうすると、家の中に雨が入ってしまいますよね。

雨が入ると、木造の家であれば腐ってしまいますし、鉄筋の家であれば錆びてしまいます。そのような状態でお客様は安全に、安心して暮らせるかと言えば、もちろん無理ですよね。ものすごく不安な状態だと思います。

私たちが災害復旧サービスに取り組むのは、そのような不安を抱いている状態から、少しでも早く解放してあげたいという思いがあるからなんです。

実際に被災されたお家の写真

経済産業省から「事業継続力強化計画」の認定も受けている

ーー災害を想定されて、事前に対策されていることはありますか？

災害が来ても、業務を行う上で必要最低限のものが使えるように、対策を練っています。例えば、台風が近々来ると判明したら、発電機を借ります。

なぜならユウマペイントではお客様の情報をコンピュータシステムで管理していて、電気がないとほとんどの業務ができないからです。

他にも防災グッズはもちろん常備していますし、断水のリスクがある際はタンクを借りることもあります。

ーーすごいですね！そこまで対策をされている塗装業者は珍しいと思うのですが……

かなり気合が入っている方だと思います。

これは災害に限らずですが「段取り八分・仕事二分」の考え方を大事にしていて。事前準備をどれだけしているかで仕事の質は変わります。そのため災害に関しても事前に対策できることは、なるべく全て行うようにしているんです。

BCP（事業継続計画）も策定しており、2021年には経済産業省から「事業継続力強化計画」の認定も受けています。

「事業継続力強化計画」について詳しく知りたい方はこちらから！

「ホームドクター」を決めておくことが大切

ーー災害時の復旧サービスは他の業者さんでも行われているんですか？

基本的に行なっていると思います。

ただし災害時は悪質な業者も増えるので、騙されてしまわないように注意が必要です。また被害が大きい時には、新規での申し込みは断られてしまうこともよくあります。

やはりどこの業者も業務量が膨大になるので、既存顧客を優先するところが多いはずです。

ーー災害時に新規で申し込むのは難しいんですね。

そうですね。したがって「ホームドクター」を決めておくことが大切です。ホームドクターとは、要するにかかりつけ医のことです。自分の体調が悪くなったら、かかりつけ医に相談しますよね。

それと一緒で、お家の状態が悪くなったら相談できる業者を、1社でもいいので見つけておいて欲しいです。

弊社でもやはり既存顧客の方がお家の状況がすぐにわかるので、災害時の復旧作業も早く取り組めるんですよね。信頼できるホームドクターがいれば、より安全で安心して暮らせるはずですので、ぜひ検討してみてください。