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【経営者インタビュー】ワクワクを提供し続ける企業でありたい ~ナシエルホールディングス 代表取締役 後藤俊輔~


今回は、ナシエルホールディングスの共同創業社長である後藤さんにインタビューいたしました。

社長の考えを知っていただいて、ぜひ弊社に興味を持っていただけたら嬉しいです!


後藤さん、本日はよろしくお願いいたします!

早速ですが、後藤さんのこれまでを伺っていきたいのですが…学生時代はどんな風に過ごされましたか?

父が慶應大学の出身だったので、自分も同じ大学に行きたい、色々な人に出会いたいと思い、慶應大学の経済学部に入学しました。でも結局慶應大学は1年半で中退し、渡米しました。最終的にはアメリカのペンシルベニア州立大学を卒業しました。

中退してまでアメリカに行ったのはなぜですか?

慶應大学では本当に色々な人に出会え、刺激的な毎日を過ごす事が出来ました。今でもそこで出会えた人々には本当に感謝していて、自分自身の価値観が大きく変わりました。ただその中でちょっと物足りなくなってきたというのも事実です。大学では体育会アメリカンフットボール部に所属していたのですが、先輩達の進路を見て凄いなぁと思うと同時に、「将来自分は何をやりたいんだろうか? どの様な事を目指しているんだろうか?」を真剣に考え始めました。

当時、具体的に何をやりたいかは決まっていませんでした。ただ、日本語だと1億人にしか発信できないけど、英語が喋れたら15億人とコミュニケーションが取れるなと。そうすれば多くの情報を仕入れられて、それをまた多くの人に対して発信できるんじゃないか? 結果として自分のバリューを高められるのではないか? そう思ったからです。

アメリカから帰って来て、どのような道を選ばれたのですか?

商社に行きたかったんですよね。グローバルでかっこいいからという理由ですが(笑)。結局就職する時までに「将来自分は何をやりたいんだろうか?」の答えは見つからなかったんですよ。(笑)

そんな軽い感じだったんですね(笑)

そうですね。大手商社を受けたのですが、結局落ちてしまいました。その様な中で、大和証券SMBC(現:大和証券)に応募したらご縁を頂けました。ちょっと後付けなんですが、金融は垣根がないグローバルな業界でもありますし、結果的にはあの時ご縁を貰えて本当に良かったと思っています。



もともとの進みたい道とは少し違っていますが、実際の仕事はどうでしたか?

幸司(ナシエルホールディングス/代表取締役 中村幸司)もそうですが、新卒で入った同期は金融志望の人ばかりで、グローバルでかっこいいなと思っていただけの私は正直浮いていたと思います。

そんな中で3か月間の新入社員研修後に配属部署の発表があるのですが、M&A部門と、IPO部門それとプリンシパル投資部門以外だったら会社を辞めると宣言したんです(笑)そしたら、M&A部門に配属となりました。単純に嬉しかったですね。今でもM&A部門への配属を決めてもらえた事大変感謝しています。

そこからM&Aに関わるキャリアが始まったんですね。

大和証券SMBCに2年勤務した後は、モルガン・スタンレー証券株式会社、株式会社ラザード フレールに入社しましたが、本当に様々な事を学ばせてもらいました。グローバルな金融の動きというものを間近に感じる事が出来ました。ただ、業務はかなりしんどかったですが(笑)

過酷な状況の中で、なぜそんなに頑張れたんですか?

学生の頃から30歳前に独立しようと思っていました。M&A業務含め色々な経験しておけば、将来の会社経営にも役立つと思っていたので、仕事に対しては前向きに取り組むことが出来ました。

学生時代から独立を目指してきて、ようやくその目標を叶えることになります。なぜM&Aの中でも不動産の居抜きを選んだのですか?

ナシエルホールディングスの前身であるM&A Properties(以下、MAP)を2009年4月に設立しました。当時、飲食業界中心に居抜きというビジネスモデルが流行り始めていた時期で、且つ不動産仲介は在庫を持たないビジネスモデルだったので面白そうだなと。また、飲食業界は流行り廃りが激しい業界なので、埋もれているM&Aがたくさんあると考えたんです。そうすれば今までM&Aをやってきたことも生かせるので、飲食に特化した居抜き/M&Aを主軸にすることにしました。

不動産も飲食業界も何も判っていなかったんですけど、まだアナログな世界だったので勝てそうだなと思ったんです。特に最初の5年間は本当に苦労しました。今も全く勝ってないですけど(笑)



戦略的に選んだということですね。事業は始めから順調に進んだのでしょうか?

はじめは資金も勿論無いですから、会議室のあるオフィスなんて借りられないし、家庭用のプリンターだったので契約書を作っても汗で滲んで文字が見えなくなってしまうという。創業から5年くらいはそういう状態だったのですが、もし環境が整っていればもっと効率的に事が進んだと思います。

環境以外にも、創業当時はメンターとなる人がいなくて、経営に関して誰にも相談できなかったので全てが手探りでした。始めから色々な方から話を聞けていれば、もっと早く経営が立ち上がったかなと思います。正直ビジョンとミッションの違いも判っていなかったですね。

意外ですね。今の後藤さんからはビジョンやミッションのメッセージを強く感じます。

MAPを創業してから7年目にグローアップの仲真さん(グローアップ/代表取締役 仲真良広)に出会って、ビジョンやミッションの大切さに気付かされましたね。同じ目標を持つ人たちが集まってできるのが会社だと。そこから会社としてのあるべき姿を描けるようになりました。

経営に対する想いが変わっていったのですね。

現在、後藤さん自身が一番やりたいことって何ですか?

ナシエルは「胸が高鳴る世の中に。」を経営理念に掲げています。そこにはナシエルが行っているMAや不動産や飲食、人材紹介/求人という言葉は一言も出てきません。胸が高鳴る様なワクワクする事業、サービスを一つでも多く作り、世の中の役に立つことができればと思っています。

また個人的には、学生や若い人の夢を応援したいと思っています。私の学生の頃に支援してくれる人や企業があったら、日本に残って何かにチャレンジしていたと思います。学生にそういう環境や選択肢がどんどん増えればいいなという思いがあります。それは起業してからも強く思っていてメンターになるような人との出会いや学び合えるコミュニティがあることの重要性を強く感じました。そういう意味では、新卒者でも転職者でも、アルバイトでもインターンでも、自分の可能性をナシエルで見つけてもらえたら嬉しいですね。



学生の時からそのような学びのコミュニティが欲しいと思っていたんですか?

当時は一切思ってなかったですね。社会人になって、起業してからですね。もっと相談ができる場、学べる場があれば、自分の考え方を色々早期に修正できたのではと思います。色々回り道はしたなっていう思いはあります。

そのような経験をしたからこそ、今のような考えに至っているとも言えますね。

将来何が起こるかわかならいけど、起こったことに対して意味を考えて次につなげる種にしていく、という意識は強いと思います。回り道して失敗しても、それをどの様に次に活かせるのか?そっちの方が重要かなと思っています。

お話を聞いていると、後藤さんはすごくポジティブですね!

自分では結構ネガティブだと思っているんだけど…まぁ、でも嫌なことはすぐ忘れる様にしています。

トップがそういう考え方だと社員も気が楽かもしれませんね。社員に対してはどんな想いを持っていますか?

もっと会社を利用すればいいと思っています。

会社というのは、自分がしたいことや自分の可能性を広げられる場と、会社の方向性が一致した人が一緒にやっている状態だと思うんですね。その方向性が違っていて無理に働いていたら、やっぱりつまらないし、その人の成長に繋がらない。一日8時間近くは会社にいるのに、苦痛なだけだと思うんですよね。同じ時間を使うなら、自分の為になる時間でないと勿体ないなと。会社としてその様な自分の成長に繋がる場を提供していきたいと思うし、もっと会社を利用して欲しいんです。

ナシエルグループとして、笑い声が絶えない会社になってほしいなと思いますし、とにかく仕事を楽しんで、自身の成長に繋がって欲しいというのが願いです。



今後のビジョンはありますか?

サービス提供者であるナシエルのみならず利用者も胸が高鳴る様な、ワクワクする様なサービスを作り続けていきたいと思っています。その様なサービスを作り続ける為にはより多くの仲間が必要になります。その為にも仲間が活躍できる土壌をしっかり作っていき、改良し続けて行きたいと思っています。そこには相談し合える、学び合えるコミュニティもあります。

そんな土壌に新たなサービスの種を蒔いていきたいと思っています。

最後に、学生に向けてメッセージをお願いします。

学生の皆さんにはいろんな経験をして欲しいと思っています。とにかくお金を稼ぎたい、起業したい、そんなにはガツガツ働きたくないという人もいると思います。考え方は様々あるのは当然なので、それぞれ自分の軸に沿って必要なことを経験して学んでほしいと思います。

私が学生の頃は学生インターンというのがあまり主流ではなくて、自分を試す場だったり、社会を学ぶ場だったりというものがあまり一般的ではなかったんですよね。もしあの当時、自分の可能性や人脈を広げられるコミュニティがあったら、どんどんチャレンジしていたと思います。大学にいるだけでは出会えない人や環境、また価値観や考え方。もし色々な可能性に触れてみたいのであれば、ナシエルを積極的に活用して欲しいと思います。

本日はお話ありがとうございました!



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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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