こんにちは。フィジオ広報担当です。
1986年、自治体のシステム案件から事業をスタートしたフィジオは、その後順調に成長しながら金融、社会インフラなど様々な分野の開発に携わってきました。長年の経験の中で培ってきた業務ノウハウを軸に、現在はRPAの有効活用サービスをご提供しております。今回はそんなフィジオの創業ストーリーをお送りします。
創業時のサービス、現在のRPA事業へシフトするきっかけ、そして未来のフィジオが目指すべき姿とは?ぜひ最後までご覧ください!
<激動の1986年、産声を上げたフィジオ>
小学生時代、「社長になる」と宣言したのが当社代表の野村です。その夢は1986年、現実となり現在の株式会社フィジオがあります。バブル景気が始まったと言われるのもこの年、経済は激動の時代に突入します。そんな中産声を上げたフィジオですが、創業当時はSIerからの請負を多くいただきビジネスを展開していました。
そして創業から16年後、さらなる発展を見据えて、現在の常駐型支援のビジネスにシフトしてきました。
開発の品質に信頼をいただき、徐々に下請け構造から脱却。多くのエンドユーザーから直接引き合いを受ける、受託開発が可能な今の体制が作られました。
<RPAとの出会い>
現在ではAIと並び世界的に注目されているRPA(Robotic Process Automation)。ここに目をつけたのは、2016年頃です。欧米で導入されている新しいこのシステムを、社内で調査・研究を始めたのがスタートのきっかけです。
団塊の世代が退職の時期を迎え、かつ少子化が進行している中で、RPAはオフィス業務の生産性向上を実現でき、日本の労働力不足を補うことができる有力なツールだと感じるとともに、常駐支援開発で培われた深い業務知識が大きな強みになるということもRPA市場参画の後押しとなりました。ここが当社の現在のメイン事業をRPAへと転換する、ターニングポイントとなります。
<フィジオの今>
フィジオのクライアントには、「大手金融・通信・ブックメーカー」から「勢いのあるWeb系ベンチャー」まで幅広い業態・業種の企業が名を連ねています。これこそが、RPAという新しい市場におけるフィジオに対する各企業からの期待値と捉えています。昨年度の売り上げも10億円を突破し、さらなる成長が期待されています。
RPAの面白さは、業務の効率化はもちろんのこと、何と言っても顧客(エンドユーザー)の声を反映し、ダイレクトに且つスピーディーに業務改善を実行できる点です。ERPのようにパッケージを売って終わりではなく、中長期的な業務改善が提案可能であり、クライアントの喜ぶ姿を目の当たりにできます。また働き方改革への貢献度も高く、やりがいのある業務です。
<フィジオが創り上げる未来>
今後のRPA市場を見据えたときに、代表の野村はこのように話しています。
「PCが出来たときくらいの衝撃が、いま起きている」と。
例えば、OSの主流は「Windows」と「Mac」でしょう。ですが、RPA市場では主流と言われるツール(ロボット)が乱立しており、まだマーケットリーダーが決まっていない状態と言えます。
主流が決まっていないRPA市場において、一般の企業であれば1つのツール(ロボット)に絞って開発を進めるのが通常ですが、フィジオは主流と言われるツール(ロボット)を"全て"駆使して開発を行なっています。ここにフィジオの人材層の厚さと、野村の先見性が伺えます。
また、RPAに注目が寄せられ急激に成長しているものの、市場を牽引する各企業が保有しているRPAツール(ロボット)を有効に活用出来ていないのが大きな課題です。フィジオはその課題を認識し、RPAを導入だけで完了させず、業務プロセスに適合させたRPAの利活用・技術サポートというビジネスへ戦略的にシフトしています。それによって導入・開発〜利活用提案まで、幅広い知識・経験を持つスタッフがフィジオには多く在籍しています。
大手通信会社や大手金融機関のRPAプロジェクトには真っ先にお声がけをいただき、実証実験から実用化までリードする立場でビジネスを展開できています。
「売って終わり」ではなく、「マーケットと直接関わり、マーケットニーズに応えるための技術者集団であること」。
これがフィジオのあるべき姿だと考えています。RPAエンジニアは、今後の日本経済の中核としてますます重要なポジションとなります。良質なソリューションによって、これからのRPA市場を牽引するのが、我々フィジオです。