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クスノキのビジネス

はじめに

ひっそり立ち上げた会社もあと3ヶ月ほどで5年目に差し掛かっておりまして、ありがたいことになんの会社やってるの?遊んでんの?みたいなことを聞かれる機会が増えてきました。

節目でもあり、次のステージに向けてnoteにも慣れておかねばと思い、本記事ではクスノキがどんな狙いでなにをやっているかを発信したいと思います。

なんの会社をやっているのか

クスノキは「教育機関向けのソフトウェアライセンスビジネス」および「留学生データベースを活用した広告事業」を行っている会社です。
https://www.kusunoki.ltd/

直近では立命館大学さん、千葉大学さんのようなスーパーグローバル大学にも採択されている大学や、グローバルウィザスさん、I.C.NAGOYAさんといった国内でも勢いのある学校さまにも導入いただきました。いつか母校の明治にも使ってもらえる日を夢見ています(チラチラ)。

Inspire glocal community.

外国人にとって英語がほぼ浸透していない日本へ生活するのは、ほんとうに大変なことです。生まれも育ちも日本な私は友人の苦労から察することしかできませんが、母国ならできた100のことが、留学先だと10もできない無力感は相当辛いものがあるだろうなと感じます。

クスノキは、日本で暮らす個々の外国人にパーソナライズされた情報インフラを作りたい、という想いで創業しています。

日本には22年度末時点で307万人の外国人が暮らしているのですが、人口比にして2.5%に満たないマイノリティに対して日本社会は十全にサポートできる余力はありません。それが、例えば来日直後で右も左もわからないときに、入国手続をサポートしたり、彼らの条件にあったアパート探しを手伝ってあげたり、どこで住民登録すればよいか案内できたらどんなによいことか。

パーソナリティに合った情報が必要なタイミングに提案される仕組み。それがあるだけで、日本での生活はぐっと楽になるだけでなく、彼らのポテンシャルはもっと発揮されやすくなるはずです。

まずは教育機関のDX需要を飲み込みたい

コンビニや飲食店で働いている外国人留学生を見かけることが増えました。とはいえ、彼ら/彼女らが本当に日本社会に馴染めているかというと微妙なところで、日本に住む留学生はいろんなシーンで困っています。

入国直後の困りごと例
来日手続き(在留資格申請)
・家探し、住民手続き
・家具家電の購入
・モバイルSIM契約
・進路相談

どれも簡単そうに見えますが、留学生は日本人と異なる手続きだったり、契約条件が付加されるケースが多く、どれも一筋縄ではありません。その最たる例が「在留申請手続き」で、いわゆる留学ビザの取得です。

あまり知られていませんが、留学生を受け入れている学校は5%以上の問題在籍者が出ると厳しい罰則を受けます。100人中5人も出たらアウト。つまり、留学生の悩みは学校の悩みであり、上記の困りごとは学校側で面倒を見るべき指導の範疇として、管理業務へと跳ね返ってきます。

ここ数年で外国人留学生は爆発的に増えているものの、そうした業務はいまだに正解となる手法がなく、コア業務の合間にExcelや紙、対面などのコミュニケーションで処理されています。留学生にとっても、学校にとっても手間のかかる方法で。

そうした留学生特有の受け入れ課題を、入学から卒業までの各フェーズで自動化できる仕組みがクスノキの提供している『SpeedVisa』というサービスです。

各教育機関の留学生受け入れ部門で利用することで、入国手続をオンライン化する。そしてそれらの学生データを学生課のキャビネットから市場へ接続することで、留学生は自身のパーソナリティに合った適切なサービスを様々な事業者から受け取れるプラットフォームを提供しています。

泥のなかを行く

営業に開発に採用に人事に法務にトイレ掃除に。あらゆる仕組みが未成熟な環境は吐きそうになります。最近だと資金調達のタイミングを読み違えて会社の銀行残高が5万を切るみたいな修羅場もあり、小さい規模はながら強烈なハードシングスを乗り越えながら手探りで運営している状況です。

一方で、誰もが知るような学校からの引き合いや、ヴィジョンに共感頂けた学校様からの導入が決まったときの喜びは代えがたいものがあり、このサービスが世に浸透できたときの景色を見たい一心で取り組んでいます。

採用やってます

長々と書いてしまいましたが、クスノキでは、これからの留学生管理のありかたや、データビジネスを一緒に作ってくれる仲間を絶賛募集しています。外国人材ビジネス、Edtech、Govtech、アドテクなどなど。このあたりのキーワードに「びびび」ときた人がいれば、是非、一緒にリスクを取りませんか。これからの外国人材との関わりを変えるプロダクトを、一緒に作りましょう。

興味をもっていただけたかたは、会社の問い合わせフォームか代表浅井のFacebookまでご連絡ください。「テラスでBBQしようぜ!」とかも歓迎です。

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