- Webメディアのディレクター
- SNSメディア編集
- Webメディアの企画・運営
- Other occupations (14)
- Development
- Business
「ファッションは、もっと『普通』の人たちのためにある」個人ノルマなし、評価基準は“助け合い”。 創業社長が語る、競争よりも大切なこと。
株式会社ファッションニュース通信社、採用担当です。 弊社は今年で5期目を迎えました。
きらびやかなファッション業界において、常にユーザー目線で等身大の情報を発信し続ける私たち。 その舵取りをするのが、代表取締役の村重です。
社内外から「腰が低い」「謙虚すぎる」と評判の村重社長。 今回のインタビューでは、その“謙虚さ”の裏にある確固たる信念と、これからの組織への熱い想いを根掘り葉掘り聞いてみました!
■「三度の飯より仕事が好き」なワーカーホリック時代
── 村重社長、本日はよろしくお願いします! 早速ですが、社長は本当にいつも謙虚で、私たち社員に対してもすごく丁寧ですよね。昔からそういう性格だったんですか?
村重:いきなり困る質問ですね(笑)。うーん、自分では**「猪突猛進」**かなと思っています。 昔から「三度の飯より仕事が好き」なタイプで、会社員時代は周りから「社畜」とか「ワーカーホリック」なんて呼ばれていましたよ。
──今の穏やかな雰囲気からは想像がつかないです……!「社畜」と呼ばれるほど働いていたんですか?
村重: そうですね(笑)。父も祖父も経営者だったので、小さい頃から「土日も働くのが当たり前」という背中を見て育ったんです。遊んでもらった記憶はあまりないけれど、それが逆にカッコいいなと思っていて。 だから、長時間働くことに疑問を持ったことがなくて。むしろ「仕事ができることが幸せ」みたいな感覚が染みついているんですよね。
あえて「インセンティブ」を作らない理由
── そんな「仕事人間」だった社長が作った会社なら、バリバリの成果主義なのかと思いきや……弊社の評価制度って、意外と「個人の成績」だけで判断しませんよね?
村重: そうですね。実は創業当初から、業務上のインセンティブ(歩合給)はあえて作っていないんです。「これやったら〇万円」みたいな。
── それはまた、どうしてですか?あった方が燃える人も多い気がしますが。
村重: 確かに数字は大事です。でも、個人のインセンティブを強くしすぎると、「自分の数字にならないなら手伝わない」「あの人に割のいい仕事を取られた」みたいなギスギス感が生まれてしまうのが嫌だったんです。 仕事って、「情けは人のためならず」だと思っていて。
── 「情けは人のためならず」。
村重: はい。人に親切にするのは、巡り巡って自分のためになる、という意味ですよね。 誰かが困っていたら助ける。そうすれば、自分が困った時に助けてもらえる。僕自身、創業時にたくさんの人に助けられて今があるので、社員にも「ライバルを蹴落とすより、仲間を助ける人」であってほしいんです。
だから評価においても、数字などの目に見える成果だけでなく、「周りをどれだけサポートしたか」という定性的な部分もしっかり見るようにしています。
── なるほど……! だからうちのオフィスって、シーンとしているより、誰かが誰かに相談している風景が多いんですね。納得しました。
「帰れ。」と門前払いを食らった新聞記者時代が、原点。
── そもそも、なぜ「ファッション」と「メディア」の道を選ばれたんですか?
村重: 元々はファッション専門紙の新聞記者をしていたんです。 ただ、最初から順風満帆だったわけではなくて……。新人の頃なんて、取材先に行っても露骨に嫌な顔をされたり、門前払いを食らうことも日常茶飯事でした(笑)。
── 門前払いはキツイですね……(苦笑)。
村重: キツイですよ(笑)。ただ相手だって、経営が苦しい時や言いたくないこともある。でも、そこでどうやって心のドアを開けてもらうか。 「どうすればこの人は心を開いてくれるだろう?」「自分本位になっていないか?」と必死に考え、相手に寄り添い続けた経験が、今の僕の「人間力」の土台になっている気がします。
それに、ファッション業界に長くいる中で、「ファッション=一部のおしゃれな人のもの」という風潮に違和感を持つようになったんです。
── 違和感、ですか?
村重: はい。パリコレのような煌びやかな世界も素敵ですが、もっと日常の、「自分に似合う服がわかって自信がついた」とか「身だしなみが整って前向きになれた」とか、そういう「普通の人の幸せ」に寄り添うメディアがあってもいいんじゃないかと。 それが、ファッションニュース通信社の原点ですね。
監督として、ベンチに座る覚悟。
── 創業から6年。会社として、今はどんなフェーズにいるとお考えですか?
村重: まさに「過渡期」ですね。 これまでは僕が「プレイヤー兼キャプテン」として、先陣を切って走り、みんながそれについてくるスタイルでした。でも、それだと僕の体力が尽きたら終わりだし、会社の成長もそこで止まってしまう。
だからこれからは、僕はフィールドを出て、「ベンチに座る監督」にならなきゃいけないと思っています。
── なるほど……社長が現場を離れる、というのは大きな決断ですね。
村重: 寂しいですけどね(笑)。でも、社員のみんなが優秀で、僕がいなくても現場が回るようになってきた。 だからこそ、これからは「この指とまれ」で集まってくれた今のメンバーだけでなく、新しい価値観を持った仲間を迎え入れて、「組織」として次のステージ(0→1の先)へ進みたいんです。
求めるのは「○○を一緒に楽しめる人」!?
── これから仲間になってほしいのは、どんな人ですか?
村重: スキルも大事ですが、一番は「お金以外の価値観」を大切にできる人ですね。 もちろんお給料はしっかり払いますし、業界水準より高くしたいと思っています。でも、「稼げれば何でもいい」という人よりは、「誰かの役に立ちたい」「チームで達成する喜びを感じたい」という人と働きたい。と思っています。
── ウェットな人間関係を面倒くさがらない人、という感じでしょうか。
村重: そうですね。やっぱり組織なので。 あ、あと実は僕、釣りが趣味でして。船舶免許も持っていて、休日はWi-Fiも届かない海の上でデトックスしてるんですけど……。
── え、船まで運転できるんですか!? 本格的すぎますね(笑)。
村重: そうなんです(笑)。で、釣った魚を自分でさばいて、お寿司やお刺身にして食べるのが最高に幸せで。 たまに会社にも持っていって、居酒屋さんで捌いてもらって、みんなに振る舞ったりもしているんです。「社長の釣りたて魚料理」を一緒に食べてくれるような、そんな方だと嬉しいですね(笑)。
── 最高の福利厚生じゃないですか!お魚目当てで応募が来ちゃうかもしれませんね(笑)。
最後に:ファッションが好き、その想いさえあれば。
── 最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします!
村重: 「ファッションが好き」「メディアで何かを伝えたい」。その想いさえあれば、未経験でも、不器用でも構いません。 「この仕事が好き」という情熱がある方なら、僕たちが責任を持って一人前に育てます。
僕が先陣を切るフェーズはこれから移行していきますが、その分、後ろから皆さんを全力で支えます。 少しでもピンときた方は、ぜひ一度、お話ししましょう。美味しいお魚の話も、たくさん用意してお待ちしています!