「#過去で未来を決めない」で時間(の流れ)に対する思い込みを考察しながら、「確実にあるのは今この瞬間だけ」と書きました。先に結論めきますが、時間に追われる感覚は、この瞬間を大切していないから、そこに集中しきれていないからだと思います。
「追うから追われるのだ」といった言い換えをする人もいます。昔は(今でも!?)そんな論法で説教をする上司がいたように思いますが、言い得たようでも分かりにくく何も解決しませんでした。そもそも「時間に追われる」というのは擬人化した時間なるものに責任を転嫁しているように感じ、行動が変わらないのだと思います。
擬人化の妙は日本のお家芸で、アニメやキャラクターは今や世界が評価する文化であり、森羅万象に魂が宿るような感覚は日本人の原初的感性として誇るべきと思いますが、悪いことは妖怪のせいとばかりは言えません。問題解決には、主体的な取り組みが必要です。
とは言っても「時間に追われない」ことは難題で、ZENIYA& LIFE の原稿の入稿は、いつも私が最後です。(文・正木)
株式会社錢屋本舗
▶錢屋本舗本館とは? コロナ禍を経て見つめ直した多様な価値観の発信をします。 そして、その価値観を共有、共感して繋がれる方々のコミュニティーをめざします。 価値観そのものは抽象的な言葉であって捉えどころのないものかもしれませんが、それらをヒト(交流)モノ(商品)コト(体験)を通じて取り入れ、日々の暮らしをより豊かなものにしていただきたいと思います。その豊かさは経済的な豊かさとは違い、失うことも減ることもありません。 減らないならば分かち合うことを提案します。 減らないどころか、その豊かさは共感の輪となって広がり増えていくはずです。 心の距離の近い人に囲まれて、その輪の中にいる自分はきっと幸せでしょう。 ローソクの灯を分てば、周りがどんどん明るくなっていきます。 何かの拍子に自分の灯が消えたとしても、周りが明るければ困らないし、また分けてもらえます。 錢屋本舗本館は、そんな幸せの灯のようなコミュニティーでありたいと思います。