プロジェクト、完遂です
2025年始からスタートした韓国での五右衛門設置計画。
数え切れないほどの打合せ、気の遠くなるような工事準備、現場で起こる想定外、トラブルだらけの試運転。
幾多の困難を乗り越え、1年半の時を経て、五右衛門初号機ついに検収です!
GW前の4月最終週、現地に訪問し無事に稼働していることを確かめてきました。
今日はそんな五右衛門初号機をしみじみと振り返ってみたいと思います。
準備編
準備期間には何度も韓国に足を運びました。
そして、日本にも何度も来ていただきました。
新工場の建築図面に合わせて配置案を作成して提案し、日本で準備するもの・韓国で調達するものを仕分けし、輸出に必要な書類を揃え船便を手配する。
これらを宇津井さんに翻訳してもらいながらやり取りするという流れです。
言葉も商習慣も違う中で進める準備は不安だらけで、五右衛門が完成して無事に稼働している姿がとてもイメージしにくかったのを覚えています。
これは韓国ではあるあるなのですが、工場建設のスケジュールも大幅にずれ込みます。
当然、我々が予定していた工事日程も何度か変更になりました。
工事編
何度かのリスケを経て、いよいよ12月下旬、工事スタートです。
実際の工事はトラブルだらけでした。
- 処理室の間口は狭く、低いうえに、扉がまだ付いておらず吹きさらし
- 室内は照明がなく真っ暗
- 配管業者は手配されておらず
- 使用する塩ビ部材も日本と勝手が違う
- 気温は昼でもマイナス
すべてを放り出して帰ろうと何度思ったことか(笑)
それでも宇津井さん、丹さん、協力会社のオ社長に励まされて気力を振り絞り、工事は少しずつ進みます。
当初予定していた日程の倍以上かかりながら、1月前半にようやくほぼ全ての施工を完了しました。
さぁ、試運転です!
試運転編
試運転も日本国内より日数はかかりそうだということで、こちらも2回に分けて約10日ほどを確保します。
日本製に比べて精度の低い配管部材のせいで水漏れしたり、電源電圧の違いにより電装品を交換しないといけなかったり、外すべきキャップを付けたままにして通水出来なかったり、タッチパネルの言語を韓国語に変換するのに手こずったり。
それはそれはいろいろありましたが、工事時のトラブルのおかげで耐性の出来た僕たちは慌てません。
ひとつひとつていねいに潰してゆきます。
そして試運転も無事完了。
工場所属の工務チームも皆さん優秀で協力的、その中の排水担当の方もすぐに操作に慣れてくれ、良い形で引き渡すことが出来ました。
制御盤は日本語とハングル
透明管では汚泥の沈降がキチンと確認出来ます
フィルタープレスもスタンバイオッケー
パリッパリの良いスラッジが出来ました
そして検収へ
実際の運転では、排出される透明な上澄みを見て、観客から感動のスタンディングオベーションと万雷の拍手。
とまではいきませんが、とても満足してもらえました。
担当者からは毎日楽しそうに質問や報告のチャットが届き、五右衛門を提案中の他社からの見学も相次いでいます。
購入を決めてくださった社長からは「寒い中大変だったろうけど工事お疲れさまでした。設備の完成度には非常に満足しています。」とのお褒めの言葉もいただきました。
さぁ、2号機、3号機はいつ?どこに?!
この先の未来が楽しみで仕方ありません!
最後に宇津井さん、丹さん、中野さん、みんなほんとにお疲れさまでした!!