【Interview】ファンの気持ちをアイドルに届ける「応援広告」とは | Interview
こんにちは!人事担当の阿部です。今回はミューカでインターンを始めて、4ヶ月が経つ大学生の並川莉子(なみかわ りこ)にインターンを始めての感想や今後の目標について直撃インタビューをしました。インタ...
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韓国に留学経験がある新卒2年目の並川と入社前アルバイト中の荒川に韓国の推し活文化である応援広告についてインタビューしました。
並川:小学生の時に『イタズラなKISS』や『花より団子』の韓国ドラマをみて、出演している俳優がかっこいいこととそのドラマの挿入歌を歌っていた「SHINee」という男性グループを知り、K-POPや韓国ドラマなどの韓国文化に興味を持ち始め、大学1年の時に韓国へ留学に行きました。
留学では、韓国語や韓国文化の勉強だけでなく、推し活もしていました。
通学路に私の好きなアイドル(BTS SUGA)の誕生日を祝う応援広告が出ていました。
日本では誕生日を祝うカルチャーがなかったので、とても印象に残っています。
応援広告とは、アイドルや俳優の誕生日をファンがお祝いし、応援する目的で掲出される広告です。
韓国が発祥と言われており、ファン達で企画し、実施するのが特徴です。
「応援広告」以外にも、「ファン広告」や「センイル広告(韓国語で誕生日の意味)」と呼ばれています。
荒川:小学生の頃、母の影響で韓国ドラマや「2PM」という韓国アイドルを知り、興味を持ちました。
それから、韓国の文化や歴史について、もっと知りたいと思うようになり、韓国語を専攻して勉強しようと決めました。
韓国は、私にとって人生のモチベーションであり、なくてはならない存在です。
韓国の魅力を伝えることと私に力を与えてくれた韓国アイドルを応援するために、韓国でよく行われている応援広告を日本で実施しました。
並川:大学4年の時に、学生最後の思い出として、BTSのJ-HOPEというメンバーの応援広告を企画しました。
当時、ミューカに入社前アルバイトをしており、応援広告を実施したいというファンの方に協力していましたが、これまで主催者として応援広告を出したことがなかったので、先輩方にサポートをしていただきながら、企画・資金集め・デザイン制作・実施まで最初から最後までやりました。
ファッション好きなJ-HOPEにあった原宿エリアをポスターと屋外ビジョンでジャックするという企画を実施しました。
応援広告を実施するための資金集めをすることは大変でしたが、ARMY(BTSファンの名称)に助けられ、資金を集めることができました。
想像以上にARMYが、現場に見に行って写真を取ってくださり、約100件を超えるツイートをしていただきました。
また、今回の企画に対してたくさんの感謝のメッセージをARMYからいただき、学生最後のとても良い思い出になりました。
荒川:WEiのジュンソというメンバーの誕生日を記念して、「センイルカフェ」を実施しました。
「センイルカフェ」とは、カフェでカップホルダーやステッカーなどを配布し、誕生日をお祝いするイベントです。
2021年に東京と大阪で開催し、イベントの企画やカップホルダー制作、写真印刷、飾り付けなどを行いました。
センイルカフェを通して多くの方に喜んでいただき、アイドルの宣伝としても効果がありました。
ファンの方々の声を直接聞くことができたので、とてもやりがいがありました。
荒川:ファンの方々から「〇〇の応援広告を出したい!」というご相談を月に50件以上いただいており、応援広告の企画や街で掲出したいメディアをご提案させていただいています。
ファンの皆さまの「応援したい」という気持ちを大切にし、私たちも楽しみながらご協力させていただいています。
並川:ミューカではこれまで300件以上の応援広告にご協力させていただきました。
主催者として応援広告を実施した経験を活かし、ファンの皆さまに寄り添いながらサポートさせていただいております。
荒川:先程話した「センイルカフェ」のように、今後、応援広告の表現方法が様々なかたちに変化していくと思います。
応援された本人が実際に広告現場にきて、一緒に写真を撮る「認証ショット」というものが広まり、所属事務所も協力的な傾向にあります。
ミューカでご協力した応援広告でも本人が見に行ってSNSで投稿してくださり、ファンの方は大喜びでした。
また、ファンが応援広告の現場に見にくることで地域活性化にも繋がります。
今後、応援広告の可能性がどんどん広がり、「応援電車」や「応援道路」なども実施されるのではないかと思います。
毎日パワーをくれる推しに対して、ファンが恩返しをしたいという愛のかたちや応援の仕方は無限ですので、応援広告の進化には目が離せません。
並川:少し前までは韓国グループのご相談が多かったですが、最近では日本のアイドルやYouTuber・Vtuberなど、幅広いジャンルでご相談をいただいており、推し活の一つとして認知が広がってきていると感じています。
日本では肖像権や著作権が厳しく、応援広告を実施したくても事務所からの許可が下りず、実施できないことがありますが、最近では事務所にも理解が広まり、応援広告に使用して良い画像素材を提供してくれルようになりました。
現在は、屋外ビジョンの放映や駅ポスターが多いですが、今後は荒川が実施したセンイルカフェなど、色々なかたちで応援するようになるのではないかと考えていて、私もご協力したいです。
並川:応援広告は、広告を出す人、応援された人、広告を見た人の全員がハッピーな気持ちになれるのが最大の魅力だと思います。
学生時代に学んだ韓国語を活かして、韓国の広告メディアで応援広告を盛り上げたいです。
応援広告でやりたいことはたくさんありますが、正直なところ、メンバーが足りず、できていない状況です。
推しがいる方はもちろん、応援広告に興味がある方、応援広告を盛り上げたい方にはミューカにぜひ来ていただきたいです。
荒川:ファンの方々の応援広告に対する不安やハードルをなくし、日本にもっと応援広告を広めたいです。
ファン一人一人の異なる愛のかたちを表現できるよう、私たちも楽しみながらご協力させていただきたいです。
応援広告といえばミューカと言っていただけるよう、ミューカでしかできない応援広告をご提案させていただき、「応援して良かった」と心から喜んでいただきたいです。