みなさん、こんにちは!🌸 採用広報の川島です。
先日、京都・河原町にあるコワーキングスペース「QUESTION」にて、「クラウド会計×GoogleWorkSpace×AI活用セミナー」を開催しました!✨
※申込は終了しました。
弊社は2026年2月に当ビル2階のQUESTIONへ支店登記をしたばかり。
そのご縁から、京都の地で初めてのオフラインセミナーが実現しました。
当日は、MigakUコンサルティングオフィス代表・相良一雄さんにモデレーターを務めていただき、フリー株式会社・住吉来夢さん、株式会社MAIA・本田さん、弊社代表・世戸口の3名が「無理のないAI活用」について語り合いました。雨の中、多くの税理士事務所の皆様にお集まりいただき、本当にありがとうございました。
この記事では当日のセッションのハイライトをぎゅっと凝縮してお届け。はてなベースが「AI活用」という領域でどんなことを考え、どんな取り組みをしているのか、その雰囲気を感じ取っていただけたら嬉しいです。
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当日は、4階の会場で開催しました。
オンラインとオフラインのハイブリットで、合計30名以上の方がいらっしゃいました。
「Claude Codeのイロハ」を語りに来たわけではありません
相良さん(モデレーター): 世戸口さん、よろしくお願いします。
世戸口: 皆様、雨の中お集まりいただきありがとうございます。
今、Xを開けばClaudeCodeの話題ばかりで、「もう見飽きたよ」という方もいらっしゃると思うんです。でも今日は、ClaudeCodeのいろはを語りに来たわけではありません。
「今日お伝えしたいのは、無理のないAI活用です。AIを使い切れていない方、これから使っていきたいという方に、明日からの一歩のヒントを持ち帰っていただけたらと思っています。」
Googleカレンダーを「情報のハブ」にすると、こんなにラクになる
世戸口: 実は僕、Googleカレンダーをかなり使い込んでいまして(笑)。予定は丸(プライベート)、四角(作業)、()(社外)など記号で分類しているんですが、ポイントは「カレンダーが情報のハブになっている」ことです。
Googleカレンダーから直接Google Meetを起動すれば、Geminiが自動で議事録を残してくれます。社外で話した内容も、社内で話した内容も、すべての情報がカレンダーに集約されるんですね。
そして、その情報を元にClaudeCodeに次の日のタスクを生成させる。朝起きると「今日のタスク一覧」が出来上がっているので、それを見て業務をスタートする──こんな運用をしています。
何か特別なツールを入れたわけではなく、Google Workspaceを基盤にして、その真ん中に生成AIを置いただけ。これだけで業務が驚くほど効率化されます。
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月60件の請求書処理を、Google × AIで自動化した話
相良さん(モデレーター): 具体的な業務改善の事例も伺いたいです。
世戸口: わかりやすい例として、請求書の支払い業務の自動化をご紹介します。
弊社では月に5〜60件の請求書が届くのですが、運用はこんな流れです。
- 取引先には
経理用アドレス 宛にPDF請求書を送ってもらう - Google Apps Script(GAS) が自動でPDFを抽出し、指定のGoogleドライブに発生月ごとに格納
- AI OCR が金額を読み取り、スプレッドシートに速報値として反映
- スプレッドシートからボタン1つで、freee会計に未決済仕訳として一括登録
これで、月曜の5営業日までに来た請求書が、証憑添付付きで支払い管理レポートに並ぶ。総合振込リストの直前まで自動化されています。
追加の料金は必要なく、エンジニアや非エンジニアの方でも作成できる自動化は沢山あります。
freeeが描く「AI時代のクラウド会計」
相良さん(モデレーター): 続いて、フリー株式会社の住吉さんからもお話を伺います。
住吉さん(フリー株式会社): 世戸口さんのお話にもあった通り、AIは「指示出し」が重要ですが、freee自体もプロダクトの中にAIをどんどん組み込んでいます。
例えば「自動で経理」も、今後はもっと進化します。請求書をアップロードするだけで、勘定科目の推測だけでなく、「この取引先は以前こういう契約でしたよね?」といった過去の文脈まで読み取って提案してくれるようになります。
また、Google WorkspaceやSlackとの連携も強化しており、会計データが「箱」の中に閉じこもるのではなく、皆さんが普段仕事をしている場所に溶け込んでいく ── そんな世界を目指しています。
AIは敵ではなく、強力な「武器」です。入力作業をAIに任せ、皆さんはそのデータを見て「この会社、もう少しここを改善できるんじゃないですか?」という、より経営に近いアドバイスに時間を使っていただきたいと思います。
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AI活用に必要なのは「プログラミング能力」ではなく「業務分解能力」
相良さん(モデレーター): とはいえ、「うちの事務所にはエンジニアいないし……」と尻込みしてしまう方も多いと思います。
世戸口: ここが、今日一番お伝えしたいところです。
AIを使いこなすために必要なのは、プログラミング能力ではありません。 どちらかというと、「業務をどれだけ細かく分解できているか」という、皆さんが普段されているBPR(業務再設計)の能力なんです。
さっきの請求書の例で言えば、
- メールからPDFを抽出する
- 指定のフォルダに保存する
- 内容を読み取って一覧表にする
- 会計ソフトに登録する
──こうやって人間がやっている作業をステップごとに分解する。この「仕様書を言葉にする力」さえあれば、AIは最高の部下になってくれます。
税理士事務所の皆さんの一番の武器は、「実務の知識」です。どのタイミングで何の書類が必要で、どういうチェックをしないといけないのか。それを言語化できれば、AIが勝手にコードを書いてくれる時代になりました。
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「人」と「AI」は対立しない。
相良さん(モデレーター): AIの話が進むと「じゃあ人間の仕事は?」という不安も出てきますよね。MAIAの本田さん、いかがですか?
本田さん(株式会社MAIA): はい。私たちMAIAは、「Co-create the future」を掲げ、地域の女性の経済的自立を支援している会社です。子育てや介護で離職された女性に、IT教育を通じて再び活躍の場を作っています。
世戸口さんから「業務の分解」というお話がありましたが、まさに私たちが取り組んでいるのもそこなんです。業務をパズルのピースのように細かく切り出して、隙間時間しか働けない方でもプロフェッショナルな仕事の一部を担えるようにする。 これって、AIへの指示出し(プロンプト)とすごく似ているなと感じています。
今、はてなベースさんと一緒にfreee操作に特化したラーニングパスを構築しているところで、地域の女性たちが学んでくださっています。
本田さん: 世戸口さん、AIに全部任せるのと、人を介して効率化するのって、どんなバランスが理想ですか?
世戸口: AIは「0から1を作る」ことや「論理的に構成を考える」のは得意なんですが、1円のズレも許されない記帳の確認や、お客様とのニュアンスを含めたコミュニケーションは、やっぱり人に軍配が上がるんですよね。
「イメージとしては、『AIという超高速なエンジン』を『人間という熟練のドライバー』が操る感覚です。AIで浮いた時間で、もっとお客さんの経営の深いところに踏み込む相談に乗る。それが、無理のない、かつ価値のあるAI活用なのかなと思っています。」
登壇者からの最後のメッセージ
相良さん(MigakU): 東京のマーケットはかなり進んでいる一方、地方には地方の良さがあります。京都をはじめ、地方の事業者さんがクラウド会計とAIで経営をもっと自由に楽しくできるよう ── その想いから、今回のセミナーを企画させていただきました。
本田さん(MAYA): 女性の働き方とAIは非常に相性が良いです。これからもはてなベースさんと一緒に、新しい働き方を作っていきたいと思います。
住吉さん(freee): 私は京都出身で、前職での京都の銀行では法人営業を担当していました。その経験から中小企業の発展に貢献したいという想いが強くなり、freeeに入社しました。皆様と一緒に地域の事業者さんを支えていきたいです。
世戸口(はてなベース): 今日は雨の中、本当にありがとうございました。AIは難しくありません。まずは触ってみること。 そして、今日の内容が皆様の事務所の未来を少しでも明るくするヒントになれば幸いです。
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未来のバックオフィスを、共に創造しませんか?
今回のセミナーでは、Google Workspace × AI を軸にした「無理のないバックオフィス効率化」のリアルをお伝えしました。
はてなベースは、「会計」と「開発」という二つの強みを活かし、ITやAIという新しい武器を掛け合わせて、顧客に本質的な価値を提供することを目指しています。
こんな想いを持つ仲間を、私たちは探しています。
- 会計の知識を活かして、AI時代の新しい業務設計に挑戦したい
- 「業務を分解して仕組み化する」ことに面白さを感じる
- クラウド会計やGoogle Workspaceなど、ツールを使い倒すのが好き
もし一つでも当てはまるなら、あなたははてなベースで活躍できるポテンシャルを秘めているかもしれません。
あなたの「会計」や「開発」のスキルを、未来のバックオフィスで活かしてみませんか?
➡️ 募集中のポジションはこちらから!お気軽にお問い合わせください! ✨
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