1
/
5

What we do

2020年の団体設立から3年が経過し、地域における当団体の認知度も少しずつ上がっています。協力してくださる方やまちの未来に期待して力を貸してくださる方も増え、団体としても活動を広げている真っ最中です。
JR小岩駅を中心に放射状に広がる数々の商店街。小岩駅を降りたらその昭和レトロな街並みと「暮らしと商い」がないまぜになった独特の雰囲気が漂います。 わたしたち「KOITTO(一般社団法人小岩駅周辺地区エリアマネジメント)」 は小岩駅周辺で進む3つの地区の再開発を機に、JR小岩駅周辺エリアのヒト・地域・活動をつなぎ、協力連携を促進することでにぎわいを創出し、小岩の価値をより向上させていくために設立されたエリアマネジメント団体です。 昔ながらの雰囲気を残しつつも、時代の移ろいを受けて再編されつつあるまちに長年暮らす人と新たに暮らし始める人、個人商店主とショッピングモールのデベロッパー、日本人と外国人。様々なセクターがよりよく共生するために活動しています。 <事業内容> 1.地域の協力連携を促進する企画、イベントの推進 担い手が減少する地域行事の運営に協力したり、地域の飲食店をはしご酒できるイベントを企画したり、新たなつながりづくりを行います。 2.エリアマネジメント拠点「KOITTO TERRACE」の運営・活用 スタッフの勤務地であり、レンタルスペースや手作り作家のレンタルボックスを運営する事業の拠点となる場所。小岩駅から徒歩30秒です。 3.小岩駅周辺地区のエリアブランディング活動 下町情緒あふれる小岩と、再開発が進むあたらしい小岩をつなぐ広報活動です。地域の魅力を発信する「MOVE〜心が動くまちKOIWA」という広報誌発行や、周辺地域から出店者を集うマルシェイベントの企画運営を行います。 4.再開発の進捗に合わせた、公共的空間の利用検討 等 より魅力的な地域になるために社会実験などを取り入れながら、どうすれば行きたくなる、住みたくなる場所になるのか、また空地や公共的空間の有効な活用法について研究・実践しています。

Why we do

(小岩コンテンツプロジェクト実行委員会提供)
JR小岩駅は1899年に開業し、かつてその周辺は歓楽街として栄えました。 駅前の商店街を中心に街が発展し、そのにぎわいは新宿のゴールデン街にもひけをとらなかったそうです。 しかし、年月が経つにつれ街全体の老朽化をはじめとしたハード面の問題と、それに付随する災害時の高い危険性が指摘されるようになります。 そして、小岩のまちの都市機能を更新するために駅周辺での再開発が計画されました。 元々小岩は、複数ある商店街や自治会・町会がそれぞれ切磋琢磨して地域の魅力を発信してきた一方で、東西南北横串の動きが少ない傾向にありました。 さらに少子高齢化が進み、まちの人口が減少するにつれて、商店街や自治会の規模が小さくなり、かつてのように個々の力でまちを盛り上げることが難しくなってきたという経緯があります。 そして、小岩と同じような課題を抱えるまちは少なくありません。 人口減少社会において選ばれるまちになっていくには、コミュニティの受け皿となる「つなぎ役」が必要です。 コミュニティ同士が連携することで相乗効果が生まれ、まちの魅力が倍増していく。 また、それまでスポットが当たらず潜在的だった魅力が、新しく発見されていく。 コミュニティの連携・協力によってまちの内側から生まれるパワーは、地域に根差したまちづくりにおいて欠かせません。 小岩のまちには、地元の人々がつくりだす情緒面の豊かさや寛容性の高さといった魅力があります。こうしたまちの良さを受け継いで次につなげるために、KOITTOは小岩エリアのハブとなれるよう日々努めています。

How we do

KOITTOの拠点となっているのが、小岩駅から徒歩数十秒の場所にある「KOITTO TERRACE」です。 KOITTO TERRACEは再開発によって整備された商業ビルの1階カフェ部分にあるエリアマネジメントセンターで、仕切りを用いればセミナーやパーティースペース、会議室など、さまざまな形で利用できます。 <働く環境> ・イベントの立案や広報誌の企画編集、チラシのデザインなど、本人の得意や好きを活かした働き方をする機会がたくさんあります。 ・出勤時間中に会えないスタッフ同士のやり取りも多く、Slackを活用しています。 ・多様な働き方を支持しており、KOITTO TERRACE出勤時以外に作業が必要な場合はリモートワークも可能です。 <ともに働く仲間> ・当団体では、本業を別に持ちながら副業として関わっているスタッフも多いため、連絡は基本的にオンラインを中心に行います。そんな中でも、リアルで会う機会の確保も重要視しており、定期的なスタッフ会議やPJごとのチームミーティングも積極的に実施しています。 ・ものづくりが好きなハンドメイド作家や都市計画を研究する学生など、入社の入口は十人十色。それぞれの特技や関心ごとをまちと重ね合わせて日々業務を推進しています。 <カルチャー> ・明るく前向きなスタッフが多く、率先してお互いにフォローし合ったりお互いを讃えあう風土があります。 ・どの立場であっても相手を尊重しながらも自分の意見を発言するようアサーティブコミュニケーションを心がけています。 <理事(役員)> 全国のエリアマネジメント団体でも珍しく、地域で焦点を営んでいる店主や若手のプレイヤーが理事を務めています。地域に愛着を持って活動している理事とは、1ヶ月に一度の理事会で事業進捗の報告をしたり、団体運営や地域との調整などの相談をできる心強い存在です。 <正会員> 再開発に伴い設立したKOITTOは3つのエリアの再開発組合・再開発準備組合が構成員となっています。各地区の再開発組合は再開発終了後に解散しますが、その後も当該地域の再開発ビルの管理組合に正会員を引き継ぐことで、永続的なエリアマネジメントによる地域の価値向上を目指しています。 南小岩六丁目地区市街地再開発組合 JR小岩駅北口地区市街地再開発組合 南小岩七丁目地区市街地再開発準備組合