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KPI#1_騒然?急拡大中の物流業界「3つの課題」と改善策

こんにちは! 株式会社クエストページの山本です!

今日は11月7日月曜日。二十四節気は第19番目にあたる『立冬』です。
立冬とは、文字通り冬の気配が立ちはじまる頃。暦の上では冬を迎えました⛄


「さぁ!冬が来たぞ!!」とまでは言えないものの

西高東低の冬型気圧配置で、今朝は大阪や名古屋では最低気温が更新されました。

弊社本社所在地の福岡市でも、冷え込みが強まってきました🤧
皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか?




さて、前回 ❝企業競争を勝ち抜くための『ロジスティクス』❞ の記事では、
弊社物流システム【Qロジ】が提供しているサービスについて話題にあげました。


弊社の取り組みをご紹介🚩する


前に、、、




まずは、国土交通省による
【物流事業者におけるKPI導入の手引き】を取り上げるべきでしょう🙏



【KPI導入の手引き】とは

国交省は全4回の「物流事業者におけるKPI導入のあり方に関する検討会」で取りまとめた
「KPI導入の手引き」を平成27年7月31日に最終版として報道発表しました。
西暦では2015年。今年から数えて7年ほど前に遡ります。


なぜ、このような公表がされるに至ったのかというと、
通販の急成長とともに、中小事業者が多く参入し物流産業の大半を占めるようになりました。

それらの企業間競争の激化により物流産業が抱えていた課題が浮き彫りなったのです。



それは何かというと
業務の効率化ではない部分での競争が行われているおそれがあったこと。

たとえば、過剰な人件費の切り詰め等あやまった経営の舵取り・・・


こうした諸課題は、物流事業者だけの問題ではないため
荷主と物流事業者が一体となって解決に努めなければなりません。



そのために役に立つものこそ物流管理指標(KPI)の導入なのです!



KPIとは

『Key Performance Indicator 』の頭文字を取った略語で

Key    : 指標
Performance  : 実績、業績、成果、成績、実行、遂行、行動など
Indicator    : 表示板

日本語では『重要業績評価指標』と呼びます。
企業においては様々な指標を用いますが、その中でも重要な(Key)指標のことを指します。



あまり耳慣れない言葉なので少し身構えてしまうかもしれませんが、
これから順を追って説明していきますので、ご安心あれ!

マーケティングや営業の現場でよく耳にする用語ですので、覚えておいて損はありません🎵



さて、その物流KPIを設定することは、どのような効果があるのでしょうか?



ここでは、大きく分けて3つのメリットをご紹介します!


①問題を可視化できる

ある物流現場や、その中の特定のプロセスが優れているかの判断のために、
管理者が、すべての現場を常にチェックすることはできません。
拠点の数や、業務のプロセスが複雑になるほど実態の把握は困難ですよね💦

しかし、このKPIを利用して主要な業務プロセスを定量的に測定することで
それらの良い点と悪い点を『見える化』することで改善が期待できます!


②コミュニケーションが促進される

物流は単純に見えますが、実際はモノの移動を伴う面的な広がりを有する業務です。
複数の拠点や、社員・パートなど立場の異なる担当者が関与することも少なくなく、
また、多岐にわたる他社とのやりとりが多く発生することは必然的です。

そのような状況下で業務改善を進めるためには、
多様な関係者と現状確認の情報共有がたいへん重要となります📞
その際に『客観的なデータ』であるKPIは合理的かつ効率的な改善に威力を発揮します!


③合理的で公平な評価につながる

改善を進めるもう一つの重要なポイントは
実際に努力した担当者・作業者や組織等が『評価される仕組みを作ること』です!
現場担当者の努力が報われなければ、改善は上手くいかないものです😥
管理者による主観的な評価は得てして偏りを生じがちですが、
定量的なKPIの活用による「適切な評価システム」は、いつだって公平です。

これは、荷主から物流事業者に対する評価も同様で、
物流事業者の持つ信頼性・安全品質といった『質』を無視して
運賃だけ・コストだけで評価・選定してしまうと、
荷主にとって長期的な利益を損なう可能性もあります😱

物理的な距離や立場の違う関係者が入り混じる物流業界において、
様々な視点から評価をすることは、公平な評価と効率的な業務改善につながります!



つまり!


物流管理指標(KPI)の導入をすることによって


物流事業者自らの生産性や最適性、課題等を明らかにし、業務改善に繋げることはもちろん

それを、定量的に説明することは荷主に対しても理解を得やすく
荷主とパートナーとして連携していく素地の形成を促すこともできるのです👏



少し長くなりましたが、いかがでしたでしょうか(●'◡'●)


このように物流産業の発展には健全な効率化が必要不可欠です!
次回は、先のメリットを最大限享受するための物流KPIの設定手順をご紹介したいと思います。

引き続き、どうぞお付き合いいただけると幸いです✨



観測地では今シーズン一番の冷え込みとなった今日、最も低い気温を更新しています。
朝晩の寒暖差が大きい季節ですから、上手な服装選びで体調に気を付けてお過ごしください🧥

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