「商品を気に入って使っていただけているか、そういった『その先』を知りたいという気持ちが、次第に大きくなっていったんです。」
ともにあーる株式会社は、お客さま一人ひとりの人生に寄り添うライフパートナーとして、保険に関するコンサルティングサービスを提供しています。今回は、アパレル業界から未経験でライフパートナー職に挑戦し、現在はお客さまから厚い信頼を寄せられている港南台店の白石さんにインタビュー。全くの知識ゼロからプロフェッショナルへと成長できた背景にある、ともにあーるの研修制度や組織文化の魅力について、詳しく語ってもらいました。
白石 侑里夏 / ライフパートナー
農業高校を卒業後、新卒でアパレル会社へ入社。百貨店にて約5年間、メンズ・レディースブランドの販売員として接客スキルを磨く。お客さまの人生により深く貢献したいという想いから、2023年にともにあーる株式会社へ入社。完全未経験からライフパートナーとしてのキャリアをスタートさせ、現在は保険相談を中心に、契約後の保全手続きや事務処理など幅広い業務を担う。
「もっとお客さまのその先を知りたい」アパレル販売員が感じた、キャリアへの想い
ーーともにあーるに入社されるまでの経緯について教えてください。全く異なる業界からの転職だったそうですね。
はい。最終学歴が農業高校で、もともとは食品開発などを学んでいました。高校3年生の時に商品開発の授業で、自分たちで企画したお菓子を店頭に立ってお客さまに直接販売する機会があったんです。
その時、商品開発も楽しかったのですが、お客さまと直接お話して商品の魅力をお伝えすることに一番の楽しさを感じて、「接客業に進みたい」と考えるようになりました。
高校卒業後はアパレル会社に就職し、百貨店で販売員としてキャリアをスタートさせました。最初は洋服のブランドで、その後レディースのハンドバッグブランドに移り、合計で5年間、販売の仕事に携わりました。
ーー5年間アパレル業界でご経験を積まれた中で、どのようなことを感じていましたか?
百貨店での接客は、日々多くのお客さまと出会えるとても刺激的な環境でした。特に2社目のハンドバッグブランドでは、流行に敏感なお客さまが多く、毎日が新規接客のような状態で、数多くの経験を積むことができました。どうすればお客さまが心を開いてくれるか、試行錯誤しながらお声がけするのは本当に楽しかったです。
ただ、販売員の仕事は、お客さまが商品をご購入された後のストーリーにまで関わることが難しい、という側面がありました。例えば「この洋服を着て来週〇〇へ行くんです」というお客さまのイベントがその後どうだったか、ご購入いただいた商品を気に入って使っていただけているか、そういった「その先」を知りたいという気持ちが、次第に大きくなっていったんです。
営業職であれば、販売後のアフターフォローまでお客さまと長いお付き合いができるため、そうした想いが、転職を考えるきっかけになりました。
お客さまの声と偶然の広告が導いた道。保険知識ゼロからの、大きな一歩
ーーそこから、なぜ保険業界、そして「ともにあーる」を選ばれたのでしょうか?
実は、当時働いていた百貨店の上の階に、ともにあーるが運営する「ほけんの窓口」の店舗があったんです。私が接客したお客さまの中に、そこの店舗も利用されている方がいらっしゃって、「いつも親身に相談に乗ってくれる良い担当者さんがいる」というお話を何度か伺っていました。それで「どんな会社なんだろう」と興味を持ったのが最初のきっかけですね。
その後、本格的に転職を考え始めた頃、スマートフォンを見ていたら、偶然ともにあーるの求人広告が流れてきたんです。「あ、あのお店だ!」と思って色々見ていくうちに、未経験OKで、研修制度もしっかりしていそうだったので、「一度話を聞いてみたい」とすぐに応募しました。そのため、転職活動としてはともにあーるしか受けていませんでしたね。
ーーすごいご縁ですね。未経験の業界に応募することに、不安はありませんでしたか?
正直に言うと、保険にお世話になることなく生活をしてきたので、知識は全くありませんでした。面接では、採用担当の多田さんにそのことを正直にお話しました。
多田さんはとても物腰が柔らかく、私の話を真摯に聞いてくださって、「勉強することはたくさんありますけど、大丈夫ですか?」と優しく問いかけてくれました。その人柄に触れて、「この方がいる会社なら、きっと大丈夫だ」と感じましたし、知らないことへの不安よりも「知識がなくても、入社後にしっかり勉強しよう」という前向きな気持ちの方が大きかったですね。
同期と先輩に支えられ、初めて「楽しい」と思えた相談会
ーー入社後、未経験からのスタートは大変だったのではないでしょうか?
はい、想像以上に大変でした(笑)。高校を卒業してから勉強なんて全くしていなかったので、必死に勉強したのを覚えています。
勉強を進めていく中、本当に周りの人たちに支えられました。入社後すぐの1ヶ月間は、ほけんの窓口グループ全体の合同研修に参加するのですが、そこには私と同じように、ともにあーるに入社した同期が3人もいたんです。
同期の中でも私を含め2人が未経験で、他のメンバーは経験者でした。最初は知識がない分、大変に感じることもありましたが、経験者の同期が「保険の基礎はこうだよ」と優しく教えてくれたり、分からないことを共有し合えたりしたおかげで、孤独を感じずに済みました。講師役が周りにたくさんいるような、とても恵まれた環境でしたね。
ーー店舗に配属されてからは、どのように独り立ちされたのですか?
店舗に配属されてからも、最初の1年間は本当に必死でした。すぐに一人でお客さまの対応をするのではなく、まずは先輩の相談会に同席させてもらい、メモを取りながら仕事の流れを覚えることから始めました。また、教育担当の方が定期的に同期を集めたフォローアップ研修も開いてくれたので、店舗で生まれた疑問を解決する場もありました。
デビューは入社5ヶ月目でしたが、最初の頃はお客さまとの相談会が1件入るだけで頭がパンクしそうでした(笑)。お客さまからのご質問に対して、その場で答えられずに「宿題にさせてください」と持ち帰ることが多く、次のご来店までに必死で調べる毎日。
でも、目の前には「次の約束をしたお客さま」がいる。その方のために頑張らなきゃ、という責任感が、ネガティブなことを考える暇もないくらい私を突き動かしてくれました。
そして何より大変でしたが、お客さまと向き合う相談会の時間そのものが、本当に楽しかったんです。その「楽しい」という気持ちが、一番の原動力だったと思います。
ーー最初は宿題にすることも多かったとのことですが、そこからご自身の成長を実感されたのは、どのような瞬間でしたか?
お客さまからのご質問に、宿題にすることなく、その場でパッとお答えできた時ですね。経験を重ねるうちに、お客さまが不安に思われることや、疑問に感じるポイントが似ていることに気づくようになりました。
「他の方はどうされていますか?」というご質問は非常に多いのですが、最初の頃は経験が少ないので答えられませんでした。でも今では、「こういうケースのお客さまが多いですよ」と自分の経験に基づいてお話しできる。知識や引き出しが増えて、お客さまの不安をその場で解消できた時に、一番成長を実感しますし、やりがいを感じますね。
一人で悩まない、チームで向き合う。温かな社風の中で見つけた、新たな目標
ーー白石さんから見た「ともにあーる」の組織としての魅力について教えてください。
年次や経験に関わらず、全員で協力してお客さまにとってのベストを考える文化が根付いているところですね。独り立ちした今でも、難しい案件に直面した時は一人で抱え込まず、店舗の先輩方に「この場合、どういうご提案が考えられますか?」とすぐに相談をしています。
ベテランの方でも、自分のやり方だけに固執せず、常にみんなで情報を共有しながら最適なプランを練り上げていく。どの店舗も本当に雰囲気が良くて、チームで目標に向かっていく一体感があります。
アパレル時代は、良くも悪くも短い接客時間で成果を出さなくてはいけない瞬発力勝負でしたが、今は違います。1回のご相談で結論を出す必要はなく、お客さまと2回、3回と時間をかけて向き合い、先輩に相談する時間も十分にあります。お客さま一人ひとりにじっくり向き合えるこの環境は、私にとって非常に働きやすいですね。
ーー今後の目標について、教えていただけますか?
ライフパートナーとしてスキルを磨き続けることはもちろんですが、最終的な目標は、私が入社するきっかけをくださった多田さんのようなポジションに就くことです。
私自身がそうであったように、未経験からこの業界に飛び込むのは、大きな不安が伴うと思います。いつか自分が採用の場で、会社の顔として、かつての私のような候補者の方に「未経験でも大丈夫だよ」と、自身の経験をもって伝えられる存在になりたいです。この会社の魅力を、今度は私が未来の仲間へと繋いでいきたいと思っています。
ーー最後に、この記事を読んでいる未来の仲間にメッセージをお願いします。
私自身ができているように、この仕事は「継続できる」という気持ちさえあれば、学歴や業界経験は一切関係ありません。むしろ、前職での経験が思わぬ形で活きる場面もたくさんあります。大切なのは、お客さまや社内の仲間に対して、素直に自分の気持ちを伝え、相手の話に真摯に耳を傾ける「話し合い」の姿勢だと思います。
ともにあーるには、未経験からでも安心して成長できる研修制度と、温かくサポートしてくれる仲間がいます。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一歩を踏み出してみてほしいです。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。