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「東急ではどんな開発をしている?」継続的に技術イベントのスポンサーを務め、エンジニアへの認知を広げる

こんにちは、東急株式会社「URBAN HACKS」採用担当です。

URBAN HACKSは、交通事業を軸に不動産や商業施設開発、ホテル等多彩な事業を展開している東急株式会社が、街づくりにおけるDXを目的に、2021年7月より生まれた新組織です。現在、新たなイノベーションを生み出すべく、積極採用を進めています。

今回は、さまざまな技術イベントへの協賛や、技術コミュニティへの貢献について、メンバー2名にお伺いしました。

技術コミュニティへの貢献に前向きなメンバーや、自己研鑽への努力を惜しまないメンバーなど、URBAN HACKSにマッチするエンジニア像が見えてきました。

さまざまな経験を経て一周回ったからこそ、URBAN HACKSへ

―これまでのキャリアとURBAN HACKSでの業務内容、入社理由について簡単に教えてください。

今中:URBAN HACKSには、2021年11月に入社しました。今はモバイルアプリエンジニアとして、AndroidやFlutterの領域を担当しています。東急に入社した理由は、「誰もが知る会社のDXを一緒に進めたい」と思っていたところ、東急がタイミングよくURBAN HACKSという環境を用意してくれたからです。もともと「誰もが知る会社が、しっかりした技術組織を持っていればいいのに」という想いをずっと持っていて、それがURBAN HACKSなら実現できると考えました。

東急は6社目で、これまでにいた会社では、技術勉強会の運営やテックカンファレンスの協賛を担当することが多かったです。例えば、「DroidKaigi」とのやり取りや、協賛費を出してもらうために社内で交渉することもありました。また、2015~2019年の間は、「DroidKaigi」のスタッフとしても活動していました。

四方:私も今中さんと同じく、2021年11月に入社しています。東急が5社目で、それまではテック系のベンチャー企業で業界最前線の経験を積んできました。業務内容はiOSエンジニアがメインです。東急線アプリの開発に携わっていて、そのフェーズに応じてPdMを担当することもあります。入社理由は、これまでより長いスパンで、Webではなくリアルに残るサービスの開発に、しっかり携わってみたかったからです。これまでいろいろなサービスを開発してきましたが、Web系のサービスは出来てはなくなっていくので、諸行無常感がありました。自分が書いたコードも、5年後には全てリプレイスされている、ということもあるので。

技術イベントへの関わりとしては、「iOSDC Japan」で5~6回登壇しています。当時所属していた企業では、ブース出展も経験しました。

↑iOSエンジニアの四方

数々の技術イベントのスポンサーに。連続協賛で認知を広める

―URBAN HACKSでは、これまでどのような技術イベントのスポンサーをしてきましたか。

今中:URBAN HACKS自体はまだ始まって2年ほどですが、モバイルアプリ領域では「DroidKaigi 2022」「FlutterKaigi 2022」「iOSDC Japan 2023」、「DroidKaigi 2023」デザイン領域では「Design Matters 2023」のスポンサーを務めました。今後も「FlutterKaigi 2023」など、さまざま技術イベントのスポンサーを務める予定です。

―数々の技術イベントに対し、スポンサーをするようになった背景や経緯を教えてください。

今中:当初の課題として、「東急が内製開発をしていることが、あまり知られていない」ということがありました。技術系の勉強会に行くと、私が「東急でDXに携わっています」と話しても、「東急って開発することがあるんですか」と驚かれてしまうんです。その一方で、東急は電車内の広告掲示をはじめとした、マス向けの広報は行っています。そこにギャップを感じました。マス向けに広く広報することも大事ですが、必要な人材がいるところへピンポイントな広報をしていかないと、認知が広まらずいい人材が入ってこないのでは、と考えました。そこで2022年に、私がVPoEの宮澤にその課題感を伝え、合意を得て、スポンサーとして支援しました。

―東急本社にスポンサーの話を提案した際、反応はいかがでしたか。

今中:割とスムーズにOKしていただけました。ただ、初回はきっちりと資料を用意して、協賛のメリットを丁寧に説明しました。東急グループとしても、URBAN HACKSのような内製開発組織はまだ運営を始めたばかりです。そんな中、私たちのルールをそのまま押し通すのは、やり方としてまずいですよね。「私たちの開発を加速するために、新しい仲間との出会いが必要で、そのためにカンファレンスへの協賛は大事なことである」という内容を伝えました。東急はもともとテックカンパニーではないので、こういう交渉の際はURBAN HACKSと同じ目線に立っていただけるよう、丁寧に説明していく。そうすることが、健全な運営を続けていくための第一歩かなと考えています。

四方:あとは、URBAN HACKS内の、東急生え抜きのメンバーがとても頑張って立ち回ってくれました。そういう意味でも、スポンサー実現に向けて一緒に頑張れた実感があります。

今中:2022年にスポンサーとしての前例が出来たからこそ、2023年の「DroidKaigi 2023」の協賛もスムーズに進んだと思っています。恐れずに課題へ立ち向かうことで協賛が実現でき、とても勇気づけられました。

―2023年の協賛については、どのような課題を感じていますか。

今中:今後も、協賛を続けていくことが重要だと考えています。私個人としても、以前から「DroidKaigi」にスタッフとして関わってきて、継続して協賛することの大切さを肌で感じていました。実際、私は「FlutterKaigi 2022」で登壇もしたのですが、その講演を見てURBAN HACKSのカジュアル面談を受けに来た方が、少なからずいたそうです。多少なりとも効果があったし、予算の都合もついたので、2023年も継続して協賛しました。また、「iOSDC Japan 2023」への協賛も追加しました。Androidアプリ開発エンジニアだけでなく、優れたiOSアプリ開発エンジニアも求めているという、PRの意味もあります。

そして、継続して協賛することで「本気度がエンジニアたちに伝わる」ということもあります。継続的に同じ技術イベントに協賛するということで、「数年を通して強いエンジニアを求めている」というメッセージにもなるので、採用の認知を広めていきたいです。

―技術イベントへの協賛は、URBAN HACKSのメンバーにとってどのようなメリットがありますか。

今中:一般的には、協賛費のリターンとして何人かそのイベントに参加できるようにして頂けるため、そこでしか得られない新鮮な情報を勉強出来るというメリットがあります。また東急の場合は、こうしたイベントに参加して勉強する時間も、業務扱いになります。私たちにとっては当たり前のことですが、まだそのように扱われない企業も多いと聞くことがあります。

四方:プロダクトを開発する際の視点が増えるのも、メリットの一つですよね。イベントに出展すると、自分たちのプロダクトを同業者に見られるので、私たちがそのプロダクトにどう取り組んでいるのかが同業者に伝わる、緊張感があります。また、出展する際は「自分たちのプロダクトの特徴はここです」と、説明出来るようにしておく必要があります。そうすると、自分たちのプロダクトを客観視出来るようになるので、そうしたこともメリットですね。

↑Androidエンジニアの今中

スポンサーだけでなく、技術イベントの主催や登壇も増やしていく

―今後、技術コミュニティの中で目指したい立ち位置があれば教えてください。

今中:個人的には、技術イベントの主催や、既存イベントにおけるURBAN HACKSエンジニアの登壇を推進したいです。そして、採用につなげていきたいですね。ただ、こうした活動は現場への負担も大きいので、広報に力を入れすぎて現場が非協力的になってしまうのは、一番避けたいことだと考えています。技術イベントの主催や登壇は、あくまでも個人的な目標として掲げていますね。

四方:私は、URBAN HACKSが技術的にイケてる会社の中で、ポジションを取れるようになったらいいと思っています。例えば、東急にはイケてる人が集まっていて、リアル寄りのサービスが中心で、実際にハードウェアがある。そういう特徴を、会社の個性としてブランディングしていきたいです。URBAN HACKSはまだ新しい組織ではありますが、東急の基盤がある分、ベンチャーと比べるとリスクが少ないし待遇もいいですよね。メガベンチャー並の働きやすさになってきているので、パパママエンジニアが転職を考えるときの選択肢にもなると思います。

今中:実際、ご家庭のある方がURBAN HACKSに集まってきているので、それが何よりの証拠だと思います。子育てに配慮した制度もありますし、「(周りがすでに使っているから)制度を使いやすい」という雰囲気は、URBAN HACKSのユニークなポイントではないでしょうか。

―上記の内容も踏まえ、今後やりたいことがあれば教えてください。

今中:URBAN HACKSの中で、技術イベントに登壇できるメンバーを増やしていきたいです。現状、私と四方さんが登壇することはあるのですが、他のメンバーはあまり登壇していないので。スポンサーをすることで、企業としても技術イベントには参加しやすくなっています。そこで登壇者が増えることで、URBAN HACKSの知名度や技術力が、よりよくアピール出来るようになると思います。

四方:私としては「自社サービスの開発エンジニアなら、自社サービスのPRをするために登壇するべきだ」と思っています。私はこれまで、ゴリゴリの小さいベンチャーで働いてきたので、自分で自社サービスを広めていかないとサービスはスケールしなかったんです。「登壇も自分の仕事だ」と思ってやっているので、他のメンバーにもぜひ挑戦してほしいですね。

↑四方のiOS DCでの登壇写真

自己研鑽が好きで「寄り添い力」のある人は、ぜひURBAN HACKSへ

―最後に、採用候補者の皆さまに向けて一言お願いします。

今中:技術を高めようとする姿勢はもちろん必要ですが、それに加えてチームやプロジェクトを大事にしながら働ける人が、弊社にマッチすると思います。URBAN HACKSの仕事は、極端に難しくはありませんが、長いスパンで物事をとらえなければ解決出来ないものが多い、と感じています。その場合、チームやプロジェクトをよそに技術だけにフォーカスしていると、問題が解決出来なくなってしまうからです。

四方:一言で言うと、「寄り添い力のある人」がマッチすると思います。プロダクトに寄り添うのはもちろん、PdMやデザイナー、顧客など、さまざまな人に寄り添えることが大切です。以前は、「自走出来る人」ということもよく言っていました。例えば東急線アプリのチームは、新しい機能を開発したら、皆通勤時や土日を使って各自で試してくるんです。仕事を「自分ごと」として捉えて、何も言われなくても、よりサービスを良くしていこうと思える人がいいですね。あとは、すでに実績を残してきているメンバーが集まっているので、寄り添い力の高い人が多いのかもしれません。「何か手柄を立てたい」「爪跡を残したい」という考えを持っているメンバーは、あまりいないかもしれませんね。それよりも、地元愛のように、東急沿線に対する愛を皆持っていると思います。

今中:「寄り添い力」については、事業会社にも寄り添えるといいですよね。初めて「協賛したい」と東急に提案したときも、東急の皆様に寄り添い「なぜ協賛が必要なのか」を丁寧に説明した結果、OKをもらえましたし。あとURBAN HACKSは、自己研鑽をサポートする風土があります。そして、そのための支援は惜しみません。例えば、自己啓発支援制度(年間10万円まで)が利用出来ますし、今後も技術イベントへの協賛を通して、優秀な人材が入ってくると思います。優秀な人たちと、大きくなっていく組織の中で働けること自体も、大きな福利厚生の一つだと考えています。

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