「ビアガーデン、行かない?」
その一言がすべての悲劇の始まりだった。
天気予報は“降水確率10%”。そう、私たちは“あの10%”を引いたのだ。
LINEグループは盛り上がる。
「青空の下で飲む生ビール、最高じゃね?」
「映え確定やん」「麦わら帽子買おうかな」
この時の私たちに、あの雷雨のシナリオは見えていなかった。
集合10分前。
どこからともなく立ち上がる暗黒の雲。
駅の改札を出た瞬間、突如“パーン!”と空が叫んだ。
雷鳴。風速はウサイン・ボルト。
宴会部長「……屋内に変更しますか」
全員「ですよね」
テンションのやり場を失ったメンバーがたどり着いたのは笑いだった。
- T氏の「名探偵コンラン」
- K氏の「那須川フェンシング」
- そしてなぜか始まる即興大喜利大会。
雨の音をBGMに、我々は“酒の力”と“ネタの破壊力”で笑い転げた。
会計を済ませると、そこには雨が止んだ曇り空が。
「……今からなら行けるか?」
「いや、もう無理やて」
帰り道、誰かが呟いた。
「屋内だったけど……楽しかったな」
全員、うなずいた。笑いながら。
結局は“誰と飲むか”である。
いや、それでもやっぱ晴れてたら最高だったけどな!!!
そんな楽しい営業部の土曜日でした。