【社員インタビュー④】 作画職:萩原隼人
Voilで働く人たちの想いをインタビュー形式で紹介するストーリー【社員インタビュー】
第4回は、作画職の萩原さんにアニメーターとして働いてみた感想やVoilというアニメスタジオについて聞きました。
1年間の経験。アニメーターという仕事、Voilというアニメスタジオ。
――まずは自己紹介をお願いします!
作画職の萩原隼人です。Voilに入社したのは2023年の4月なので、アニメーター歴は1年とちょっとだと思います!
――アニメ業界に飛び込んで1年。入る前に色々とイメージがあったと思いますが、実際どうでしたか?
学生のときに想像していた「アニメーターってこういうことをやるのかな…」というイメージと、大きな乖離はなかったと思います。まだわかってないだけかもしれませんが…
1年間絵を描き続けてみて、イメージ通りに線を引けたときは達成感がありますが、逆に上手くいかないときはとことん行き詰ってしまうので、そういう意味では結構忍耐力が試されるかもしれません。
それでも、やっぱり絵を描くことは楽しいですし、先輩や同期が描いたものを見たり、実際に素材を触ったりするとたくさんの発見があります。自分でも、昔より格段に成長しているのが体感できてやりがいがあります!
――改めて、Voilで働いてみた感想を教えてください。
とても働きやすい環境だと思います!
絵を描いているときは基本的に個々人での業務になるので、常に人と話すというわけではありません。とはいえ、話しにくいということもなくて、いわゆる上下関係みたいなものもないですし、たまに雑談も聞こえてくるような楽しい雰囲気の良い職場だと思います。
アニメ業界に入るとき、本とかSNSで見たり聞いたりしていた情報で少し不安になったこともありましたが、心配していて損したと思うぐらい良い環境で働かせてもらっていると思います。
18歳で一念発起!アニメーターを目指した理由!
ーー「アニメの世界で頑張りたい」「アニメーターになりたい」と思ったきっかけってありますか?
高校生の頃、友達から勧められたことでアニメを見始めるようになりました。今思い返すと、それが一番最初のきっかけだった気がします。
いろいろな作品を見ていく中で、ただ楽しむだけじゃなくてアニメーションの動きや表現の凄さに惹かれていって…それで、自分も作る側になりたいと思ったんです。
通っていた高校は大学にそのまま上がれるタイプの学校だったのですが、この業界を目指すなら早いほうがいいと思って、高校卒業後すぐに代々木アニメーション学院に入学しました。
ーー学校ではどんな授業がありましたか?
毎週必ずやっていたのは「デッサン」と「クロッキー」だったと思います。そのほかにも、歩きやなびきなどの「動画」に関する授業や、動物とかロボットとかいろんなイラストを描く、みたいな授業があったと思います。ちょっと記憶が曖昧ですが…
クロッキーの課題などは提出に締切があって、当時は終わらせることが目的になってしまっていました。今思うと、もっと形を捉えることを大切にしていればよかったなと思います。
ちなみに、授業は基本的にデジタルだったので、ツールの使い方についてはかなり勉強できた気がします。Voilに入社してからもすべてデジタルでの作画なので、そういった意味でも学んだことをいかせているかなと思います。
5年後、10年後の自分…目指すアニメーター像とは。
ーー改めて、今メインでやっていることを教えてください。
先輩に指導してもらいながらLO(レイアウト)に取り組んでいます。研修課題ではなく実際に放送される作品のLOをやっているので、ちゃんとしたものを描けるように頑張りたいです。
基本的には、LOを担当したカットの二原(第二原画)も自分で担当するので、一度にたくさん飛んでくるとちょっと焦ります。入社したときから描くスピードについては意識しているつもりですが、最近はより強く意識するようになりました。
ーー入社したときに比べて、いろんなことができるようになったと思いますが、将来的に「こんなアニメーターになりたい!」みたいな目標ってありますか?
「目標は大きく!」という意味だと、いつかキャラクターデザインをやってみたいなという気持ちはあります。
ただ、そのためにはまだまだわからないことが多いですし、技術も経験も不足していると思うので、まずは演出・作画監督にOKをもらえるようなLOを描けるように頑張りたいと思います。教えていただいている先輩にも認めてもらえるように、毎日努力を積み重ねていきます!
ーー萩原さんのアニメーションを楽しみにしてます!最後に一言お願いします!
入社してから1年経ちましたが、仕事の内容や職場の環境にも慣れてきたと思います。いろんな作業を通して、自分の得意なことも不得意なことも、そして今後に対しての課題もたくさんわかりました。
「上手くいっている時ほど小さなミスが起きやすいから気をつけろ」という先輩の助言を心にとめながら、自分の目標にいち早く届くためにこれからも精一杯頑張りたいと思います!
よろしくお願いします!