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【代表インタビュー①】関西のスタートアップと財界を繋ぐ架け橋として目指す先とは?

こんにちは、森川です。私は代表である谷井のアシスタントとして動いているので、日々のスケジュールをチェックしています。

日々全く異なるジャンルの予定がいくつも並んでいるので、入社当初は「この人は一体何者なんだ…」と驚いていました。

きっとこれから当社に関わっていただく方だけでなく、既に谷井と関わっている方も少なからず同じような疑問を持っているだろうと思い、谷井の現在の活動やこれまでの取り組みについて、定期的に代表インタビューとして記事を更新していきます。

森川:谷井さんは普段はどのような活動をしていますか?

谷井:僕はペイフォワードハッピーPRという2社の代表取締役をやりながら、シナジーマーケティングの取締役会長、そしてマンダムオンデックマーケットエンタープライズアディッシュスペースエンジンエニキャリ、合計で6社の社外取締役を任せてもらっています。

ペイフォワードとしては主に新規ビジネス創出のための活動、戦略作りをやっています。ハッピーPRはスタートアップのPR活動の支援事業をやっているので、日々の経過報告を受けたり営業活動もやってるかな。

シナジーマーケティングは役員会議や部門長会議などに参加しながら意見交換をおこない、ここでは主体的に経営に関わるというよりも、経営陣の支えとなるようなものを提供する存在を目指しています。

社外取締役を任せてもらっている企業については、経営会議に参加しながらこれまでの僕の経験をもとに、各社に求められるニーズに応える形で意見を出したりしています。多くの企業は上場を目指しているので、これまでの僕の経験をもとにして、上場請負人のような役割を担っているかな。

森川:様々な顔を持っていますね。企業活動以外で取り組んでいることはありますか?

谷井:企業活動以外では、もともと「EO」という起業家・創業者の世界的ネットワーク組織の中の大阪拠点「EO osaka」の第一期の会長を2010年に務めたことがあり、そこから派生して関西のベンチャー企業向けの支援活動をずっと続けています。

具体的には、大阪府から予算を受けて EO osaka が受託団体となり、そこで僕は大阪府のベンチャー支援政策を総合プロデューサーとして携わっています。

EO osaka が受託している活動としては、大阪府スタートアップ発掘支援プロジェクト「RISING!や「Booming!」の企画運営をおこなっているので、各々のプロジェクトの運営者としても関わっています。それと、去年から発足した「関西フューチャーサミット」の実行委員長もやっています。

森川:聞いているだけでお腹いっぱいになってきました…。それぞれの団体やプロジェクトは具体的にはどのような活動をおこなっているのですか?

谷井:共通して関西からベンチャー企業を発掘し、成長させ、関西の経済全体を活性化させていこうというのが目的となっていて、ターゲットや取り組み内容が異なっているって感じかな。

RISING! は年商5億~10億円程度の企業経営者をメインターゲット、Booming! は年商1億円程度となる企業の経営者をメインターゲットとして、共に経営者向けの成長支援プログラムを提供しています。

Booming! については、2015年から始まって、現在第5期、延べ87社に参加いただいています。2020年末までに3社の上場企業を生み出すことを目標にしていて、現在2社が上場済み、もう1社の上場も恐らく達成される見込みです。2021年以降も継続が決まっていて、2025年までに10社の上場企業を生み出すことが次の目標です。

森川:「関西フューチャーサミット」はどのようなサミットなのですか?

谷井:関西フューチャーサミットも関西から世界を席巻する企業の輩出を目指して関西の経済全体を活性化させていこう、という目的には変わらないけど、関西って実は東京以上にたくさんのベンチャー支援団体があるのよ。

だけど関西全体としては東京ほど盛り上がっていないという問題があって、一方で東京は「EO tokyo」がEO 全体の中でもトップレベルでの盛り上がりを見せているのね。そこで関西全体で色んな団体の垣根を取っ払って1つのサミットをやろう、ということで去年の始め頃から多くの人と動き始めて、実行委員長を任せてもらったことで去年に開催し、今年2度目の開催も決定しています。

森川:話が戻りますが、「RIZING!」「Booming!」で提供している経営者向け成長支援プログラムとはどのようなものですか?

谷井:経営者にとって必要な知識やスキルが身につくようなプログラムを提供していて、さまざまな勉強会、メンター制度、あとは事業トラッキングということもやっています。

勉強会は、例えば採用・人材戦略、コーポレートブランディング、M&Aとか。それから利益率が非常に高いビジネスモデルを持ち、成功を収めている企業を一緒に分析する、ということもやってたかな。

メンター制度については、上場を果たした大阪本社の創業者がメンターとなって、あらゆる経営課題の相談に乗っています。

それと事業トラッキングというのは、社長自身が1ヶ月間でやるべき目標・計画を立てて、1ヶ月後にできたかできなかったかをメンターが判断。できていない場合は社長がかなり厳しく叱責を受けるというような内容です。

森川:社長が叱責されるんですか!それはどのような目的でやっているのですか?

谷井:社長に求められるスキルとして、適切な目標を設定するスキルと目標を着実に100%達成するスキルというのが挙げられるねん。一定の規模まで会社を成長させられる経営者というのは、社員に対してそれをやらせる力はあるんだけど、自分自身でやりきれていない、というケースがある。なぜなら誰からも制限されへんからさ。

社長に限らず、そして中長期の計画でも1日のタスクの計画でも一緒なんやけど、適切な目標設定をおこない、それを実行するというこの2つが習慣として身につけば、僕は概ねなんでも実現していけると思ってるし、それが全てだと思う。裏を返せばできないことというのは、途方も無く、めちゃくちゃ難易度の高い目標を立てた場合。その計画は絶対に失敗する。

上場を目指すような企業の社長であれば、この「適切な目標設定」と「着実な実行力」という2つスキルは必須なので、それを着実に習慣化させていくことを目的としています。

森川:なるほど…あと今年から「関西経済同友会」にも加入されていましたよね?

谷井:関西経済同友会については約3年前からRIZING! に加入しているようなベンチャー企業と財界の関係者を繋げていく場を作りたいとお願いをしていて、今年から協力してもらえることになったので、加入して中から企画を進めていく立場になりました。

昔で言えば松下電器やホンダ、少し最近になると楽天やソフトバンクといった、一代で大規模な成長を遂げてきた会社というのは日本に何社かあるけど、関西からそのような規模になりそうな企業はなかなか出てきていないのね。でもそういう企業が出てこないと関西全体の経済の成長低下に繋がってしまう。

財界としては関西全体の経済を盛り上げていきたいので、新しい産業分野で成長している企業経営者に対して、人材、資金、信用力、取引先といった、さらなる企業成長に必要なものを提供することで成長企業を支援する。そうやって新しい企業も財界関係者も一丸となり、関西全体の経済を盛り上げようという活動をやっています。

具体的には関西ブリッジフォーラム推進委員会として、ベンチャーの経営者と財界のトップの方々が関係を築くためのゆるやかな会合の場を用意しています。

森川:関西のベンチャーと財界を繋ぐ役割を担っているんですね。なぜその役割になろうと思ったのですか?

谷井:もともとその役割を目指していたわけではなくて、EO osaka の頃から周囲に期待されていることで成果を出していきたいという想いでずっとやってきたので、期待されたことを実行したり提案したりしていくうちに、色々な取り組みが繋がって、結果として今のポジションに至ったって感じかな。

期待されているうちが華だと思っているので、これからも関西の経済全体を盛り上げていくために色々と取り組んでいくつもりです。

森川:それだけでもめちゃくちゃ社会的意義のある活動だと思うのですが、なぜ新しい会社を立ち上げて事業を推進しようとしているのですか?

谷井:やっぱり自分の会社を伸ばしたいからかな。自分たちで築き上げた新しい事業を着実に成長させていきたい、というのが今の僕の一番の興味だからです。

森川:企画した事業を成長させるよう頑張らなければ…。次回からは谷井さんの過去の取り組みについてインタビューしていきますね!

谷井:照れるけど…了解です(笑)


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