武蔵境自動車教習所が創業したのは昭和35年。 それ以来、ずっとこの武蔵境の街にお世話になってきました。
安心して路上教習ができるのも、地域の皆さまのご理解とご協力があってこそ。 だから私たちは、「地域への恩返し」を教習所ができるかたちで、30年以上続けてきました。 今回は、あまり表に出ることのない、私たちの"もうひとつの仕事"をご紹介します。
屋台に立つのは、インストラクター。「東京車人祭」
武蔵境の名物になった、教習所のコースから打ち上がる花火。 毎年5月に開催する「東京車人祭」は、およそ1万人が来場する一大イベントです。
屋台に立つのは、教習所のスタッフ。 昼間は教習車の助手席に座っているインストラクターが、この日は焼きそばを焼き、かき氷を削り、豚汁をよそいます。しかも全品100円。
ステージでは地元の小中学校や大学の音楽・ダンス、戦隊ショー。 消防署や警察署の協力で、はしご車や白バイの乗車体験も。 夜になると、いつもお客様が練習しているコースの上空に花火が上がります。
以前は8月開催でしたが、熱中症対策のため2024年から5月に変更しました。 「来てくれる人の安全を最優先に」という判断も、私たちらしいと思っています。
一番歴史が長いのは、12月28日の「もちつき大会」
平成元年から続く、私たちの最も長い歴史を持つイベントです。 使うもち米は2,000キロ以上。年の瀬に、つきたての本格的なお餅を地域の皆さまに召し上がっていただきます。
「今年も来たよ」と声をかけてくださる常連の方も多く、 免許を取りに来る場所が、一年の終わりに家族で立ち寄る場所にもなっている。 教習所という枠を越えた関係が、ここにはあります。
地域の若者が主役になる「ダンスフェスティバル」
地元のダンスチームや学校のダンス部が、教習所を舞台に踊る日もあります。 主役は私たちではなく、地域の子どもたちや学生たち。 私たちは場所と機会を用意し、その挑戦を全力で応援する側に回ります。
教習でも、イベントでも、「誰かの成功体験を創る」という私たちの軸は変わりません。
楽しいだけで終わらせない。交通安全の活動
イベントと並んで力を入れているのが、交通安全の啓発です。
- シートベルト横転体験車:車ごと横転する体験を通して、シートベルトの大切さを体で理解してもらいます。都内各地のイベントに出向いています。
- キッズセーフティーパーク/シニア講習会:年に一度、教習所コースを開放して行う交通安全講習会です。
- 大学・高校での活動:近隣の学校での交通安全活動や校内講習会にも積極的に参加しています。
これから免許を取る世代にも、免許を持って長い世代にも、事故の前に届けたいことがある。 教習所に来てくれるのを待つのではなく、こちらから出かけていく。それが私たちのスタンスです。
売上は全額、寄付する。「東京車人基金」
東京車人祭も、もちつき大会も、イベントでの売上金は全額を「東京車人基金」として、年末に地域の福祉団体や交通遺児基金へ寄付しています。
この取り組みは、前身の交通遺児チャリティーを含めると1994年にスタート。 2025年現在、寄付総額は5,500万円に達しました。
大きな一回ではなく、小さな積み重ねを30年以上。 「お客様の一生の思い出をつくる」というスローガンは、卒業後も地域で安全に、楽しく暮らしてもらうところまで含めての言葉だと考えています。
「地域No.1」の本当の意味
おかげさまで、武蔵境自動車教習所は27年連続でご利用者数No.1をいただいています。 この数字は、地域の皆さまがずっと選び続けてくださった結果です。
だからこそ、地域に返していく。 教習所は免許を発行する施設ではなく、地域の交通安全と、地域の楽しみを担う拠点でありたい。そう考えて、これからも活動を続けていきます。
2020年コロナ禍での無観客花火 photo by K.takeshi
「この会社があってよかった」と言われる会社
世界をまたにかけるグローバル企業で働くのも、きっと素晴らしいことです。 でも、私たちが目指しているのは、少し違う場所です。
もちつき大会で「今年も来たよ」と笑ってくれるおばあちゃん。 花火を見上げて「来年も来たい」と言ってくれる子どもたち。 横転体験のあと、「絶対シートベルト締める」と真剣な顔で約束してくれた小学生。
顔の見える誰かに、「この会社があってよかった」と言ってもらえること。 それは、数字や規模では測れない、けれど何にも代えがたい仕事の手応えです。
教習中の「できた!」を一緒に喜ぶことも、屋台で焼きそばを焼くことも、花火を見上げる1万人の笑顔を見ることも、私たちにとっては同じ仕事です。 どれも、目の前の誰かの人生を、ほんの少し良くするための仕事だから。
そんな会社も、悪くないと思いませんか。
もし少しでも心が動いたら、一度話を聞きに来てください。 武蔵境の街で、お待ちしています。