社長インタビュー
Q :どんな会社にしたい?
A :人を最も大切にしたいっていうのが始まりですね。
そこが一番大事だと思ってます。
これが伝わってないとか、
仕組み的になってなかったら
意味ないなと思っているんで、
この方がいいんじゃないとか言ってほしいわけですよ。
言っていただいて取り入れて
仕組み化して良い会社にしていきたい。
Q :どんなエンジニアを育てたい?
A :育てるというよりも、
ご自身でやりたいことをやってもらう、
好きなことをやってもらうっていうのが、
まず大事かなと。
好きこそものの上手なれなので、
嫌なことやってても楽しくもないし、
嫌なことをやりながら、こう
「自分自身成長しているわ」
っていうのがなかなか難しいと思うんですよ。
なのでやりたいことを極力やってほしいからこそ、
案件を豊富に抱えるための営業活動を日々やってる。
あとね、役職が人を育てるとも思っているので、
リーダーとかにチャレンジいただきたいなと。
それは部長職、課長職ですけど、
手を挙げたら本当にご用意できるポジションなので、
人数が増えれば増えるほど
メンバーのフォローアップっていうのは
やっぱりそういう役職の人たちが多くないと
フォローしきれないっていうのがあるので、
成長したいと思われてるのであれば、
ぜひそういうポジションも手を挙げて
チャレンジしていただきたいなと思っています。
Q :若手がどのようにしたら評価されるか
A :開発者のテスト案件入るというケースが、
やっぱり若手の最初のあるあるかなと、
どうしても通らないといけないちゃいけない道。
例えば飲食店だったらやっぱり皿洗いから始まるわけで、
このIT業界でいうと、
その皿洗いがテスターに当たるのかなと思ってます。
ただ、じゃご自身の自助努力だけで
やれっていう話でもなくて、
やっぱりそこはベテランリーダーがいるので、
そこで一緒にそのチームに入っていく。
リーダーとお客さん先に入っていくというのは、
社内的な動きもしながら、ご自身のこの希望をかなえる、
開発できる環境を整えるってのも
会社の動きとしてはできます。
Q :WEBデザインの仕事は増えないか
A :ウェブデザインの仕事ね。
大阪市場で営業の感触としては最近、
そういう案件が実は減ってきてます。
何で減ってきてるかっていうとホームページ作成って
ノーコードツールで作れちゃうんですね。
要するに、プログラミング書かなくてもできちゃうと。
こういったのが今、世間に出てきちゃってるので、
どうしてもそのウェブ系の案件というのは
減ってきているのかな。
だからといってウェブ系の案件がない訳ではないので、
営業努力もしないといけないところだと思いますし、
エンジニアさんがやりたいような案件を
引っ張ってくるのは営業を含めてやってますんで、
期待しといていただきたいなという風に思ってます。
Q :0→1の仕事がやってみたいのですが
A :0→1の仕事ってね、
今は市場にない商品サービスを
研究段階から開発していくとか、
アイデアを挙げて作っていくみたいなのが、
恐らく0→1のイメージですね。
これは莫大な研究費とそれなりの
設備投資というのが要るんですね。
大手ならできるでしょうね。
この弱小企業ができますか?
やりたいですね。やりたい!
やりたいけど、なかなかそこまでの体力がない、ただ、
段階を踏んだらできなくもないと思ってます。
ゆくゆくは自社商品・サービスってのを
作りたいと思ってるので、
組織もしっかり拡大していって、
人数も増えて資金も多くなってくれば、
内部留保が貯まってそういう研究費に充てられますし、
設備投資っていうのをできるようになるので、
ちょっと先にはなるかもしれないですけど、
自社商品とかね、サービスソリューションってのは
作っていきたいと思ってる。
Q :お客様先を決める基準について
A: お客さんによっては無理難題と言うか。
かなり会社のほうにプロジェクト本位の
無理難題を言ってくるお客さんも確かにいて、
納期重視で残業さして200H稼働超えてでも
土日出てこいとかね。実際にあると思います。
ただ、今までもう私10年ぐらい
この業界で営業してますけど、
そういうお客さんは切ってきてるんですね。
人をやっぱり大切にしてくれるところ、
そこしか残さないようにしてます。
それに反するお客さんていうのはうちとしては
お客さんにする必要はないので、
ただ新規で行ってみたら違うやんけっていうのは
もしかしたらあるかもしれません。
それは我慢してしんどいのに行って欲しいとは
まったく思ってないので、
その時はもうすぐ言ってほしいですね。
そんなんでメンタルを崩すよりかは
客先変えりゃいいやんと思うので、
そこもすぐに言っていただいてですね。
会社としてもやっぱりミスマッチが起こっている中、
無理くり行くと逆にお互いが不幸になると思うので。
トータル稼働時間が明らかに異常。
180H〜超えだすとアラートを基本的に
ウチは上げているんですね。稼働を下げてほしいと、
これが何か200Hいくとか当たり前のお客さん先って、
非常に危険だと思ってます。
Q :リモートワークは可能か?
A :フルリモートで活躍してるメンバーもいたんで、
そこは希望を極力叶えようとはしてます。
ただ、WITHコロナになってフルリモート
っていうのは、実際案件としては減っているんですね。
ちょっと併用でできないかっていう相談を
逆に会社からもさせていただきたいなと。
もしご希望があればそういった案件をとってくると、
ただそういうお客さんは多くないですね、正直。
100パー希望を叶えるとも言い難いところはあります。
Q: プライベートと仕事をうまく両立できるか?
A: 定時上がりが基本的には理想だと思ってます。
残業することがいいとは全く思ってないんで、
あまりにも稼働が高かったら
言ってほしいですし、お客さんに直接言い辛いこと、
諸条件とか条件面とか環境面っていうのは
営業経由で調整するので、
それでプライベートが充実できてませんということなら、
稼働を下げるようにとか、
ちょっと忙しいタイミングが終わったら
代休をお願いするとかできるので。
それとね。もちろんこうプライベートを
充実していただきたいですし、
家庭があって奥さんなり子どもなり、
幸せにするために働くので、
常に会社のために働く必要はないと思ってます。
Q: 会社立ち上げの経緯
A :取締役の藤井がですね。
元々、ちょっとブラックな企業で働いてて、
上長がちょっと過労死で亡くなられた。
で、その先の社長が言った一言。
「こういうことはよくあります」と、
その一言にブチギレてですね。
そういう経緯で前職を辞めて藤井が息消沈していた中で、
もうこの業界ごと辞めて広島に帰ると、
実家に帰るという話をしてきた時に、
いやいや一緒に良い会社作ろうよ、と言うような話で、
藤井を引き止めて、私が誘いました。
その藤井を慕ってきた
5名のメンバーでビジョンが始まった。
非常に悲しい思いもね、残念な思いもしてきてます。
こうしておけば良かったなとか
悔やまれる思いもいっぱいあります。
あの時できていれば良かったなと、
こういった条件にしとったら良かったなとかあります。
そういう最初の経緯もあるんですけど、
今のメンバーでね、より良くしていければ
という風に思ってますので、
是非一丸となって取り組んでほしいなと思ってます。
Q: ビジョンの目標は?
A :まずわかりやすい目標で言うと、
社員数100名を突破すると、
非常にシンプルな目標を立ててます。
人数を増やして内部留保も増やして、
事務所を移転して、WEB系でも、
AI事業部立ち上げてAI系の案件でも、
社内で請けれるようにしてですね、
ノウハウを蓄積して自社ソリューションを作って、
海外に向けて売れるような体制も整えていけばですね、
海外進出っていったところも視野に入ってくるかなと。
そうなったら、海外の支社とか作っていって、
それでなくても日本の支社、
東京だしたりとか、名古屋とか福岡とか支社出しながら
規模を拡大できていければいいなと。
そういったビジョンっていうのを掲げているので、
是非ビジョンを共有して、
この船はどこに向かってるんだっていうと
そこに向かってるというようなところですね。
ぜひ一緒に認識いただいてやっていって
いただきたいなというふうに思います。
Q :社長の経歴について
A :社会人に出てからの経緯を話すと、
元々、北新地のねバーで働いておったわけですよ。
ホールしてました。
1日16時間の週6勤務やったんですね。
日曜だけ休みだと。
まあ簡単にいっちゃうとブラックでね。
料理長がめちゃめちゃ怖かったし、
胸ぐらつかまれたりとかね。
それを経て、次は営業職に行くわけなんですけど、
神戸の会社で、入ったところもまた
ブラックだったんですね。
何て仕事運が悪いんだと思ってましてね。
当初はね1時間おきに上長から電話がきて、
「お前、今なん件や」と、「何で0やねん」と、
「帰ってくんな」と怒号が飛んでくるわけですね。
そこを経てこのIT業界に入って、
まあ厳しくも育ててくれたんで、
そのときの上司には非常に感謝してます。
それでまあ、自分自身こう営業する中で、
お客さん先、パートナーさん先の
人脈とかも広がり、
藤井との出会いもあり、
この会社を作れたと。
だから根本その人を大事にするっていうのは、
自分がされて嫌だったんで、
そうじゃない会社を作りたいっていうのが
単純な理由ですよね。