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圧倒的な交渉力によって実現する「豊富な案件」と「働きやすい現場」の秘密に迫る

労働集約でブラックな労働環境になりがちなSES。勤務地によって労働環境が大きく変わることから「勤務先ガチャ」と言われることも。過酷な現場で心身をすり減らし、仕事を続けられなくなったエンジニアも少なくありません。

そのような状況を変えるべく、エンジニアが働きやすい会社を目指して作られたのが株式会社ビジョンです。圧倒的な営業力を背景に、豊富な案件を保有しており、自分にあった勤務先を選べるなどエンジニアファーストな働き方を実現しています。

今回は代表の井手純に、エンジニアの働きやすさにこだわる理由や、今後のビジョンについて語ってもらいました。


創業者2人の原体験から生まれた、働く環境への強いこだわり

何よりもエンジニアの働きやすさを優先しているビジョン。井手が「エンジニアの働きやすい会社」にこだわる理由は、自身のこれまでのキャリアにあると言います。

「私がキャリアをスタートしたのは飲食業界。週に6日、1日16時間という長時間労働に加え、手も出されるようなブラックな環境でした。転職して次に働いた会社も、飲食業界よりはましだったものの、1時間に1回は罵声がとぶような職場で。

そんな環境から次に選んだのがIT業界です。それまでの環境と打って変わり、手を出されることもなければ契約も取りやすい。『なんて働きやすい職場なんだろう』と思いましたね。私自身がそのような経験をしてきたからこそ、自分で会社を立ち上げる時は、社員の働きやすさを一番にしようと思ったのです」

自身の体験があったからこそ、働きやすさへの強いこだわりがあるという井手。それは一緒に創業した藤井も同じだと話してくれました。

「藤井も起業前に勤めていた会社で、慕っていた上司が過労死したという過去を持っています。加えて、社長の『よくあることです』という言葉に、藤井も堪忍袋の尾が切れて会社を離れることにしたんです。

地元に帰るつもりだった彼を、私が『自分たちで働く人が幸せになる会社を作ろう』と引き止めました。前職で後輩に慕われていた彼には、後を追って会社を辞めたエンジニアたちが何人かいて。彼らを最初の社員として迎え、会社を立ち上げました」


高い営業力が実現する豊富な案件数

エンジニアの働きやすい会社とは具体的にどんな環境なのか。その問いに井手は「案件の選択肢が豊富であること」と答えました。

「案件が豊富にあるからこそ、エンジニアは自分で好きな案件を選べます。会社の都合で案件を押し付けられることは絶対にありませんし、実際に働いて合わないと思ったら、別の案件に移ってもらっても構いません。

自分に合わない現場で我慢しながら働いても、本人も疲弊してしまいますし、顧客にも迷惑をかけてしまいます。それなら自分に合った案件に移って、パフォーマンスを発揮してもらった方がいいですよね」

井手の話す理屈はその通りですが、それを実現できないからこそ、多くの企業で不幸が生まれてしまっているのも事実。なぜビジョンで豊富な案件を揃えられるのでしょうか。

「私も藤井もこの業界で10年以上のキャリアがあり、営業のノウハウもありますし、これまで築き上げた人脈もあります。また、私と藤井は互いに営業スタイルが異なり、お互いの不得手をカバーし合っているのです。

安定的に案件を獲得できる私に対し、藤井は時間をかけながら太客を一本釣り的に獲得していくスタイル。その組み合わせがあるからこそ、幅広く質の高い案件を揃えられ、エンジニアに我慢させない環境を作れているのです」


エンジニアに我慢をさせない。取引先は、休日や残業時間もしっかり管理できる会社のみ

ビジョンのすごいところは、単に案件が多いだけではありません。案件の質が高いこともエンジニアの働きやすさに繋がると井手は続けます。

「案件が多くても、働きにくい勤務先ばかりでは意味がありません。私たちは大手のメーカーと直接取り引きしている会社ともいい関係を築いているため、上流工程の案件なども任せてもらっています。

その会社の案件だけでも10名ものエンジニアが稼働しているので、新しく入ったエンジニアも先輩に色々と教えてもらうこともできます。そのため、客先常駐であっても教育はしっかりできていると自負しています」

現在は社内請負案件と客先常駐案件があるビジョン。客先常駐と聞いて不安になるのは、長時間の残業や休日出勤など、クライアントからの理不尽な要求ですが、井手は絶対にそのような要求を受け付けないといいます。

「客先常駐だからといって、理不尽な要求を通すことは絶対にありません。残業も0ではありませんが、月の稼働が180時間を超えないよう約束しており、休日出勤があった場合は納期後に振替休日を必ずもらっています。

その約束を守ってもらえない顧客と無理に付き合う必要はありませんし、実際にこれまでも何社かと取引をクローズしてきました。取引相手を精査してきたからこそ、今は働きやすい環境の案件ばかりです」

エンジニアが我慢することがないよう、声を拾い上げる仕組みづくりもしていると井手は話してくれました。

「社内ではLINE WORKSを使ってやり取りをしており、月報では現場の人間関係や仕事に対する要望など細かく共有できるようになっています。要望さえ挙げてもらえば、すぐに他の現場に移ることもできるので、エンジニアには我慢することなく仕事に集中できるようにしています」


自社サービス、上場。代表が見据える目標と戦略

会社を立ち上げて約2年。組織も30名程度に拡大し、システム開発支援事業も軌道に乗ってきたころです。今後の展望について聞くと、井手は次のように語ってくれました。

「システム開発支援事業も続けながら、自社で予約管理システムを創っていく予定です。これまで企業の予約管理システムや顧客管理システムといった基幹系システムを作る案件が多かったので、そこで培ったノウハウを使って自分たちのサービスを作っていきます。

自分で作ったものを自分たちで売っていく。新しいやりがいを作ることで、よりエンジニアの働きやすい環境を作っていきたいですね」

新規事業として予約管理システムを選んだのは、単に開発ノウハウがあるからだけではなく、井手の緻密な戦略がありました。

「今でも予約管理システムを導入していない飲食店や美容室は少なくありません。その大きな理由が導入費用と、本当に使いこなせるかという不安です。

そこで私たちが考えているのが、極力シンプルなデザインのシステムを無料で提供すること。私たちの技術力があれば、簡単なシステムなら開発に一ヶ月もかかりません。まずはそれを多くの企業に導入してもらい使ってもらいます。

それ自体が実績になりますし、シンプルな機能を使いこなせるようになると、今度は会社に合わせたカスタマイズをしたくなります。そのカスタマイズ開発でマネタイズしていくのです。

これは決して数年後の夢ではなく、数ヶ月の間に本格稼働する予定です」

請負と自社サービス。その両軸を走らせることで、エンジニアのキャリアにも幅を利かせられるといいます。

「たとえば新しい社員が入ってきたら、まずは自社サービスの開発でスキルを磨いてもらい、一人前に育ったら客先で開発をしてもらう。客先で得た知見やスキルを、今度は自社サービスの開発に還元してもらう、といった循環を作っていけるといいですね」

なぜ、積極的に事業を展開していくのか。その先には井手の大きな目標がありました。

「数年後には上場を視野に入れています。そのためには、今の組織を100人以上に拡大しなければなりませんし、経営も見られるような幹部候補のエンジニアも採用しなければなりません。

今は私と藤井で経営を見ていますが、今後は開発視点で経営に携わる役員を迎えるのが目標です」


一緒に「エンジニアが働きやすい会社」を作っていきたい仲間を募集

現在、積極的にエンジニア採用を進めているビジョン。どんなエンジニアを採用していくのか、井手は次のように語りました。

「成長意欲のある方なら、どんな志向性でも構いません。欲を言えば若いメンバーを育て、引っ張っていけるようなエンジニアだと嬉しいですが、一人で自分のスキルを磨きたいと思っている方も大歓迎です。

それぞれのエンジニアが働きやすい環境を作るのが私たちの仕事なので『こんな案件がしたい』『こういうふうに運用した方がいい』と意見をたくさん言ってもらえると嬉しいですね。自分たちが働きやすい会社を自分たちで作っていく。そういう思いを持ってジョインしてほしいと思っています。」

幅広いエンジニアを求めている一方で、特にニーズが強いのは幹部候補。その背景についても聞いてみました。

「今も高い技術力を持っているエンジニアはいるのですが、経営に興味のある方はいません。今後、本格的に上場を目指していくのであれば、エンジニアの視点から経営を考えていく必要があるので、できるだけ早く採用したいと思っています。

やる気とスキルがある方なら、重要なポジションを任せたいと思っていますし、責任に見合う条件も用意しているつもりです。上場に向けて一緒に戦ってくれる方がいたら、ぜひ一度話を聞きに来てもらえると嬉しいですね。

もちろん、経営に興味がなくとも働きやすい環境や成長できる環境を求めている方は、ぜひ気軽にコンタクトしてください」

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