What we do
▍すべての人々に安全で質の高い治療を届ける
株式会社Jmeesは、2019年10月に国立がん研究センター東病院発の認定ベンチャーとして設立されたMedTechスタートアップです。 AI技術を駆使して外科手術の安全性を飛躍的に高めることで、「すべての人々に安全で質の高い治療を届ける」というミッションの実現を目指しています。
▍手術室の「見えないリスク」に光をあてる
私たちの主力製品は、内視鏡手術支援AIプログラム「SurVis-Hys(サービス・ヒス)」です。 例えば、婦人科の腹腔鏡手術では、尿管や膀胱といった重要臓器を誤って傷つけてしまうリスクが常に存在します。SurVis-Hysは、手術中のカメラ映像をAIが解析し、それらの臓器候補をモニター上に色付けして表示することで、外科医の認識をサポートします。
この画期的な技術は、2024年8月に厚生労働省から医療機器としての製造販売承認を取得しました。 これは、私たちの技術が公的にその安全性と有効性を認められたことを意味し、まさにこれから本格的な普及を目指すフェーズにあります。
▍世界トップレベルの技術力と、信頼の臨床基盤
私たちのAI技術は、医用画像分野のトップ国際会議MICCAIが主催する画像認識コンペティションにおいて、2024年と2025年の2年連続で世界1位を獲得しました。この精度追求で培ったアルゴリズム設計・実装力に、大規模・高品質な手術動画データベースを活用できる臨床基盤を組み合わせ、実臨床に即した検証と改善を継続し、プロダクトの品質を磨き続けています。
▍医療現場の負担を軽減する新たな挑戦
私たちは手術室だけでなく、より広い医療現場の課題解決にも取り組んでいます。大腸内視鏡検査の前に、患者さん自身が排便の状態をスマホで撮影し、AIが腸管洗浄の状態を判定するアプリ「ナースコープ」もその一つです。 これにより、患者さんの不安と看護師の業務負担を軽減することを目指しています。
私たちは、一つの技術に留まることなく、AIプラットフォーム「SurVis™︎シリーズ」として、婦人科から他の外科領域へと技術を展開し、外科医療全体の進化に貢献していきます。
Why we do
代表の松崎
MissionとVision
情報革命で、外科の常識を創り変える。
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どれほど熟練した外科医であっても、手術には常に「不確実性」が伴います。長時間にわたる手術による集中力の低下、予期せぬ出血、あるいは患者さん固有の解剖学的な特徴。様々な要因が重なり、本来傷つけてはならない臓器を損傷してしまう事故は、残念ながらゼロにはなっていません。
この「万が一」を、テクノロジーの力で限りなくゼロに近づけたい。その想いが、私たちの原点です。
当社は、生命の最前線である国立がん研究センター東病院で生まれました。創業者は、AI技術を深く理解するエンジニアと、手術室のリアルな課題を知り尽くした外科医です。 異なる分野のプロフェッショナルがそれぞれの知見を持ち寄り、議論を重ねる中で、私たちの進むべき道は明確になりました。
それは、AIが人間に取って代わるのではなく、AIが人間の能力を最大限に拡張する未来です。
私たちのAIは、いわば「第二の目」として外科医の認知をサポートします。豊富な臨床データから学習したAIが客観的な情報を提供し、医師はそれをもとにより確信を持って判断を下すことができる。これにより、経験の浅い若手の医師でも、熟練医のような水準で安全な手術を行える可能性が広がります。
AIによる支援が当たり前になった手術室。
誰もが、どこに住んでいても、安心して最高水準の外科治療を受けられる社会。
それが、私たちが「情報革命」によって実現したい未来の姿です。
How we do
▍医師とエンジニアが、対等に議論する文化
当社の最大の強みは、医療と工学、異なる分野の専門家が互いを尊重し、日々活発に議論を交わす文化にあります。 CEOはエンジニア、COOは外科医という創業背景が、この文化を象徴しています。 会議では職種や役職に関係なく、誰もがフラットな立場で「より良い製品を創る」という共通の目的に向かって率直な意見をぶつけ合います。
机上の空論で終わらせないために、エンジニアが必要に応じて実際の手術に立ち会う機会もあります。 現場のリアルな課題を肌で感じることが、本当に「使える」医療機器開発に繋がると信じています。
▍少数精鋭のプロフェッショナル集団
メンバーは現在23名。 一人ひとりが自分の専門分野に高いプロ意識を持つ、少数精鋭のチームです。組織は非常にフラットで、個々のメンバーが持つ裁量が大きいのが特徴です。 自分のアイデアや意見が、経営層に直接届き、スピーディーに事業戦略に反映されていく。そんなダイナミズムを日々感じながら働くことができます。
▍柔軟性と生産性を両立する働き方
最高のパフォーマンスを発揮できるよう、柔軟な働き方をサポートしています。オフィスへの出社と在宅勤務を組み合わせたハイブリッドワークが可能で、フレックスタイム制も導入しています。 これにより、個々のライフスタイルに合わせて、仕事とプライベートのバランスを取りながら働くことが可能です。
また、私たちは常に生産性の向上を追求しています。AIコーディングツールなどの最新ツールの利用料金は会社が負担し、メンバーがより本質的な業務に集中できる環境を積極的に整えています。
▍ミッションに共感し、共に成長する仲間
私たちのチームに共通しているのは、「自分たちの仕事で医療を良くしたい」という強い想いです。このミッションに共感し、自らの専門性を活かして社会に貢献したいと考える、情熱を持ったメンバーが集まっています。