皆さんこんにちは!株式会社大阪機器工作所(以下、大阪機器)の広報担当の青木です!
これまでのインタビューシリーズでは、動画制作やロゴ制作、新社屋建設について、主に社長の視点からお届けしてきました。
こうした大阪機器の変化を語るうえで、実は欠かせないもう一つの視点があります。
入社15年目で、係長を務める杉森さんは、社員の立場から、アニメーションとロゴの両方の制作に関わってきました。
今回は「社長インタビューのアフターストーリー」として、現場目線のリアルをお聞きしました。
入社15年目の「現場の目」としてリアルを伝える役割
青木:本日はよろしくお願いいたします!
杉森係長:よろしくお願いします。
青木:早速ですが、杉森さんはアニメーションとロゴ、両方の制作に関わったと伺いました。どういった経緯で参加することになったんですか?
杉森係長:社長や副社長だけでなく、現場からの視点も入れたいということで声をかけてもらいました。
私ともう1人、現場のスタッフにも入ってもらって一緒に参加しました。
青木:現場の視点として参加したんですね。
杉森係長:はい、入社15年目で係長を務めていることや、業務全体をある程度把握していることから、声をかけてもらったのだと思います。
現場だからこそ気づけた、アニメーション初稿の違和感
青木:まずはアニメーション制作について伺います。
社長とのインタビューの際に、最初に届いたアニメーション案には、実際の業務と異なる部分があり、調整が大変だったとお聞きしていたんですが、杉森係長はどう感じましたか?
杉森係長:確かに、確認してみたら違和感が多かったですね。
たとえばトラックと乗用車の大きさの対比がおかしい、うちで扱っている部品と形や順番が違うなど、ヒアリングで説明したつもりでも、専門的な部分までは十分に伝わっていなかったんだなと、伝える難しさを感じました。
青木:事前のヒアリングも行っていたのに…という業務の「伝わりづらさ」を感じたんですね。一番大きかった指摘はどんなものでしたか?
杉森係長:工場内でトラックのタイヤを外している場面ですね。
実はこの工程、うちの作業工程にはないんです。タイヤを外すのはディーラーさんや町の整備工場さんがやる作業なので、まるでその業務をやっているようなアニメーションになっている部分は誤解が生まれるかもしれないと感じました。
青木:それに気づいて、どう対応したんですか?
杉森係長:見てくれる人に「全部やってくれるんだ」って誤解されるのは困りますし、技術的な部分は、正確に修正をお願いしなければならないと感じました。まずメールで内容を共有し、その後の打ち合わせで改めて説明するというやり取りを2度行い、完成に至りました。
ナレーションの文言も神戸営業所の社員に聞きながら修正しましたね。
青木:神戸営業所の社員さんとも連携していたんですね。実際には行っていない工程を見つけ、修正につなげられたのは、杉森係長をはじめ、現場で働く皆さんだからこそですね。
元ゲームセンター店員が語る、アニメーションの分かりやすさ
青木:完成したアニメーションを見てどう感じましたか?
杉森係長:正直、「すごく分かりやすい」と思いました。これなら知らない人でも分かりやすいんじゃないかって。私自身も全然畑違いの業界から入っているので、過去にこれがあったら分かりやすかったなと感じてます。
青木:そうでしたね!杉森係長は元々別の業種から、今の仕事に就いたと伺っています。
杉森係長:もともと私はゲームセンターの店員をやってました。普通車すら触ったことがなく、大阪機器には知り合いの紹介で入ったんですが、当初は業務内容なども完全に把握して入社したわけではなかったので、いざ入社したら工程が意外と複雑で大変だった記憶があります。何のイメージもないところからのスタートだったなと改めて感じてます。
青木:そういう経験があるからこそ、アニメーションの価値がよく分かるんじゃないですか?
杉森係長:そうですね。あの頃の自分がこのアニメーションを見たら、業務の流れや工程がよりイメージできると思います。
アニメーションの良さは、文章だけでは伝わりにくい部分を視覚的に補ってくれることですね。
他の社員にも見てもらったんですが、「分かりやすい」と好評でした。「動画を見ました」と言ってもらえれば、その後の説明もしやすいですし、コミュニケーションが取りやすくなるのもいいなと感じています。
ロゴ制作という未知の世界から、会社の解像度を高める
青木:次にロゴ制作について質問させてください。
ロゴ制作はアニメーションとはまた違う難しさがあったと思いますが、実際はどうでしたか?
杉森係長:正直、どういう感覚で入っていいか分からなかったですね。
うちは社訓やMVVを前面に出すというより、みんながそれぞれの考えを持って自由に働いている会社なので。
「会社を象徴するロゴって言われても全然イメージがつかないな」っていうのが当初の感覚でした。
青木:会社の成り立ちや社名の由来を聞いてどう感じましたか?
杉森係長:打ち合わせの中で会社のストーリーを初めて詳しく聞きました。
『機器工作所』という会社に間借りした縁から名前をもらったと聞いて、時代の流れみたいなものを感じましたね。
色は全社員の多数決で——みんなで作り上げたロゴ
青木:ロゴの形や色が決まっていくプロセスはどんな感じでしたか?
杉森係長:ロゴの形は主要メンバーで、色は社員全員で決めました。
青木:ロゴの形を決める過程は難航しましたか?
杉森係長:正直、何度もデザイン案は変わりました。
最初は「機器」をアルファベットで表記した「KIKI」のデザインがいい、という方向性で色の調整まで進みましたが、色味で悩んで一旦保留に。
次に、大阪機器工作所の頭文字を取った『OKK』のデザインを改めて検討して、また悩むなど、少人数の話し合いの中でも案が二転三転しましたね。
形については制作メンバーで方向性をまとめ、色は社員全員で選ぼうということになりました。
青木:色を社員全員で決める、というのはどういう方法で進めたんですか?
杉森係長:大阪と神戸の2拠点で働く社員全員に、「濃い青」か「薄い青」かの二択で聞いたんです。
結果、薄い青を選んだのは僕と社長と副社長と神戸社員1名だけで、あとは全員濃い青(笑)。僕らが選んだのと逆になってしまいました。
青木:でも全員が参加できたのはよかったですね。
杉森係長:そうですね。この時代の大阪機器のみんなで作り上げた感覚があるのが嬉しいです。
社長もせっかく作ったから名刺も作り直すと言ってましたし、新しい建物の看板にも付けるとのことで、自分たちが決めたロゴが目に入る瞬間が増えるのもいいですね。
「循環」するロゴと、これからの大阪機器
青木:改めて、『OKK』というロゴに込められた意味を教えてもらえますか?
杉森係長:うちの仕事を簡単に説明すると、トラックやバスから部品を外して持ち帰って、分解・洗浄・組み立て・テストをして、また使える状態に戻す——いわゆるリサイクルをしているんです。
その循環の流れをロゴの『O』の文字で表しています。
次に『KK』は人と人が支え合うイメージ。
個々で力をつけて、何かあった時にみんなで支え合えるようにという想いが込められています。
青木:制作を通じて、会社にどう変わっていってほしいですか?
杉森係長:動画を見て新しい仲間が入ってきて、僕らの知識を吸収して、また次の世代につないでいってくれたら一番ですね。
今は本当に働きやすくなっていると思うので、仕事に少しでも興味を持ってくれた方はぜひ応募いただけたら嬉しいです。
ロゴ制作に関わったことで、会社が社員に伝えたい想いを改めて知りましたし、どんな会社のロゴにも意味があるんだなって、他の会社のロゴも見るようになりました。
終わりに
「まさか自分が、アニメーションやロゴ制作に関わることになるとは」
そう笑う杉森係長の現場目線が、2つの制作物にリアリティを与えていました。
会社の成り立ちを改めて知ることは、ロゴに込められた「循環」と「支え合い」の意味を深く理解するきっかけにもなりました。
2つの制作物には、現場の知識を次の世代へつなぎ、社員みんなで会社をつくっていこうとする大阪機器の姿勢が表れていますね。