『ICF Business Acceleration Program2021』にて、救急医療情報サービスSmart119が、オーディエンス賞を獲得!
千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、未来創造イニシアティブ(運営:株式会社三菱総合研究所)のアクセラレーションプログラム「ICF Business Acceleration Program 2021」において、同社の「救急医療情報サービス『Smart119』」(特許第6875734号)が、オーディエンス賞を受賞したことを報告します。
(カバー写真:表彰式にて、トロフィーを手にする当社代表・中田孝明(右))
株式会社三菱総合研究所が運営する、未来共創イニシアティブ(Initiative for Co-creating the Future、以下 ICF)は、「社会課題の解決策をマルチステークホルダーによるオープンイノベーションで共創・社会実装し、コレクティブインパクトを創出する」を目的に、企業・団体540の会員を有する共創活動団体です。
私たちは、ICF主催アクセラレーションプログラム「ICF Business Acceleration Program 2021」のウェルネス部門へ「救急医療情報サービス『Smart119』」でエントリーし、2021年10月にファイナリストに選出されました。12月10日に最終審査会が開催され、「未来型救急情報サービスSmart119による救急搬送の効率化の提案」についてプレゼンテーションを行い、オンライン視聴者投票で第1位に選ばれ「オーディエンス賞」を受賞しました。
「救急搬入困難者」(いわゆる「救急のたらい回し」)は、解決すべき社会課題です。私たちは、急性期医療に不可欠である「適切な病院の選択」「早急な搬入」「搬入後の迅速で正確な対処治療」を支援するシステムとして、「救急医療情報サービス『Smart119』」を救急・医療現場から開発しました。暮らしの中の課題に対する有望な解決策であり、地域医療の強化に繋がることに、多くの方々から評価をいただきました。
この度の「オーディエンス賞」受賞は、当社の経営理念「安心できる未来医療を創造する」を具体化し、社会実装した実績、そして将来性が評価された成果です。また、医療にある社会課題の解決へ取り組む、私たちの事業に共感を得た結果であると考えています。
今後も、ICFのオープン/マルチステークホルダー・ネットワーク基盤および三菱総合研究所との共創から、次世代に備えた戦略を持ち、開発力と事業力を高めます。
<短期目標(〜2年)>
- 消防シェア2%
- 一部地域でのサービス導入
- 20自治体での実証実験
- 10消防での正式導入
- 導入効果の見える化と認知向上
<中期目標(3〜5年)>
- 消防シェア10%
- サービス導入地域の拡大
- 導入先での救急業務の改善
- 救急搬入時間の短縮10分(現状は39分)
- 作業労務の軽減3割
<長期目標(6〜10年)>
- 消防シェア40%
- サービス全国展開+海外展開
- 新たに、AI/ロボット利用による救急搬送業務自動化を推進し、さらなる作業労務の軽減
安心と信頼ある医療を、生活者へ届けることを目指し、私たちは取り組んでいきます。